細川貂々のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
仕事のストレスでうつ病にかかったツレは、明るい前向きな人間から、暗いがんばれない人間になった。
でも、三年間の闘病生活を妻とともに乗り越え、回復したのだ。ツレの性格は以前と違うし、あきらめたこともたくさんあるけれど、ふたりは少しずつ変化を受け入れていく―。
うつ病後の日々を描く大ベストセラーの純愛コミックエッセイ第二弾。
出版後、周りの人や読者から、自分と同じ症状なので励みになったとの感想や鬱病の家族がいる人と交流出来て旦那さんは励みになったそうです。
旦那さんは闘病中に日記をつけていて、自分の考え方のクセを知り修正することで、病気の苦しみを柔らげていたそうです。
旦那さんが鬱病を乗り切る秘訣として考えた「あ」「と」「で」についての説明も納得させられ役立ちます。「あ」は焦らない、焦らせないということ。1つ焦らないようにすると無駄な焦りが、減ってくる。
「と」は、自分は人より特別仕事が出来るなどの思い込みの不摂生から発病すると、今度は自分は人一倍不幸だ、世界一駄目な奴などと考えるようになるので、普通の人だから無理して鬱病になった、平均的な経過で治っていくという心境になれば回復に近づく。「で」は、出来ることと出来ないことを見分けること。
出来ないことは無理してさせない、出来ることはきちんとさせる、すること。鬱病の人に対する駄目な対応といい対応についての説明もあり、役立ちます。
旦那さんは、闘病を通じてより自然に楽に生きられるようになり、奥さんも明るくなり愚痴を言わなくなり頼れるようになり成長していく姿も、励みになります。 -
Posted by ブクログ
スーパーサラリーマンだったツレがある日、突然「死にたい」とつぶやいた。
会社の激務とストレスで、うつ病になってしまったのだ。
明るくがんばりやだったツレが、後ろ向きのがんばれない人間になった。
もう元気だったツレは、戻ってこないの?
病気と闘う夫を愛とユーモアで支える日々を描き、大ベストセラーとなった感動の純愛コミックエッセイ。
鬱病の症状、自殺念慮や普段出来ることが出来なくなる、食欲不振、孤独に耐えられない、自分を責めたり申し訳ないと思ったり、好きな趣味が出来なくなる、テレビが見られないという症状が分かり易く描かれているし、セロトニンの原料になるトリプトファンが入っている大豆製品や卵やバナナから摂取出来る、自分にとって楽な楽しいことだけをする、ダラダラすることを覚えるなど役に立つ知識も参考になるし、作者が失敗しながら連れ添っていく姿は、鬱病の患者を持つ家族にとっても参考になる楽しいコミック・エッセイです。
鬱病になる前の旦那さんは頑固者で神経質だったし、奥さんは旦那さんに頼り過ぎで後ろ向きな考え方だったのが、旦那さんの鬱病を一緒に闘病していく中で成長していくのも、励みになりますね。
堺雅人、宮崎あおい主演で映画化されました。 -
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『ツレがうつになりまして』の細川貂々さんと対人関係療法の第一人者である水島広子先生によるコミックエッセイ。『それでいい。』に続く2冊目。
1冊目が「自分自身」を受け入れてそれでいいと認めることに書かれていた一冊だったとすると、本書は「話を聴く行為」を通じて「相手」を受け入れ、それでいいと認めるということが書かれています。
相手の話を聞いている最中、どのようなアドバイスをすればよいのかだったり、言っていることに共鳴して話し手を評価しながら話を聞いていると、聞き終えた後に精神的に疲労感が残ります。
水島先生はそれらを「雑念」として、話を聴いている際に雑念は脇に置き、話し手の評価をせず、あるがままを「聴く」ことが大事であると話しています。
これは聴くことで話し手と自分の「今、ここ」に集中する行為で、マインドフルネスなどの考えにも通じるものだと思いました。
雑念を脇に置き、話している人に集中して聴くことと「傾聴」の関係が気になりました。親戚関係というか近い関係にあると思いますが、本書の中で傾聴という言葉は使われていなかったので。
話を聞きながら雑念を脇に置くという行為は文章ではイメージが湧かなかったですが、貂々さんがワークショップに参加した際の漫画を読み、そういうことかと納得しました。
他に印象に残ったところは
・怒っている人は「困っている人」と捉え直すと、相手の怒りに引っ張られないで済む。
・人それぞれに事情があり「正しさ」を抱えている。互いの正しさを主張し合う「正しさの綱引き」をしていると険悪な関係になってしまう。綱から手を話す(=自分の正しさを手放すこと)で心を平和にすることができる。
・自分の正しさで相手を変えようとしない。相手が変わるのは「相手が変わろう」としたとき。治療者でも専門家でもない限り、「聴く」ことに徹するのが良い。
・重い話だろうと軽い話だろうと、評価をくださないで聴く。重い話を重く受け止めてしまうと、話し手が話したことを後悔してしまうことがある。予め「話を聴くことしかできないけど」と伝えるとよい。
人から話を聞かされて疲弊してしまう人、話を聞いていると口論になってしまう人にとって、心穏やかに「話を聴く」ことが分かる一冊です。 -
購入済み
良かった
知人から、これを食べると良いとか、この病院が良いとか勧めてもらうことがあるが、
それは普通に遠慮して良いんだと思えた。
善意があるだけに、本当に対処に困っていたので、ちょっとしたことかもしれないけど、この本に書かれていたので、真に受けなくていいのだと安心した。 -
購入済み
わかりやすい
うつ病を支える家族の視点で読めたのが良かった。
イラストも、エピソードも、ところどころ笑えるので気楽に読めた。
体調のよい日、悪い日がどうなるのか具体的に知ることもできた。理解できた。 -
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『ツレがうつになりまして』の作者でも知られる細川貂々さんが、精神科医であり対人関係療法の第一人者である水島広子さんとの対話の中で、非定型発達について描いているコミックエッセイ。
細川さんがご自身が感じている「生きづらさ」を語っていき、それに対して水島さんがその気持ちを解きほぐしたり、解説したりしていくという流れ。
私自身、ADHDグレーゾーンの診断を受けている。
全てではないし、細川さんほど強くは感じないが、細川さんの悩みに共感できた。
そして、水島先生の解説で「そういうことなのか!」と膝を何度も打ちながら読み進めた。
「人への興味は薄いけれど、物への興味はある」
そうなんだよね。
水島先生の解説でも取り上げられているが、うつ病や摂食障害などの二次障害の原因を掘り下げていくと、非定型発達の生きづらさやストレスであることが多いという。
「普通になりたい。でも、なれていない」と感じている人、「生きづらさ」を感じている人にぜひ読んでほしい。
もしかしたら、光が見えるきっかけになるかもしれない。 -
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あとがきの、先生の貂々さんへの言葉を読んで、
まるで自分が労われたような気持ちになり、
貂々さんは先生に会えてよかったなと思い、
私もこの本に出会えて、読めて良かったなと思ったし、水島先生の著書をもう少し読みたくなったし、
当時ツレうつが映画化されたときはあまり興味持てなかったが、今だからこそ観てみたく、読んでみたくなった。
最初のこれが読むのにいちばん時間がかかった分、読み終わった後に涙さえ出るのは、自分も「それでいい」に救われているのかもしれない。
それでいいシリーズ読破したけど、読みやすいし、先生のコラムも読み応えあるし、折に触れて読みたいと思う。
朝からいい読書できた。 -
購入済み
自分のメンテナンスのために
タイトルどおり、自身のケア、メンテナンスのためのコツや思考が詰まった本。
行き場のない思いや、日常や仕事で受けた何気ない言葉の影響、傷とどのように向き合えば良いか。
その対処法は何かがわかり、とても実用的。ふとした瞬間に読み直すと新たな発見もある。良書