長江俊和のレビュー一覧

  • 出版禁止 死刑囚の歌(新潮文庫)

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    すごく面白かったです!
    最後の歌の解析を自分でしたのですが、上手くできず、ネットで上がっていた解説を読みました。びっくり。こんな和歌をたしなめるなんて。作家さんすごい!私は文才が全く無いので驚嘆です。
    最初はむごい事件から始まりますが、最後の和歌が解けた今、感動してます

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    2025年10月29日
  • 出版禁止 ろろるの村滞在記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    確かにプロローグのタイトルとか序盤から強調されるワードとかから「こういうギミックかな?」とちょっと予想はしてた。とはいえ、実際読み始めると普通に見当違いかぁ、と納得したんだけど、まさかまさかの最初の予想が的中。ギミックとして思いついたとしても、それを成立させるだけの構成力もそうだし、物語上の必要性とかそういう周辺のスキルのとんでもなく高くないととても書けない作品だと思う。単純に民俗学的なオカルトミステリーとしても面白いけどこれはやはりギミック小説という感じですね。ギミック小説好きとしては読んでよかった名作でした。

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    2025年10月03日
  • 掲載禁止(新潮文庫)

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    先が読めない短編集。「杜の囚人」が特に面白い、フェイクドキュメンタリーとして映像で見てみたい!表題作の「掲載禁止」は入れ子入れ子入れ子入れ子すぎておかしくなりそう。

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    2025年08月24日
  • 出版禁止 死刑囚の歌(新潮文庫)

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    これは長江俊和さんの作品の中でもトップクラスの面白さ
    過去と現在の擦り合わせ方と収束の仕方がむちゃくちゃ秀逸

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    2025年07月20日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    ミステリー好きの自分としては大変面白かった。
    伏線が多く、途中解説して下さってるのだが、回収されていない伏線が多い。
    自分の中での考察を持ちつつ、他の方の考察を見ると、なるほどと思うこともある。
    結局の真実はわからないものの、分かりたくて何度も読んでしまう名作。
    ただ、ちょっとグロい。

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    2025年06月20日
  • 東京二十三区女

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    ネタバレ

    東京の、授業ではあまり触れられない歴史や伝承に関する蘊蓄が知れるだけで純粋にもう満足なのに、それが怨念として現代の生活に影響を与え続けている構成が緻密に編み込まれていてめちゃくちゃ面白かった。相当好きな部類の本だった。

    生活に身近なところはイメージしやすいし、あまり行かない区はここで登場するスポットに俄然興味が湧いてくる。

    港区の女と江東区の女で結構驚く展開が続いてええやんええやんだったのに、最後に作品全体として驚かせてくれたから嬉しかった。

    お台場に「お」がつくのはなぜだか知ってる?
    ってやつは日常会話で使わせてもらおうと思う。

    先輩が成仏することはできるのか。楽しみ。

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    2025年06月19日
  • 出版禁止 ろろるの村滞在記(新潮文庫)

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    やられた…と声が出ました。違和感はいくつも感じていたのに騙されました。モキュメンタリーなのにもちゃんと意味があるし、文中の違和感全てに意味がありました。最後の解決編的な章では丁寧な答え合わせがあります。そことそれ以前の章を比較して、そういうことか…!と何回も膝を打ちました。ジメジメとしたジャパニーズホラー感もあり、読んでて退屈しなかったです。おすすめです!

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    2025年05月23日
  • 出版禁止 女優 真里亜

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    ネタバレ

    出版禁止シリーズ、大好き。今回も一気読み。なんとなく途中で展開は読めたんだけども、最高の唄の意味がわからん。誰か考察あげてー。
    そういやあの手記の残りを送ったの誰だ‥???
    もう一回読み直さないとわからーん。

    追記:とあるサイトで忌み歌の考察読んでおお!!!ってなったんだけども、てことはこれは普通にオカルト系と考えてOKなの…???(さらに混乱

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    2025年05月07日
  • 時空に棄てられた女 乱歩と正史の幻影奇譚

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    ネタバレ

    江戸川乱歩と横溝正史という二大作家が、本物のミステリに挑戦していくお話。まさか乱歩が横溝を見出したというのは初めて知ったなあ。知らないことばっかりだった。とある心理学の教授の奥様が殺害される。全裸で、しかも首だけがない。世間は探偵小説のせいだ!規制しろ!と強く主張する流れに乗ってしまう。そんな苦境の中、乱歩、横溝、それぞれが自分なりの方法で解決法を見つけていく。まさか巻き込まれた和真くんが…?だったのにびっくりした。でも確かに身体が痛いとか言ってたもんな…本当に彼は時空を超越できたのか。不可思議な体験をした感じ。

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    2025年04月10日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白かった。
    まず設定が好き。
    評価は星4.5だけど四捨五入で星5にしました。
    本来出版されないはずだったものを読むという設定で作り話の物語よりかは複雑なニュースを読んだ感じ。
    250ページくらいでインタビューメインで書かれるのでサクサク読める。後半は奇妙な展開になって没入感マシマシで読めた。最後は全てを明かされないまま終わるので考察の余地を楽しめる。

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    2025年04月02日
  • 掲載禁止 撮影現場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ついに読んでしまった。 長江先生の短編集となっているが、中でも「例の支店」は幽霊の存在について白熱した議論が展開されてその世界に引き込まれてしまう。その白熱した議論だが、次々のどんでん返しが繰り返されてスリルと驚きが続出するのである。そして、最後の最後に強烈などんでん返しが待っているのだ。どうやら、幽霊は存在するらしい。 「ルレの風が吹く」や「哲学的ゾンビの殺人」も面白かったが、個人的にはあまりにも「例の支店」の結末が衝撃すぎた。久しぶりにハラハラドキドキしながら読んだ作品であった。

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    2025年03月24日
  • 出版禁止 ろろるの村滞在記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いきなり読んでみた。
    あるライターが、奈良県の山奥にある「すくいの村」に訪れる。
    インターネットでは、「人殺しもするヤバい村」という情報があるが、いざ訪れてみると、村人達は非常に温厚で、心の傷を互いに労り合っているような和やかな雰囲気。
    一体この村の真の姿はどっちなのか??

    改めて、長江さんは悍ましい展開を見せるのがうますぎる…
    そして仕掛けが多すぎる!!
    滞在記として進んでいくが、実は1番後ろから読まされているなんて…最後にまえがきがくることで、すべてがのストリーのピースがはまりました。
    バラバラに殺された方のライターは、高校時代からこの村に呼ばれることが決まっていたと分かった時、もう世の

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    2025年02月03日
  • 出版禁止 死刑囚の歌(新潮文庫)

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    読んでいてわかりそうでわからない、ちょっとした違和感を感じつつスラスラ読めました。
    終盤になるにつれて違和感が解消されていくのがとても気持ちよかったですし、長江さんさすがだなと思いました。

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    2024年11月29日
  • 掲載禁止 撮影現場(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今回もミスリードにまんまと引っかかってしまいました!私のお気に入りの作品は、、、

    例の視点
    読み終わるとこのタイトルに納得します。長江さんらしい作品だなと感じました。

    カガヤワタルの恋人
    最後の章です。犯人を考察しながら読み、今回は騙されないぞと気をつけていたのですが、最後の数ページで2度感嘆の声をあげてしまいました。

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    2024年08月25日
  • 出版禁止 死刑囚の歌(新潮文庫)

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    長江俊和さんの作品が大好きで、何作か読んでいます。読み進めていくと、ここが伏線になるか?と疑いながら読むのですが、それがなかなか裏切られます。今回も楽しませてもらいました!和歌の意味も後からわかって、鳥肌ものです!!すごい!!!

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    2024年08月07日
  • 放送禁止

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    不気味な表紙をしているので、内容も陰惨で恐ろしく気味の悪いものかと思ったけど、そこまでの現実離れした話ではなかったです。
    じっとりした薄気味の悪さは残しつつも、ディレクター達の淡々としたメモに散りばめられた伏線を探すのが楽しかったです。

    謎解き初心者なので、はっきりとした答えは解らなかったものの楽しく読み終えました。

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    2024年07月11日
  • 東京二十三区女

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    ネタバレ

    面白かった。
    BOOKOFFで何気なく買ってみたが、想像以上に楽しめた。

    私個人の感想はミステリー、ホラー、両方の要素が入っている感じでしょうかね。

    途中でどの話もなんとなくつながっているなと思いきや、最後は何かの映画であった結末に似ているがそれはそれで楽しめた。

    他の方の感想で見ましたが、2があるのかな?
    探してみたいと思います。

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    2024年06月23日
  • 出版禁止 死刑囚の歌(新潮文庫)

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    ネタバレ

    とても良く練り込んだ作品という印象。
    虐待の家に一行だけでてきた『妹』にずっと違和感を持って読み進めていたが、なるほどと腑に落ちた。
    この作者の作品はどれも巧妙に組み上げられていて読み応えがあります。

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    2024年03月31日
  • 掲載禁止(新潮文庫)

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    5つの短編が収録されていて、どの作品も序盤の方で
    むむ、ここが絶対にどんでん返しポイントだな、、?
    と気づけたかと思ってもさらに、さらに、さらに覆される。
    どんでん返しホラーの入門にうってつけな作品だと感じた。

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    2024年03月25日
  • 時空に棄てられた女 乱歩と正史の幻影奇譚

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    面白かった。
    タイトルから既に長江俊和なのかも知れない。
    ICレコーダーって便利だな〜、色んな意味で。

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    2024年03月24日