長江俊和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ東京の、授業ではあまり触れられない歴史や伝承に関する蘊蓄が知れるだけで純粋にもう満足なのに、それが怨念として現代の生活に影響を与え続けている構成が緻密に編み込まれていてめちゃくちゃ面白かった。相当好きな部類の本だった。
生活に身近なところはイメージしやすいし、あまり行かない区はここで登場するスポットに俄然興味が湧いてくる。
港区の女と江東区の女で結構驚く展開が続いてええやんええやんだったのに、最後に作品全体として驚かせてくれたから嬉しかった。
お台場に「お」がつくのはなぜだか知ってる?
ってやつは日常会話で使わせてもらおうと思う。
先輩が成仏することはできるのか。楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレいきなり読んでみた。
あるライターが、奈良県の山奥にある「すくいの村」に訪れる。
インターネットでは、「人殺しもするヤバい村」という情報があるが、いざ訪れてみると、村人達は非常に温厚で、心の傷を互いに労り合っているような和やかな雰囲気。
一体この村の真の姿はどっちなのか??
改めて、長江さんは悍ましい展開を見せるのがうますぎる…
そして仕掛けが多すぎる!!
滞在記として進んでいくが、実は1番後ろから読まされているなんて…最後にまえがきがくることで、すべてがのストリーのピースがはまりました。
バラバラに殺された方のライターは、高校時代からこの村に呼ばれることが決まっていたと分かった時、もう世の