長江俊和のレビュー一覧

  • 東京二十三区女

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    今から17,8年前くらいに某仕事で都内全域を走り回ってた頃を思い出しました。
    その頃は13号地や若洲などはまだまだ埋立地の
    スメルが色濃く残っていたり(ハエとかヤバかった)ゲートブリッジのゲの字もありませんでした笑
    よく知ってる場所も全然知らなかった場所も東京の歴史の深さにドキドキワクワク出来ました。
    この本と共に都内散歩したくなりますね。

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    2021年12月29日
  • 放送禁止

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    短編集。
    それぞれ本編を読んで、え?どうゆうこと??
    と思い、その後の記述「素材テープ」に謎解きヒントがある!
    謎解きが出来た時一瞬は爽快感を感じるが、そういうことか〜〜怖っ!!ってなる!

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    2021年10月24日
  • 東京二十三区女 あの女は誰?

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    小説の構造が面白いです。話の内に話が有ったり、別々の話が結びついたり、二つの話のどちらが「話の内の話」なのか、つまりどちらが架空の話なのか分からなかったり、それらが複合していたり。

    最後に謎解きせずに読者に考えさせるのも興味深いです。

    私も推測はするもののそれが合っているか自信はないです。

    今までにない新感覚の小説ですね。

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    2021年10月13日
  • 掲載禁止(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一つ一つの短編は面白いのだが、全て叙述トリックものであり、"時系列ズラし"、"首謀者は誰か"といったネタに限っては、どちらも2回ずつ使われている。
    全体としては少し単調になってしまっており、少しもったいない印象。

    個人的ベストは『原罪SHOW』。
    時系列ズラしとあまり変わらないが、KI SHOW TEN KETSUをズラすという発想は面白く、正しい順番に気づいたときの驚き、ホラーのような絶妙な怖さも良かった。

    収録順が最初だったから、というのもあるかもしれない。

    『掲載禁止』は二度目に読むと、何で気づかなかったんだろう!と思わされる巧い描写が多数あ

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    2021年07月24日
  • 放送禁止

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    短時間でサクッと手軽に読める割には、かなり面白い。にちゃんねるのオカルト板を読んでいるかのような感覚で、ページをめくる手が止まらなかった。短編それぞれにそれぞれの良さがあり、是非映像でも見てみたいと思った。

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    2021年07月03日
  • 東京二十三区女

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    文庫本が見つからなかったので
    ハードカバーで読みました。

    一言でまとめると
    5つの区にまつわるミステリー。
    区にまつわるうんちくがたくさん
    書かれているのですが
    初めて知ることばかりで勉強になりました笑

    板橋区の女を読んで
    最後の謎解きのような暗号を見た時に
    既視感を覚えて作者を確認して
    あの放送禁止の…!と一致しました。
    放送禁止、youtubeで観られますが
    心霊というより人間の恐ろしさが
    描かれている印象だったので
    板橋区の女以降は身構えて読み進めました。

    個人的には港区の女が
    一番ゾッとしたかな…


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    2021年04月20日
  • 出版禁止 死刑囚の歌(新潮文庫)

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    ネタバレ

    幼児二人を殺害し死刑囚となった男の動機、男が獄中で残した和歌に秘められた意味、22年後に遺族である両親が殺された真相…追っていく謎が明確で、前作より断然読みやすくミステリーとして魅力的だった。
    所々ん?誤植?と引っかかった箇所も最後はそういうことかと納得。
    今日香を陥れた同級生たちや鞠子のようなタチの悪い人間がいる限り、復讐の連鎖を断ち切るのは自身を補陀落渡海に閉じ込める苦しみに満ちている。茨の道だな。
    一番強く心に訴えかける和歌の隠し文を読めるのが、本書の中ではなくてネタバレサイトというのはもったいない。

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    2022年08月05日
  • 東京二十三区女 あの女は誰?

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    葛飾区の話が一番好き。
    これは実際の場所を見に行ってみたくなる話。蘊蓄が逆に気持ちいい。
    千代田区の話で急展開だけど、この後もやっぱり続くのかな。全部の区を題材にしてくれるだろうとは思うから、続きがあるのか気になる。

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    2021年02月12日
  • 東京二十三区女

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    「放送禁止」が読みたかったけど、見つからなかったのでこの作品を手にしました。オムニバス的なストーリーで東京23区の雑学要素が入っていました。
    怖さより「へえ~なるほどねぇ」感の方が強いです。
    近所の事が書かれた所は、かなりリアルに想像して読めました。上手くまとまっていて面白かったので、今は「禁止」シリーズを探している最中です。

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    2020年12月25日
  • 禁忌装置

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    長江さんのデビュー作品とのこと。荒削りの部分はあるものの、楽しむことができた作品です。古今東西、死後の世界があることを証明しようと奮闘してきたエピソードの紹介もリズムを生み効果的な使い方をしていると感じました。

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    2020年12月08日
  • 検索禁止

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    著者のライフワークを網羅した新書。
    『出版禁止』『掲載禁止』『放送禁止』等手掛けてきた著者が、各作品のヒントになった現実起こった事件や言伝えを整理してくれている便利といえば便利な書籍。

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    2020年11月25日
  • 放送禁止

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    とてもあとがきが長かったのを覚えてます。

    どのお話しも最後がちゃんと書いてないので
    気になって終わります。

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    2020年11月24日
  • 東京二十三区女

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    2020年、19冊目は、『禁止』シリーズで有名な、長江俊和の連作短編。

    ライター、原田璃々子は、大学の先輩で、民俗学講師、島野仁と、東京二十三区のいわくつきの場所を巡っている。それは、オカルト的企画の目的であるが、璃々子には、もう一つ、別の目的もあった。

    実話系怪談と、地域伝承等を膨らませたホラー・ミステリーかと思い、あまり考えずに、手に取った一冊。そこは、長江俊和。一編目の『板橋区』の絵馬に書かれた、謎の文言のトリック(ベタ過ぎるでしょ、コレ)以外は、思いの外、「アタリ」感があった。

    基本は、璃々子と島野のパートとエピソードとの、パラレル・ストーリーが一つに重なって行く造りだが、『港区

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    2020年05月28日
  • 検索禁止

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    文字通り、検索してはいけないものを取り上げた一冊。

    割とホラーテイストが強いが、知ってて損はないと感じた。

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    2019年06月17日
  • 掲載禁止(新潮文庫)

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    2019年、4冊目は、長江俊和の『禁止』シリーズの短編集。5編収録。

    今回はタイトルのみ紹介。

    原罪SHOW
    マンションサイコ
    杜の囚人
    斯くして、完全犯罪は遂行された
    掲載禁止

    ホラー・フレイバーの匙加減が異なる、叙述トリックのミステリー。

    全編、叙述トリックなので、手法が単調なのは否めないし、TVマン出身なので、小道具のビデオカメラが大事な役割を果たすのも致し方なし。ソレよりは、どぅ着地させるのか、どぅオチをつけるのか、を単純に楽しめる方向き。

    個人的好みは、アンソロジー『怪談』で既読だが、ホラーの匙加減、展開もシックリくる「原罪SHOW」が一番のお気に入り。続いてが、オチでヒネ

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    2019年02月03日
  • 掲載禁止(新潮文庫)

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    "登場人物が、最初に語られていた人物像が、ページをめくるたびに、どんどん変わってきて最後はまるっきりさかさまになったりする物語集。
    5つの短編にそれぞれの味があり楽しい。"

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    2018年11月25日
  • 検索禁止

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    ネットでの「検索してはいけない言葉」や、都市伝説、物語に隠された真実、事件、風習…様々なタブーを紹介した本。
    面白かった。中でも興味深かったのが「おじろくおばさ」こういう封印された日本の風習ってたくさんあるんだろうなぁ。自作の宣伝よりももっと他の事項を紹介してほしかった。でも「東京二十三区女」は読んでみようと思う。

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    2018年01月23日
  • 検索禁止

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    オカルト好きには堪らない内容。
    人間の「怖いもの見たさ」的な欲求を満たしてくれる、なかなか読み応えのある本。

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    2017年06月05日
  • 出版禁止 死刑囚の歌(新潮文庫)

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    和歌はたしかによくできていたが、思ったよりも「深み」がないと感じた
    トリックありきでストーリーが進むので、展開的にはあちこちで無理を感じるところがあった
    婦警さん…退職後だとしても業務上知り得たことをペラペラしゃべってはいけません

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    2025年11月24日
  • 出版禁止 女優 真里亜

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    三つのルポルタージュからある失踪した女優について理解をしていくホラーもの。
    下敷きにした話はなんとなく思い描きつつ、ある物語である普通の女性が売春をし、気が向けば相手を殺すという実際の事件を映画化することから物語は始まる。
    多分…と感じた結末がたった2行で答え合わせとなり、ああやっぱりねと最悪であるのに納得してしまう。境界を曖昧にするからこそ怖いと感じるのか、固定観念を疑おうとするから想像してしまうのか。ずっと薄ら寒いまま急な幕切れで放り出される。

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    2025年11月02日