長江俊和のレビュー一覧

  • 掲載禁止 撮影現場(新潮文庫)

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    放送禁止シリーズ。8編の短編集。
    どの話も最後にどんでん返しが待っていて楽しめた。

    以下印象的だった作品。
    「ルレの風に吹かれて」
    失踪した友人を追って異国の地にやってきた男の話。
    放送禁止シリーズらしい仕掛けが施された作品。こういうの好きです。

    「撮影現場」
    カリスマ映画監督の作品に出演することになった無名俳優の話。
    映像作品にしたら面白そう。これも放送禁止らしい作品。

    「この閉塞感漂う世界で起きた」
    世の中に絶望し、お金持ちの家に空き巣に入った男。家を物色しているところを住民に見つかるが、なぜかその家の住人はとても親切で…?
    最初と最後に出てくる「耳の大きな小型犬」というのが気になる

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    2025年11月02日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    心中を題材にしていて、昔の恋愛小説の雰囲気もあるストーリーだと思った。愛してるが故の心中については全く理解できない心情であり、不気味さはあるがホラーやミステリーとして物足りなさがある。共感できる登場人物が全くいないのでどうしても没入できない。

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    2025年10月22日
  • 出版禁止 女優 真里亜

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    ◯◯禁止はどれも面白く、今回は発売当日に購入
    1周じゃ理解できない、一杯の作者隠しギミック
    これをまとめサイト見ながら答え合わするのが楽しい
    …が、まだまだまとめが上がってなく悶々とする日々

    早く答えが知りたい 教えて偉い人(と作者

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    2025年10月15日
  • 出版禁止 女優 真里亜

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    稀代の殺人犯の模倣か偶然の一致か、
    判別がつかない不可解な死の連鎖。

    伝承、呪い、狂気的で逸脱した倫理観など、
    正体不明の存在への恐怖と好奇心に煽られる。

    境界線を曖昧にすることで、不思議と不気味が
    交差した面白さ。

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    2025年09月20日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    著者の長江が、若橋呉成の「心中」について書かれたルポルタージュを紹介するような今までにない不思議な構成のミステリー。
    それでいてとても読み易く、読み直さなくても済むように最後まで丁寧に書かれていた。

    ただ、最後にもう一味物足りない感じがしてしまった。

    でも、普通に読んだだけでは分からない何かがあったとしたら。
    もしも、まだ気づけていない何かがあったとしたら。
    そんな何かがあるんじゃないかと匂わせるものがありました。


    平仮名で書かれた「わかはしくれなり」に特に意味はないのでしょうか?
    「我、端くれ也」…?
    だから…何?でも、何かがあるんじゃないかと勘ぐってしまう。

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    2025年08月13日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    有名なドキュメンタリー作家が愛人と心中をするが女性だけが生き残ってしまう。
    本当に二人は愛し合った末の心中だったのか、別の思惑があったのでは?とルポタージュ形式で物語が進むが話の先に全く興味が持てず。
    真実だろうが真実でなかろうがどちらでもいいかな・・みたいな気持ちで最後まで読んだ。
    あまり驚きもなく怖くもなく、思っていたのと違ったなぁという感想。
    自分には合わなかったようだ。

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    2025年08月13日
  • 時空に棄てられた女 乱歩と正史の幻影奇譚

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    本邦が誇る推理/怪奇小説の二大巨頭を主役に据えて奇怪な話に仕上げたのは腕の見せどころ、といったところか。物語の本筋とは別に挿入される挿話も面白い。何かあるのだろうなとは思いつつ終盤ではなるほどなぁと思わせてくれた。
    ただ、個人的に一箇所「いや流石に無理だろ」と思える箇所があった。悪くはないのだけれど、こればかりは嗜好の問題なので深く言わないでおく。

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    2025年08月13日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    個人的に感じたことなんだけど、落ち着いてて静かな印象の文章で、緊迫感のある箇所はあれど冷静になぜ?を考えながら読めた。内容もオチまでは非常に面白かった。何故彼が狂ってしまったのかが自分の中にはっきりと落とし込めない。おぞましさも怖さも良かったんだけど。これは自分で考察サイトなり解説なりを読んで補完させていただきます。

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    2025年07月25日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    出版禁止となったとある心中事件に関する記事の謎とは…

    記事の最後は「どういう事?」って形で終わったけど、その後の解説である程度理解はできた。
    最後はそういう事か…!と、まさかの展開だった。

    あまりにも色々と気になりすぎて、ネタバレ解説等見てしまいました。
    ちゃんと理解できると面白い。

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    2025年07月24日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    ネタバレ

     モキュメンタリーミステリってやっぱ良い。謎を追ってる時のリアル感がサスペンスしてます。この作者さんはそれが抜群に上手いと思います。
     「刺客の刺客」やら例の叙述トリックやらは予想できてしまったのですが、楽しく読めました。(ルポの著者と被害者の人名アナグラムはしょうもないなとは思いましたが笑)
     同じシリーズの「るろるの村」の方が僕は好きでした。

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    2025年07月18日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    ネタバレ

    続きが気になってどんどん読めた。かなり読みやすかった。途中何度かこれって実話なのか?と思った。最後の最後まで真相が散りばめられた物語だった。

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    2025年07月15日
  • 恋愛禁止

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    ネタバレ

    元彼からのしつこいストーカーで、相手を殺した木村瑞帆。犯行はばれる事なく安心した瑞帆は結婚出産し仕事に復帰。程なく事件を知る人物から連絡が来る。ストーカー気質の人を寄せ付けるタイプの女性なんだろうな。でも一番恐ろしいのは…あまり難しいことを考えず読めるので気分転換に良かった。

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    2025年07月14日
  • 出版禁止 ろろるの村滞在記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いやしの村で出てる食べ物や飲み物、怪しげな何かが入ってるんだろうなぁ。キノミヤさん、そんな崇高なこと言ってないのにみんなの心酔ぶりがすごいし、主人公もだんだんハマっていってるし。こわいこわい。

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    2025年07月08日
  • 放送禁止

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    3編の読みやすい怪奇。最後の編は面白かった。が個人的にはもう少し強めのやつが欲しかった、
    怪奇とか事故とか放送禁止となったテープはどのくらいあるのだろう。
    芸能人の不倫とか薬物とかイメージ的に放送停止になったテープの方が多そうだなーと物語とあまり関係ないことを考えながら読んでしまった。

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    2025年06月12日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    まとめサイトみて理解した。
    ヒントは全て提示されていたんだね。
    違和感を違和感として処理しないといけなかった…

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    2025年06月07日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    ネタバレ

    心霊スピ系のどんでん返しでオチないでくれ〜と願いながら読んだので好みの結末でした。
    刺客じゃない自分の中の人格(潜在意識?洗脳?多重人格?)が縦読みとかアナグラムを仕込んだとは思うけどはっきりとした答えがないのはやっぱり歯痒い。放送禁止時代からそうだったけど歯痒い。

    今回のオチ:
    心中でなくなった監督は最初から死ぬつもりがなく、愛人と心中をするという映像作品を撮っているつもりで演技していた。愛人(七緒)はそれ利用して監督を殺した。動機は暴力被害者の監督婦人を助けるため。七緒は刺客だった。
    主人公のライターは監督の親である政治家(神湯)が送り込んだ刺客。心中の真相を暴いて犯人を殺すという使命が

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    2025年06月02日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    ミステリーというより、ホラー要素が強かった感じ。
    読みやすいし、内容にも引き込まれてあっという間に読んだけど、読み終わってみたらう〜〜ん…なんかちょっとモヤモヤ。
    ルポルタージュは1/3くらい嘘というか妄想だし、この最後のどんでん返しには、前半のルポルタージュの内容はあんまり関係ないような気が…。
    かなりページ裂いてる割にこの部分て必要だった?と思ってしまった。
    どんでん返しも期待し過ぎてたみたいで、もうちょっと驚きたかったかなぁ〜

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    2025年05月15日
  • 出版禁止(新潮文庫)

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    ネタバレ

    作者が手がけた『放送禁止』を観た事があり、そこはかとない恐怖を感じたのを覚えている。
    この作品はモキュメンタリーシリーズとのことであるが、結末は二転三転するところはちょっと詰め込み過ぎた感はあるが若干の意外性と共にドキドキ感はあった。
    こういったミステリーの作りも悪くないと感じ、他の作品も読んでみようとは思う。

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    2025年05月04日
  • 出版禁止 女優 真里亜

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    モキュメンタリー。映画の主演女優が撮影開始直前に降板して失踪。その女優についてのルポタージュ3部より構成。3.1

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    2025年04月29日
  • 出版禁止 ろろるの村滞在記(新潮文庫)

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    分かったような、分からないような。
    けどたぶんわかってないんだろうな、わたし。
    なんとなくイマイチだった。

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    2025年04月27日