あらすじ
著者・長江俊和が手にしたのは、いわくつきの原稿だった。題名は「カミュの刺客」、執筆者はライターの若橋呉成。内容は、有名なドキュメンタリー作家と心中し、生き残った新藤七緒への独占インタビューだった。死の匂いが立ちこめる山荘、心中のすべてを記録したビデオ。不倫の果ての悲劇なのか。なぜ女だけが生還したのか。息を呑む展開、恐るべきどんでん返し。異形の傑作ミステリー。
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ミステリーとしてもモキュメンタリーとしても☆5つ
普段、「何万部突破!」と宣伝されているモキュメンタリーを読んでも「ネタは面白いけど文章も構成もイマイチ」と感じることが多いが、本作は精巧で技術力を感じる傑作
すぐ読み切れるのに考察しがいがあって面白い
なにか読みたいときにおすすめ
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有名なモキュメンタリー『放送禁止』シリーズを手がけた方による小説版モキュメンタリー。
有名なドキュメンタリー監督が、不倫の末に愛人と心中自殺を行った事件から七年後。その監督の心中の理由が腑に落ちていないフリーライターによって、再度その謎に迫る内容になっている。
最後まで読んでいくと、ガラッと印象が変わる、まさにどんでん返し要素があり、サクッと読めて面白かった本である。
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自分が初めて読んだミステリー本。
どんどんどんどんでん返しというフレーズに惹かれ手に取った。中盤より少し進んだぐらいにどんでん返しではあったがどんどんどんどんでん返しほどではないなと思い少し誇張していたのだなと思っていたが、最後にどんどんどんどんどんでん返し返しをまんまとくらってしまった。衝撃で本を進める手が止まった。初めて読んだ作品というのもあるのかも知れないけれど、最後らへんは背筋がゾワっとするほど怖さの連続だった。何度も読みたくなる本で買って良かったなと思う。
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掲載禁止となった、あるルポルタージュについての小説。
そのルポルタージュの執筆者は、若橋呉成というノンフィクションライター。
ルポルタージュの内容は、ドキュメンタリー作家、熊切敏と不倫相手の進藤七緒の心中について。
大量の睡眠薬を飲み、心中を図った2人。
熊切敏は死亡したが、進藤七緒は意識を取り戻す。
なぜ2人は心中を決行したのか。
あれは本当に心中だったのか。
関係者への取材を進めるうちに、徐々に明らかになっていく真実と大きな闇。
といったあらすじ。
世間を賑わせた著名人の心中。
その心中が同意の上だったのか。
それとも事件性があったのか。
最後まで、どちらに転ぶかわからない真相。
そして、訪れる予想だにしない結末に愕然。
ミステリーでもあり、ホラーでもありました。
途中から、文章表現の違和感には気づいていました。
そして、予想していた展開で進んだと思いきや、その上をいく結末。
なかなかのグロテスクさ。
物語の全ての答えを提示された終わり方ではなかったので、考察し甲斐のある作品。
私もネットでいくつかの考察を読ませていただき、自分なりにこの物語を理解することができました。
「心中」
すごい行為だと改めて思いました。
天に背き、命を引き替えにしてまでも、人を狂おしく愛する。
40年近く生きてきて、それなりに恋愛もしてきて、傷つき、落ち込み、時には喜んできましたが、この境地には達しませんでした。
愛のために堕ちる。
人間にしかない思考ですね。
近松門左衛門が江戸時代に描いた「曽根崎心中」。当時大流行りして、心中が多発して、幕府が上映を禁止したそうです。
時代は違えど同じ日本人。
もしかしたら、私たちの心のどこかにもそんな要素が眠っているのかもしれないと、少し怖くなりました。
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読みやすかった。
本文に仕掛けがあったらしいが最後まで気付かず読み終えてしまった。解説があるので気付かなくても教えてもらえたので助かりました。
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友達に紹介されて読んだ。サスペンスというかミステリー的な結末どうなるんだろうっていうワクワクが最後まで続いて面白かったのと、物語の表現方法が新しいなと思って良かった。読み始めた当初は完読できるか少し不安もあった。なんというか、文章の一文一文が重そうというか、固い気がして。ともあれ最初の導入以降は割とペース良く次のページへと読み進められて1日で読み終えた。個人的に最近の読書で求めることとして、自分の生活とか価値観をアップデートしてくれるみたいなところがポイントとしてあるのと、結構気分が暗くなる感じもあって少し疲れた気もするので、連続してシリーズものを読むかは少し考えたいというか、しばらく期間はあけたいけど、エンタメ小説として読んで結構楽しめたのでまた読みたくなったら別のシリーズ読もうかなって感じ。
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ドキュメンタリーでありミステリーでありホラーであり。どんでん返しのどんでん返しを食らったような感じで面白かった。作中で細かい仕掛けが複数あるので答え合わせが好きな方にもおすすめ。
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出版禁止シリーズの初作品なのに未読だったので手に取った。するする読めるし時折覚える違和感も流されがちだが、終盤にかけての畳み掛けが心を躍らせるくらい素晴らしい。やはり主人公がおかしくなっていて、七緒の描写も不自然で…とは感じていたが、あとがきにおいて、「生還」にヒントがあるんだな、そういえば変換ミスがあったとか言ってたよな、などと考えると再読必至。私はこれ以上の考察はしないけど、考察にハマってしまうのも無理はない。良作。
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読み終わった後、考察を読んだほうがいい。そのくらいわかりずらかった。
恋してしまったがために生還は不可能。ジャーナリストとしてももうひとつの役割としてもこうするしかなかったのか。
でも、おたがい惹かれ合う理由が弱い気がする。
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ルポライターで書かれたミステリー。こういう書体の本はあまり読まないのだけれどスラスラと読めて面白かったです。最後の一文で全てひっくり返ったところは目を見開きました。結末を知ったうえでもう一度読み返したい作品です。
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ルポ形式なのでかなり読みやすく、一気読みしやすい。
読書時間に対して内容は濃く、満足度が高い。
特に後半の違和感が繋がっていくドキドキ感はミステリーやゾクっとする小説が好きな人は間違いなくハマる。
結局、帯にも書かれている、
「生還することなど、もはや不可能」
この真意はなんなのか、心中だったのか。
読む人によって意見が分かれそうで、考察好きな人にもオススメできる一冊。
ただ、ちょっと言葉遊びが多いのとくどい仕掛けが気になる。
なくても十分驚けるし、多用されることで逆に物語が薄く感じてしまうので、個人的には蛇足だと思う。
でも総合的にはとても良い小説でした。
読書に驚きを求める方は是非一読を。
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より評価のよい続編を先に読んでしまったが、こちらも満足。
モキュメンタリー形式で、実際の事件をもとにしていてもおかしくないリアリティがある。
相変わらず謎解きが苦手なので、他の読者の考察を読まなければ気づけなかった箇所も多々あるが、読後も考察が捗って楽しめる一冊。
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七緒まじ可哀想すぎた。
七緒の遺書を読む限りは若橋のこと本当に愛してたように思える。だけど殺された、、
2月20日七緒が二回目の発作を起こした時、そこら辺から文章に違和感あってんー?これはここで七緒死んだのでは??ってなったけど
ほんとにそうだった、、!これはいい感覚を働かせた気がする
けど実際の真相(多分)を知るともっっっとえぐいし、鍋のとこなんかは全然気づかなかったなぁ
つまり、七緒と熊切の心中は永津佐和子の指示で七緒ははなから死ぬ気はなく生還したのも計画通り。
若橋が依頼を受けてルポを書くきっかけになった人物は、神湯側の高橋の手下で多分その時点で七緒を疑ってた可能性があって探らせた
若橋が高橋に取材しに行った時多分催眠術的なことをされた。高橋が異様な人物であるように書かれてたからその可能性がある。
若橋も実際七緒の負の魅力に取り憑かれ愛してたことは確かだけど、高橋からの無意識下の催眠効果によってカミュの刺客とさせられてたから
七緒を殺した。体を食べたり頭を運んだりしたのは本当に頭がおかしくなったからとも思えるけど、ルポの中に児戯の如きトリックを仕掛けてるあたり多分頭はしっかりしてて
自分が殺人罪にならないよう頭のおかしいふりをしていた。
けど七緒に対する愛も本物だったから結局生還することはできずに自殺した。
最後の文でカミュの刺客としては失格ってあったのは、皮肉かと思いきやマジの意味だったんだ、、ってのが考察読んでああああー!!!!って思わず叫んでしまった
そして文末の名前が若橋呉成ではなくわかはしくれなりで、アナグラムでわれはしかくなり
新藤七緒はどうなしおんな
これもびっくりすぎ。なんなんこれ
なんで最後ひらがな???とは思ったけどスルーしちゃった
叙述トリックマシマシのモキュメンタリーえぐすぎ。おもろかったけど怖かった!
七緒かわいそう、、
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無遠慮なジャーナリズムの傲慢さが、ある一文を境に、底なしの狂気へと変貌を遂げる。著者の仕掛けた罠は、読者の「想像力」そのものを利用して襲いかかってきます。文章から情景をイメージしやすい人は要注意。読み進めるほどに、倫理観が削られ、自分の中の「心」がどこにあるのか分からなくなるような、恐ろしい没入感がありました。覚悟がある人だけが、この真実に触れてください。
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2015年第4回うつのみや大賞 受賞
初出は2014年、文庫化は2017年
既読の「放送禁止」は 角川ホラー文庫でしたが、
こちらのシリーズは新潮文庫のようです。
ミステリー色が濃いめのモキュメンタリーでした。
文庫本をお借りしましたが、装幀はお写真でしょうか、現物を見るとわかるのですが、一般的な上下とは逆になっています。
禁止の禁も字が裏面です。
明らかに ひっくり返しますって表明されていました。
しかし 相変わらず 何事も気にしないで読んでしまうタイプなので
いつひっくり返されたのか気づかず、正しく読めたのかどうか定かではありません。
登場人物のお名前が 突然一度平仮名で表記されていまして、登場人物名をいつもながら覚えていないものですから
それを名前と気付くことができないまま、実は正しい読み方をしてしまったという
著者も呆れる読者となっております。
ただ、なぜ文庫化から約10年を経た本作が、今年になって突然「新潮文庫の100冊」に選ばれたのか。これもまた、本作以上のミステリーでした。
私なりに考えてみると、この作品は2014年刊行。当時はまだ珍しかった、モキュメンタリーの手法のか小説の先駆けの一つだったように思います。その後、『出版許可』『掲載禁止』などへと発展し、シリーズとして現在も続いています。
「新潮文庫にも、こんなモキュメンタリーがあります。よろしければ、この機会にシリーズもどうぞ。」そんなところでしょうか
もちろん、これは私の勝手な考察です。
この作品に限っては、読後にあれこれ考察してしまうこと自体が、著者の思うつぼなのかもしれません。
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モキュメンタリーとして始まるので最初から「さ~驚かせてくれよ~!」と期待しているわけです。
なのでその期待からすると少々退屈でした。
もう少しキツめのフックを期待してました。
が、このジャンルは発展が著しいので、2026年の今、10年以上前(初出は2014年頃?)の本作だと、単に古くて退屈に見えてしまったということかもしれません。
また、全体をまとめるセンスが好みではなかったため、シリーズ続編も出ていますが、手に取りたいとは思えないなってかんじです。
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ルポ仕立ての書き方は面白いし、男女の三角関係な部分も面白くて良かった。逆に刺客とか謎解き風の部分が邪魔だったかな。洗脳誘導っぽいシーンはちょろっと匂わせただけ、無自覚にライターとして突っ込んでいった割に最後の方で急に刺客の自覚が生まれてるし…。とはいえ薄幸の美女の妖しさに堕ちていく過程とか心中ビデオの描写とか惹き込まれる箇所も多くて魅力的。もう少し本妻の話もあったら更に面白かったやろなあ。
(読書メーターに投稿したものと同じです)
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なんとなくそうなっていくんだろうな、という展開は読める感じだったけど、最終的な事の真相は想像してなくてしっかり裏切られた。
日本語だからできる伏線の散りばめ方だったなぁ。
臨場感があってすいすい読めた。
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半分くらいまで本当のルポタージュかと思ってたくらいの臨場感。
幸薄そうな人って独特の雰囲気が逆に引き込まれるのかなぁ?
読み終わった後の考察を楽しむ1冊って感じ。
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ライターがインタビューを進めていく上での心情の変化については丁寧に描写されてはいるものの、どうしても急転したように感じた。また相手がそれだけの魅力を持つ女性であることへの納得感がそこまで得られなかった点も少し引っかかった。
展開は易く読めるが、細かな仕掛けや終盤で一気に回収される伏線は面白い。
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状況が常に整理されて読みやすい印象。
あの一言で鳥肌が立ったのは私だけでしょうか…
改めて読み返す必要があるようです。
彼はきっとたどり着くことが出来たのですかね。
何を考えここまでに至ったのか、聞いてみたいところです。
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今流行りのモキュメンタリー風?
イマイチ心中の理由がわからない。(有名映画監督の時もルポライターの時も。)
女の魔性に魅せられた?
ルポライターが魔性にみせられたとはいえ、そんなに変貌するか?
よくわからん…ホラー的な怖さはある。
Posted by ブクログ
最後の方集中力に欠けてなんとなく読んでしまったが、確かに最後、え?おおおおおおお、お?おおおおお、ってのが何回か来ますww
読みやすさもあり、面白かったです。
Posted by ブクログ
そうか、これが、これがモキュメンタリー…。
一気読みしました。読みやすい文書、登場人物も少なくてスルスル読めた。
以下ネタバレ
あ、殺したな、バラしたなってのは、結構気が付く人が多いと思う。でもそれで終わらない「本当の真実の心中なんてあるのか」を軸にしたプチ開示とプチ謎残しが妙な読後感を生み出してると思う。
ドキュメンタリー監督も女優もルポライターも、結局ただの表現者でしかないのではないかっていう。
それはそうと、全く意図せず読み始めた本にガッツリ太宰治が出てきたのがちょっと楽しかった。笑
Posted by ブクログ
割と引き込まれる話で、一気読みでした。
もっと何か怖い話なのかなぁ?と思ってましたが、”心中”の真意とは何か?!に取り憑かれた猟奇殺人のミステリーでした。ちょっとしたどんでん返しでしたが、驚く様な物でもありませんでした。
まぁまぁ楽しめましたが、読後感が良い作品ではありません。イヤミスかなぁ?!
Posted by ブクログ
帯のどんどんどんでん返しに惹かれて購入。
薄いのでサクッと読める。
私は途中で気がついてしまったので、どんでん返しとはなりませんでしたが、終始不気味な雰囲気が好きでした。