あらすじ
著者・長江俊和が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。
感情タグBEST3
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【出版禁止】
著者が入手したいわくつきの原稿。内容は心中事件に関するものだった。その心中事件で生き残った新藤七緒の真実とは…。
怖!:( ;´꒳`;):おもしろ!∑(°口°๑)叙述トリックも巧みでその他にも文章に隠された仕掛けがあったり…続きが気になって夢中で読んじゃいました✧*。これは続編も買っちゃう。
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若橋の「遺書」最後の1行で、息を呑んだ、、
熊切に送られた刺客を追う記者、のつもりで読んでたから、まさかまさかだった!自分の考察力が低めでよかった。全然気づかなかったからまさにどんでん返しだった
わかはしくれなり=我は刺客なり
えー!!!
それを踏まえてもう一度自分が引っかかった部分を読んでみると、謎が解けていってその度に息を呑む
高橋の「視覚の死角」という謎の言葉、その後の「資格」という言葉選びでの匂わせ、自分がカミュの刺客だと気がついたであろう日の記述
この原稿の題名「カミュの刺客」も、自分のことだったのか
そして最後の「遺書」でこのルポルタージュは完結する、、私は若橋の手のひらの上だ、、!
自分の推理力・考察力の乏しさから多少の疑問は残るものの、まとまりが美しくすっきりする読後感(内容は少しむごいけど)
とても好みで、読むのが楽しい本だった
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こわーーーーーーーい!!!!!放送禁止大好きなので心の準備はしてましたし、何となくこうなるかもな〜と予想は出来ていましたが、予想の上をいく怖さ!!2度ほど天を仰ぎました。出版禁止がもう1冊控えているのですが、恐ろしくて一旦心の準備欲しい!という気持ち!周りの人には全力で勧めたいと思います。はい。
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帯のどんでん返しの文字に目を引かれて、手に取った。
読み終えた後、私なりの解釈が生まれたが、幾つもの疑問も同時に浮かんできた。ブログやネットの考察記事を読んでも、私と完全に合致している人は見当たらない。さて、どうしたものか。
以下は私の解釈。
①まず若橋は自身がカミュの刺客とは知らず、「知人の依頼」を引き受けて、そのルポの途中で気付いた。
視覚の死角と、の時点では最低でも気がついていない。そういえば、◻︎◻︎と自分を名乗っていたが、再編集する際に自分を刺客の刺客と読者に知らしめる為だったのかな。
②取材の中で七尾が刺客(=熊切敏を永津佐和子の為に殺害、熊切は作品のための心中、生還前提だったが)と知り得、その事実を依頼主に伝えた=この時点で知人(カミュの刺客)の目的は達成。おそらく、若橋に殺されなくとも、七尾は神湯堯のシンパに抹殺されるだろう。
③だがしかし、七尾のことを本気で愛してしまった若橋はカミュの刺客に抹殺される前に、真に七尾を助けたいとの思いから殺す。七尾も若橋のことを愛する。すなわち純愛。
④この時点で「生還することなど、もはや不可能」と考えていた。生還に関する解釈としては、七尾のように罪にも問われず、生き残る、とネットの考察にはあるが、私はそうは思わない。
本気で死ぬつもりだった=生還は不可能、ではないだろうか。七尾の心の中を知る為に首以外を喰った。それは若橋が狂うほど知りたい七尾の心中を知る為に。
心中に対してこだわりがあった若橋は七尾への愛とノンフィクションジャーナリストの信念のもと、文字に残した。死体と暮らし、死体へのインタビュー記事も本気で若橋には七尾が生きて話していたと感じていたはずだ。
この本の本質は「心中は現代でもあるえるのか」だと思う。作者自身、真と捉え、描き切った。七尾の最後の手紙と若橋の最後の問い。私のことを愛していますか、その答えは、「はい」なのだろう。
このような誰かを主人公とせず、複数名の視点からストーリーの全体像を明らかにしようとする構造は正解がなく、解釈が多く生まれる。だからこそ、読者の考察熱をくすぐる。
最後になるが、七尾のような、負のオーラを持った女性と深い仲になると本気で堕ちる。沼る。幸せにはなれない。
追記、しんどうななお=どうなしおんな(胴無し女)、愛する人にこのようなネーミングはいかがなものか。この本が出版される際にカミュの刺客による侮蔑と捉えると、納得はいく。
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この手の作品は考察まで読んでさらに面白くなると思っている。まったく違うのだろうが、イニシエーションラブを読んだ時に近いだろうか。
んー、⭐️5に出来ない理由を探しているが、言葉が見つからない。
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最後の方でひっくり返されて、満足してネットの考察を見てみたらさらにびっくり。「わかはしくれなり」「しんどうななお」ここにも隠されていたなんて。
なぜそのことを匂わす必要があるのかは謎。隠しておけばいいのにとも思ったけど、もう後を追うつもりだから別にいいのかな。
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現代の心中をテーマに記者が取材していくという内容で、後半取材をしていた記者が心中を図るという内容になるが、ラスト数十ページで今までの見方がガラッと変わりゾッとする内容に。ラストの一文もなんとも言えない余韻を感じ、もう一度読みたい気持ちにさせてくれる良本でした。
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この作品は「どんでん返し」という前提で読んでいくので、読書慣れしている人なら、残りのページ数で「あぁ、これはまだ真相じゃないな」などと気づいてしまう事もあるのではないかと思いました。
とはいえ、物語の終盤で明かされる真実というか、文章に張りめぐらされた伏線の数々には、とても自力ですべてに気づくなんてことは不可能なわけで。
正直にいうと、読むのは結構スラスラと進められるのだけど、では理解できていたかと言われると「うーん」なのである。
だってあれもこれも伏線でした、って言われると頭のなかが小爆発。ビッグバンはしないけど、スモールバンはしちゃうかもって感じではある。
というわけで、ネットで読んだ人たちに感想を見ていると、うん、やっぱり自分の感じたことって決してマイナーではなかったんだなとわかります。
アナグラム、ダブルミーニング、折句的なものも入っていたりして。
ただ、どれだけ伏線回収がすごかろうが、地の文がこの上なく甘美で美しいものだろうが、お話そのものが面白くなければ手に取ってはもらえない。
そういう意味では、この作品は『心中』という大きなテーマにしつつも、そこに愛し合ったはずの2人が、片方だけ生き残るというその罪の意識とか、色々と考えなければいけないことや思わず考えさせられることばかりであるのだけど、読者の興味は引きやすいよね。そして短い文章なので読みやすい。
まとめると、とにかく仕掛けがたくさん施された作品であり、文章を読み取るだけの受動的読書ではなく、自分の脳みそを使って能動的な読書ができるかどうかで
、この作品がより楽しめるのだと思う。
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ミステリと期待して読んでても全然読み応えあった。ただ帯が言い過ぎ毎回。どんでん返しってワード自体十分ネタバレだからなまじで。いい加減出版社が脳死でこのワード使って宣伝すんのやめろ
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面白かった。どんでん返しがあるのは分かってたけど、死んだのは女の人のところて、「えっ…」となった。
最初は七緒さんが魔性の女で、関わった人みんな死んだんじゃないの〜?と思ってたんだけどなあ…
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7年前に起きた心中事件。
そこで生き残った女性へのインタビューから驚愕の真相がみえてくる。
七尾はもしや死んでいる…?最初から存在しないのか…?と思ったが、出版にあたってを読み進めていくと予想もしていなかった出来事が。思わず「怖っ」と声が出てしまった。
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本を購入して読んだ。大どんでん返しという帯に期待し、伏線を確認するために何度もページを行ったり来たりしながら夢中で読み終えた。
『今出版界でひそかに話題となっている、掲載禁止になったルポルタージュ、読みたくありませんか』から事件の歯車が回りだす。原稿を書いた執筆者の足取りを追う内に、次第にのめりこんでいしまっている私。
出版業界のルールや取材方法などがリアルに描かれており、そこもみどころの一つです。
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すごい後味が悪い。あらすじとか読まないで表紙と題名だけみて面白そうだなって思って買ったから、思ってた内容とはだいぶ違った。でもすごい引き込まれたし満足度の高い読書体験だった。もうとにかく後半が思いがけない展開の連続でヤバい。とにかくヤバかった。
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Xで万バズしていて見かけた本。
テーマは「心中」
ドキュメンタリー作家(熊切敏)とその秘書(新藤七緒)の心中事件の真相を追うルポライター(若橋呉成)
心中から生還した七緒への取材を重ね、心中ではなく殺したのではという疑いとは別に美しい七緒に惹かれていく若橋。やがて半同居生活を送りながら真実に迫っていく。
心中は七緒が意図を持って殺したという真実
男は七緒を殺し2週間死体と過ごした。生首を持ち歩き、それ以外は食べた。七緒の元へ行きたいと獄中で自殺。頭文字や、殺したことを知って読むと意味が違って読めるルポでおもしろい
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最初どういうスタンスで読み続けたらいいのか戸惑った
これはフィクション?ノンフィクション?ミステリー?ラブストーリー?
幾重にも折り重なる登場人物たちの想いの真相は?真実は?
若橋と七緒が織りなす物語は前半静かにゆっくり進むが衝撃なラストとなる。
そして長江氏の登場でまた静かに幕を引く
前半と後半テイストが違って面白く読み進められた
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わかはしくれなりも誰かしらに依頼された刺客だったということでしょうか?
生還するための所業、、、ひっくり返された
深い恋情の果てにある「心中」以前は愚行だとすら感じていたそれ、作品を読み終え悔しいが憧憬の念を抱いてしまってる。
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七緒まじ可哀想すぎた。
七緒の遺書を読む限りは若橋のこと本当に愛してたように思える。だけど殺された、、
2月20日七緒が二回目の発作を起こした時、そこら辺から文章に違和感あってんー?これはここで七緒死んだのでは??ってなったけど
ほんとにそうだった、、!これはいい感覚を働かせた気がする
けど実際の真相(多分)を知るともっっっとえぐいし、鍋のとこなんかは全然気づかなかったなぁ
つまり、七緒と熊切の心中は永津佐和子の指示で七緒ははなから死ぬ気はなく生還したのも計画通り。
若橋が依頼を受けてルポを書くきっかけになった人物は、神湯側の高橋の手下で多分その時点で七緒を疑ってた可能性があって探らせた
若橋が高橋に取材しに行った時多分催眠術的なことをされた。高橋が異様な人物であるように書かれてたからその可能性がある。
若橋も実際七緒の負の魅力に取り憑かれ愛してたことは確かだけど、高橋からの無意識下の催眠効果によってカミュの刺客とさせられてたから
七緒を殺した。体を食べたり頭を運んだりしたのは本当に頭がおかしくなったからとも思えるけど、ルポの中に児戯の如きトリックを仕掛けてるあたり多分頭はしっかりしてて
自分が殺人罪にならないよう頭のおかしいふりをしていた。
けど七緒に対する愛も本物だったから結局生還することはできずに自殺した。
最後の文でカミュの刺客としては失格ってあったのは、皮肉かと思いきやマジの意味だったんだ、、ってのが考察読んでああああー!!!!って思わず叫んでしまった
そして文末の名前が若橋呉成ではなくわかはしくれなりで、アナグラムでわれはしかくなり
新藤七緒はどうなしおんな
これもびっくりすぎ。なんなんこれ
なんで最後ひらがな???とは思ったけどスルーしちゃった
叙述トリックマシマシのモキュメンタリーえぐすぎ。おもろかったけど怖かった!
七緒かわいそう、、
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ホラーというよりサスペンス。
蠱惑的な女を調査するつもりが
主人公もその魅力に堕ちていく心情を
もう少し詳細に描写して欲しかった。
特殊設定のない「富江」を小説媒体で
読んでいる気分。
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予想外の展開!なかなか読み応えがありました。このストーリーはフィクションなのかノンフィクションなのか…。読んでいるうちによく分からなくなってしまった。
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いわゆるモキュメンタリー(架空の話を実際のニュースや報道のように扱うフィクション)というジャンル。
あるジャーナリストの取材内容が、何故闇へと葬られた(出版禁止になった)のかという話が軸となる作品。
取材を続けていくうちに徐々に謎が解明されていくが、トリックも仕掛けられているミステリ。
外装はホラーのようだが中身は狂気や醜悪さが強烈で、かつ情景描写が優れているため、マトモに読むと削られるので注意。
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2015年第4回うつのみや大賞 受賞
初出は2014年、文庫化は2017年
既読の「放送禁止」は 角川ホラー文庫でしたが、
こちらのシリーズは新潮文庫のようです。
ミステリー色が濃いめのモキュメンタリーでした。
文庫本をお借りしましたが、装幀はお写真でしょうか、現物を見るとわかるのですが、一般的な上下とは逆になっています。
禁止の禁も字が裏面です。
明らかに ひっくり返しますって表明されていました。
しかし 相変わらず 何事も気にしないで読んでしまうタイプなので
いつひっくり返されたのか気づかず、正しく読めたのかどうか定かではありません。
登場人物のお名前が 突然一度平仮名で表記されていまして、登場人物名をいつもながら覚えていないものですから
それを名前と気付くことができないまま、実は正しい読み方をしてしまったという
著者も呆れる読者となっております。
ただ、なぜ文庫化から約10年を経た本作が、今年になって突然「新潮文庫の100冊」に選ばれたのか。これもまた、本作以上のミステリーでした。
私なりに考えてみると、この作品は2014年刊行。当時はまだ珍しかった、モキュメンタリーの手法のか小説の先駆けの一つだったように思います。その後、『出版許可』『掲載禁止』などへと発展し、シリーズとして現在も続いています。
「新潮文庫にも、こんなモキュメンタリーがあります。よろしければ、この機会にシリーズもどうぞ。」そんなところでしょうか
もちろん、これは私の勝手な考察です。
この作品に限っては、読後にあれこれ考察してしまうこと自体が、著者の思うつぼなのかもしれません。
Posted by ブクログ
モキュメンタリーとして始まるので最初から「さ~驚かせてくれよ~!」と期待しているわけです。
なのでその期待からすると少々退屈でした。
もう少しキツめのフックを期待してました。
が、このジャンルは発展が著しいので、2026年の今、10年以上前(初出は2014年頃?)の本作だと、単に古くて退屈に見えてしまったということかもしれません。
また、全体をまとめるセンスが好みではなかったため、シリーズ続編も出ていますが、手に取りたいとは思えないなってかんじです。
Posted by ブクログ
ルポ仕立ての書き方は面白いし、男女の三角関係な部分も面白くて良かった。逆に刺客とか謎解き風の部分が邪魔だったかな。洗脳誘導っぽいシーンはちょろっと匂わせただけ、無自覚にライターとして突っ込んでいった割に最後の方で急に刺客の自覚が生まれてるし…。とはいえ薄幸の美女の妖しさに堕ちていく過程とか心中ビデオの描写とか惹き込まれる箇所も多くて魅力的。もう少し本妻の話もあったら更に面白かったやろなあ。
(読書メーターに投稿したものと同じです)
Posted by ブクログ
なんとなくそうなっていくんだろうな、という展開は読める感じだったけど、最終的な事の真相は想像してなくてしっかり裏切られた。
日本語だからできる伏線の散りばめ方だったなぁ。
臨場感があってすいすい読めた。