長江俊和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
放送禁止シリーズ。8編の短編集。
どの話も最後にどんでん返しが待っていて楽しめた。
以下印象的だった作品。
「ルレの風に吹かれて」
失踪した友人を追って異国の地にやってきた男の話。
放送禁止シリーズらしい仕掛けが施された作品。こういうの好きです。
「撮影現場」
カリスマ映画監督の作品に出演することになった無名俳優の話。
映像作品にしたら面白そう。これも放送禁止らしい作品。
「この閉塞感漂う世界で起きた」
世の中に絶望し、お金持ちの家に空き巣に入った男。家を物色しているところを住民に見つかるが、なぜかその家の住人はとても親切で…?
最初と最後に出てくる「耳の大きな小型犬」というのが気になる -
Posted by ブクログ
著者の長江が、若橋呉成の「心中」について書かれたルポルタージュを紹介するような今までにない不思議な構成のミステリー。
それでいてとても読み易く、読み直さなくても済むように最後まで丁寧に書かれていた。
ただ、最後にもう一味物足りない感じがしてしまった。
でも、普通に読んだだけでは分からない何かがあったとしたら。
もしも、まだ気づけていない何かがあったとしたら。
そんな何かがあるんじゃないかと匂わせるものがありました。
平仮名で書かれた「わかはしくれなり」に特に意味はないのでしょうか?
「我、端くれ也」…?
だから…何?でも、何かがあるんじゃないかと勘ぐってしまう。