感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年10月08日
夜寝る前にちょっと読み進めるつもりが先が気になりすぎて今ちょうど読み終わったところで3時半だけどこれは夜中に読むもんじゃないな。。。怖かった。
ルポルタージュの中の記述から七緒さんに最後の方何が起きてしまってたのかはなんとなく予想できてたけど最後に長江さんが明らかにしてたルポの中に若橋さんが何個も...続きを読む入れていたとゆう仕掛けが最初読んだ時は全っっく気づかなかったし本当に怖すぎた。
考え抜かれた構成で続きが気になってすらすら読めるし伏線もオチも最後は綺麗に回収されてて読みおわったあとわーおって呟いちゃうような作品だった。
この出版禁止シリーズ他のも絶対読みたい!!
Posted by ブクログ 2024年04月21日
冒頭は事件があった人への配慮より自分の知りたいことを遠慮なく聞くジャーナリストの話でした。しかし、ある文章をきっかけに物語は大きく変わっていきます。
文章を読んでいて映像が瞬時にイメージできる人は覚悟をして読んだ方がいいです。
心とはなにか、、、
Posted by ブクログ 2024年04月15日
うーん、わかんない!(笑
物語の真相が詳しく語られないままEND
ヒントはたくさん出したからあとはあなたが答えを見つけるんだよ、という、まさに映像作品『放送禁止』の書籍版
ぼんやりと「若橋呉成自身が新藤七緒を殺すために送り込まれたカミュの刺客」なのかなぁ?といった予想は立つのですが、細かい部分の...続きを読むすり合わせが私には全くできません!
-あとがきにかえて-に羅列された数々の疑問点とか、若橋の遺書の最後の記名がひらがなだった事とか、それらの解を妄想はできても確信に変えられません
例えば、わかはしくれなり→我が端くれなり→私はただの末端、つまり若橋がカミュの刺客であるという示唆、的な妄想ならできるのですが、自信をもって唱えられる説でもないんですよね……
どうしても自分で解く!というこだわりも無いので、あとは他の方のネタバレ感想や、解説HPでも探して読んでみよーっと
あっ、わかんない!って事を前面に押し出した感想を書いたけど、つまらなかった訳ではないですよ、これ大事
とても面白かったです
機会があればシリーズ作品も読みたいです
追記
早速解説HPをいくつか見てきたのですが、皆さん凄いですね……
そしてやはり、こういった作品の性質上これだ!という解もない模様
それはしょうがないし、なによりこの収まりきらないモヤモヤした気持ち悪さすら楽しいです
作者の意図通りに転がされているこの感じ、好き
Posted by ブクログ 2024年03月24日
フィクションなのかノンフィクションなのか分からなくなる
結末で驚き、解説で納得
まだまだ読み取れてない部分がありそう
これは読み直したい。
心中をした男女
女だけが一命を取り留める
彼女が知る心中の真実を追う中で
彼女を愛してしまったライター
ライターが描く心中した男女の物語が
いつの間にか愛...続きを読むから狂気に変わっていく様が面白かった
Posted by ブクログ 2024年01月24日
2024.01.23
お蔵入りのルポ 心中事件 生き残った女 新進気鋭のジャーナリスト 大物政治家 刺客は誰か
作中作ならぬルポ中ルポの形。確かにどんでん返し。ただ、あのような猟奇的行動に至る理由がどうにもわからない。心中の境地?
仮名がアナグラムになっているたとは。
Posted by ブクログ 2024年01月05日
著者と同じく目を皿のようにして読み返した。一度目に読んだ時何故気付かなかったのか?と不思議に思うくらいハッキリと真相が散りばめられている。身の毛もよだつ…とはこのことか
Posted by ブクログ 2023年11月26日
途中までは結末が見えるような思いで読んでいたけれど、最後は確かに驚かされた。
わかはしくれなり、と平仮名で署名されていた違和感は、やはり、正解だった。
我は刺客なり、か。
新藤七緒が胴なし女、だとは全く気付かなかったけれど。
面白かった。
Posted by ブクログ 2023年11月20日
読み進める度に続きが気になって、すぐ読み終わってしまった。
結末がスッキリした作品が好みのため、終わりはモヤモヤしたが読み直したくなる。
私にとっては少し難しく感じることがあったが、とても好きなジャンルだった。
Posted by ブクログ 2023年09月24日
ホラーだと思ってたら、ミステリーでした。
しかも、どんでん返し系の。
最後はホラーといえば、ホラーだったかも。
七緒が魅力的なのはわかるけど、こんなにのめり込むものなんだろうか。
何でこんな結末になったのか…
恐ろしいわ!
作者がそのまま小説に出てくるパターン、結構好きです。
Posted by ブクログ 2023年08月19日
色々と言葉のマジックはあるんやけど、その前に呑まれてしまって…(−_−;)
モキュメンタリーとかいうんやな。
確かに、それは分かってはいるんやけど…
心中か?
殺人か?
って、悩んでたら、最後の種明かしみたいなのが、エグい…グロい…
そんなんカバンに入れて、散歩とか行くな!
鍋食うな!
もう!...続きを読む
謎解きとか、頭に入って来んやん!
カバンのチャックが開いて、
「どうでした?
この作品?」
って聞かれてるみたいで…
「はい…
どんでん返しもあって面白かったです…」
答えたで!
早くチャック閉めて〜m(._.)m
ゲロゲロ…
Posted by ブクログ 2023年08月13日
初めて読んだ叙述トリック作品。
グロかったけど、見事にびっくり。
こういう展開ってあるんだーと思い調べたら、叙述トリックということを学び、そういう作品を他にも見てみたいと思った最初の作品。
2023.10.01再読
この作品で叙述トリックに出会い、他の人の叙述トリックものを色々読み、改めて再...続きを読む読。
もともと読んだのが数年前だったので、細かいところはうろ覚えだったけど、結末知っててもやっぱり、すごいな、と思える作品。
グロいけど…。
Posted by ブクログ 2023年08月05日
再読しました。
ルポルタージュにてまさに本当にあった話のような
没入感で、ストーリーに引き込まれました。
伏線回収もラストの説明もよい。
逆転美人みたいな本が好きなら、こちらもオススメします。
Posted by ブクログ 2023年07月27日
【一言感想】
他人の心の中は見えないが、無理に見ようとすると相手に呑み込まれてしまう
ノンフィクション風のフィクション作品で、ルポルタージュ風の作品は読んでいて現実に起きた事件なのでは無いかと錯覚させられる
今作はいわゆる叙述トリックが踏んだんに散りばめられている作品で、最期まで読み切った後に最...続きを読む初から読むと、結末は変わらないが経過や行動を起こした動機が変わって見える
↓私見
作中で筆者が「変換ミス」であるが、これは「視覚の死角」つまり「刺客の刺客」であるとするならば、熊切を殺した"カミュの刺客"を殺すための刺客が筆者なのでは無いかと考えられる
そう考えると、筆者の犯した二つの「大きな間違い」の一つ「私の役割」とは"刺客の刺客"つまり、"カミュの刺客"と思っていた人物を殺さなくてはいけないことを、思い知らされたことだろうと思う。
(もう一つの「見当違いの推察」とは"カミュの刺客"を送りつけた人物のことであるが、これは物語上で判明している)
そうなると最後の「依頼者の願い通り責務は果たした」という言葉は、無事に"刺客の刺客"としての仕事を果たしたことを暗に示しているのでは無いかと思う
そういえば本作の中で筆者のことを"⬜︎⬜︎さん"と表しているが、これは"刺客刺客さん"のことを示しているのだろうし、筆者仮名の"若葉呉成(わかはしくれなり)"はアナグラム(並び替え)すると、"我は刺客なり(われはしかくなり)"になるのが芸が細かく驚きがある
ただ"刺客の刺客"の誤算が「いつしか私は堕ちてしまっていた」のであり、「生還することは、もはや不可能」となってしまったことなのだと思う。
これは"心中"をしたと見せかけて対象を殺し、生還しようと思っていたが自分も気付かぬうちに"狂おしい"ほどの愛情を感じてしまったことなのでは無いかと思う
相手に呑み込まれないようにするには、確固たる自分自身の考えが必要であるけれども、立場や現在の生活に苦労している環境では、相手の考えや思想に呑み込まれてしまうのでは無いか、本作を読んでそう感じた
Posted by ブクログ 2023年07月16日
有名なモキュメンタリーである「放送禁止」シリーズで有名な長江俊和氏の作品です。
徐々に不穏になっていくと思ったら終盤の急展開、そして最後に明かされる真実にゾワっとさせられた。
伏線が張り巡らされているのだけれど、自分は全然気付かなかった...
そして読後、考察サイトを見ると「こういう解釈もあるのか!...続きを読む」と驚いた。この本に限らずだけど、こういう考察を上げる人ってホントに凄いと思う(自分はもう全く気付かないので...)
他にも何冊か出ているのでそれらも読むのが楽しみです!
Posted by ブクログ 2023年06月22日
先にいやしの村滞在記を読んでいたのでイメージは把握していました!
いやー、ちょっとグロい感じでしたが楽しめました!
最後の名前がひらがなになっていることや、途中漢字を変換ミスしていることなど、ヒントを与えていただきながら読めるので、他の方の考察で私の答え合わせもできました!
Posted by ブクログ 2023年05月19日
ある事件を追った記者から届いた、一時は出版禁止になったという原稿が題材のリアルドキュメンタリー風モキュメンタリー小説。斬新な設定に取材を通して出てくる謎、そして衝撃のラスト。自分的には好みなミステリー小説でした。
Posted by ブクログ 2024年04月28日
〝人の心は見えない〟という事を、心中に絡めて物語を進めていくミステリ作品。
人の心は見えないから、どれだけ熱い愛の言葉を囁いても伝えきれない、届ききらない想いがある。
なんとかその差を埋めようと時に命までをも相手に差し出すのは究極のロマンティシズムだなと感じた。
上記の感想が持てたのが1番の収穫かな...続きを読む!
めちゃサクサク読めた!
伏線というか仕掛けが多くあるみたいで、考えられとんなーという感じ。
刺客いっぱいいすぎ〜!
Posted by ブクログ 2024年04月21日
ある心中事件の真相を追う、記者のルポタージュで全編が構成されているミステリー。
…のはずが、後半はとんでもない展開に。この結末はさすがに誰も予想できないのでは。
Posted by ブクログ 2024年03月22日
・ある男女の心中事件を取材するフリーライターは、関係者に話しを聞いていく中でこれは心中ではなく殺害されたのではないかと推測していく。心中をはかった女性は助かっており、この女性に集中的に取材していくのだが結末は思わぬ方向へと着地していく。
取材を通してこれは殺人案件か本物の心中かだけを考えていたら思わ...続きを読むぬどんでん返しが待っていたし、愛とは人によってその形はバラバラで理解できないものもあるなと感じました。
Posted by ブクログ 2024年03月08日
掲載禁止となったノンフィクションと書かれていたので本当の事件を本にしたのかと思って読んでいましたが、それ自体がフィクションでした。頭が混乱しました。
心中をメインとした話から現代っぽい事件の話への繋がっていきます。主人公はルポライターで事件の生き残りの女性に取材をするところから始まります。だん...続きを読むだんと様々なことが狂っていき、最後には想定していなかった展開へとなりました。
なかなかに理解するには複雑な内容でしたが、それなりに楽しめました。禁止シリーズがあると初めて知ったので他も読んでみたいです。
Posted by ブクログ 2024年03月03日
読後にも謎が多くて、インターネットでネタバレや考察を検索して、やっと分かった。
奥が深いというのか、中途半端というのか、私には消化不良の感が拭えない。
Posted by ブクログ 2023年12月28日
フィクションなのかノンフィクションなのかわからなくなる、
結末の予想不可、後半の部分は前の伏線を確認するために何回も戻って読み返しました笑
潔く最後まで読んでもう一度読み返した方が早かった笑
謎解きが好きな方はきっと好き
Posted by ブクログ 2023年10月30日
ずるいと思ったのはあとがき。
「最後の日記」を見つけた時、「カミュの刺客」には疑問に関しての答えが全て記されていると言いながら、個人の見解は書かないところ。
別に個人の見解で”断言”しようが個人の見解には変わらないから。
まるで唯一解があるような書き方をしてるが、そんな事はない。
解釈が分かれるのに...続きを読むこんな書き方してるはずるいぜ。
「最後の日記」はどうとでも解釈できる。
“自分も殺される予定だった。
依頼通りに仕事をしたのだが‥。”
だったり、
“女に頼まれて殺したが、愛した女を殺した故に私も後追いするほかなくなった。”
だったり。
貫井徳郎のプリズムほど突き放してはないが、真相なんて探ろうもんなら堂々巡りしちゃうので気をつけよう。
Posted by ブクログ 2023年10月16日
二重三重に仕掛けられたプロット。わからないことが投げ出されたままと感じるのか、再読、再再読を重ねて解き明かしていくか。一つ間違えれば手法に溺れてしまうところを、自然に引き込まれていく。最後のくだりは、魍魎の函やドグラマグラを連想してしまった。ちょっとしつこく感じて、読み進めるのに苦労した。
Posted by ブクログ 2023年08月20日
心中なのか、殺人なのか?でもそんなことより、最後のグロさばかりが印象に残りました。七緒は‥生活‥首都‥、やり過ぎ。どんでん返しと言えばそうだが、読み返そうとは思わない。ある意味、強烈な一作でした。
Posted by ブクログ 2023年05月06日
出版禁止って何冊もあるんかぁ、シリーズ物でした。読みたいやつと違ったァ。
面白かったけど、思ってた事件いつまで経っても出てこないまま終わって、アレ?感が、違う状態で純粋に読みたかった。
Posted by ブクログ 2023年05月04日
出版されなかったノンフィクションルポタージュを、著者長江氏が出版社から紹介され、それを出版する・・・という構成のホラー風味のミステリ小説。
ルポタージュのタイトルは「カミュの刺客」。
数年前に愛人と心中し死亡した映像作家の心中について真実を知ろうとする「若橋」なるルポライターが書いたものだ。
「心...続きを読む中」という言葉の語源から深掘りしながら、映像作家の心中の真相を知ろうとする。
結構冷静に多くの人に取材していたものの、取材対象の生き残った愛人女性(七緒)に入れ込んでしまいおかしくなる・・・。その過程が不合理に感じてしまったというか、霊的なものを理由にしないと私は納得できなかった・・・。
若橋が七緒を殺してしまった理由はなんだったのか?
七緒は生きようとしてたのだし、七緒に殺害を依頼されたというのは若橋の妄想だと思うんだけど・・・。「心中」という事象に深入りするあまり、若橋が少しずつ霊的なものに取り込まれておかしくなってしまったということなのかな。
ミステリーとしては「うーん・・・」と思うこともあったけど、ホラーと思えばそういうもんか?という気もする。
説明不能な不合理なものを霊的なものや狂気で説明するのは、ミステリーとしてはどうなんだろう。
長江氏による種明かしの最終章は、「雨穴」(ホラー作家)のドラマ(なにかがおかしい)のような構成だなーとも思った。
人間の狂気にせまるホラーという意味でも、雨穴と相通じるものを感じた。