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Posted by ブクログ
とても面白かった!
渋谷の地下に流れるダンジョンのような暗渠、交通量の多い交差点にいまも残る処刑場跡、ゴルフ場になっている東京のゴミ捨て場…。東京の土地にまつわる蘊蓄を掘り下げてホラーというよりミステリーに近い形で辿っていく。物語の構成上いろいろな道を辿るが、普段はちょっとした違和感くらいで見過ごしているところが描かれていたりして、発見の連続で興味を引かれる。
叙述トリック的に伏線が張られ読み応えがあるが、港区の女あたりは、物語自体の良さがホラーとしての構成に使われてしまったように思えて、ちょっと残念な点ではあった。
あとたしかに品川駅って、港区にあった!
Posted by ブクログ
2020年、19冊目は、『禁止』シリーズで有名な、長江俊和の連作短編。
ライター、原田璃々子は、大学の先輩で、民俗学講師、島野仁と、東京二十三区のいわくつきの場所を巡っている。それは、オカルト的企画の目的であるが、璃々子には、もう一つ、別の目的もあった。
実話系怪談と、地域伝承等を膨らませたホラー・ミステリーかと思い、あまり考えずに、手に取った一冊。そこは、長江俊和。一編目の『板橋区』の絵馬に書かれた、謎の文言のトリック(ベタ過ぎるでしょ、コレ)以外は、思いの外、「アタリ」感があった。
基本は、璃々子と島野のパートとエピソードとの、パラレル・ストーリーが一つに重なって行く造りだが、『港区』、『品川区』で揺さぶってくるトコも、イイ意味で憎い。
各区の話が独立し、連作短編の形を成している。個人的に好きなのは、実にらしい『江東区』がベスト(オチは珍しく、ちょっとイイ話)。そして、『品川区』で明かされる、大きなフックは、けっこう序盤で気付いちゃったのよね。ソレでも、あまり期待していなかった分、「思わぬアタリ」ひいた感あり。
後、十八区分も書くらしいし、もぅ一つの大きなフックは、そこでやっとたどり着けるのかな?とりあえず、現在、刊行の続編は購入済み。
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小説・文芸
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