長江俊和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「東京二十三区の女」の続編。
フリーライターの原田凛々子と幽霊になってしまった凛々子の先輩・島野仁が23区それぞれの心霊スポットを巡りつつ、パラレルワールドでその地を巡る別の物語を描いている。
今回の舞台は、葛飾区、江東区、千代田区など。
前作に比べ、ホラー要素も少なく、意外とすんなり読めるが、最終章である「千代田区の女」になると、あまりにも複雑過ぎて、どの話が現実なのか、よく分からなくなる。
先輩である島野の死の理由を探し求めていた凛々子だったが、ラストでどんでん返し。
そして、結局真相が分からないままで、ぞっとした気分だけが残って、ちょっと微妙…でも、これがこの作家さんの醍醐味なのだろう。