あらすじ
仕事のストレスでうつ病にかかったツレは、明るい前向きな人間から、暗いがんばれない人間になった。でも、三年間の闘病生活を妻とともに乗り越え、回復したのだ。ツレの性格は以前と違うし、あきらめたこともたくさんあるけれど、ふたりは少しずつ変化を受け入れていく?。うつ病後の日々を描く大ベストセラーの純愛コミックエッセイ第二弾。
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うつじゃないじゃん、もう治ったよね? 薬よりこの食べ物だ!
そんなことばかり言われて、私も参りましたよ。
うつ周囲の人のあるあるなんですかね。
それ、言われる方は辛いんです。
この本を読んで、そういう人って、やっぱりうつ周囲のあるあるなんだなあ、と思いました。
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宅配便屋さんのくだり、泣ける・・・!
些細なことでも人を救ったりすることがあるんだなぁって。
「疲れてるだけだよ、休めば大丈夫」この言葉ステキだなぁ。がんばれ!っていうのでもなく。
以下はお気に入りの文引用です。
「すごく楽しそうに電話に出てくれたんで、ボクもうれしくなっちゃった 明るい宅配便屋さん、ありがとう!!」
「エビちゃん、スゴイでしょ・・・ うん、スゴイ(ドン引きの友達)」
「相棒は「病気になったことは恥ずかしいことでもなんでもない」と言い続けてくれた。そうだ、人間は誰でも病気になるんだ。(略)病気のつらさを言葉にして他の人と共有することは、恥ずかしいことでもなんでもないのだ。」
「疲れてるだけだよ、休めば大丈夫」
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ウツを患う本人の気持ちを初めてリアルな形で知りました。やりたくてもやれない、天気が悪いと落ち込んで動けなくなる、自死願望が出る、など。外から見たら分からないけど、本人の中では生死の葛藤があること、休むことはエネルギーチャージなのだということを覚えておきたい。誰でもかかる病気だから。
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仕事のストレスでうつ病にかかったツレは、明るい前向きな人間から、暗いがんばれない人間になった。
でも、三年間の闘病生活を妻とともに乗り越え、回復したのだ。ツレの性格は以前と違うし、あきらめたこともたくさんあるけれど、ふたりは少しずつ変化を受け入れていく―。
うつ病後の日々を描く大ベストセラーの純愛コミックエッセイ第二弾。
出版後、周りの人や読者から、自分と同じ症状なので励みになったとの感想や鬱病の家族がいる人と交流出来て旦那さんは励みになったそうです。
旦那さんは闘病中に日記をつけていて、自分の考え方のクセを知り修正することで、病気の苦しみを柔らげていたそうです。
旦那さんが鬱病を乗り切る秘訣として考えた「あ」「と」「で」についての説明も納得させられ役立ちます。「あ」は焦らない、焦らせないということ。1つ焦らないようにすると無駄な焦りが、減ってくる。
「と」は、自分は人より特別仕事が出来るなどの思い込みの不摂生から発病すると、今度は自分は人一倍不幸だ、世界一駄目な奴などと考えるようになるので、普通の人だから無理して鬱病になった、平均的な経過で治っていくという心境になれば回復に近づく。「で」は、出来ることと出来ないことを見分けること。
出来ないことは無理してさせない、出来ることはきちんとさせる、すること。鬱病の人に対する駄目な対応といい対応についての説明もあり、役立ちます。
旦那さんは、闘病を通じてより自然に楽に生きられるようになり、奥さんも明るくなり愚痴を言わなくなり頼れるようになり成長していく姿も、励みになります。
良かった
知人から、これを食べると良いとか、この病院が良いとか勧めてもらうことがあるが、
それは普通に遠慮して良いんだと思えた。
善意があるだけに、本当に対処に困っていたので、ちょっとしたことかもしれないけど、この本に書かれていたので、真に受けなくていいのだと安心した。
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幻冬舎から出版したきっかけやツレさんが今何をしているかについてかかれています。細川貂々さんの作品って本のサイズとフォントがほぼ全部一緒なんですよ。でも子育て本は朝日新聞出版から出てるし、貂々さんの自伝も小学館から出てる…なんでなんだと思っていました。ツレさんがマネジメントをしていたからなんですね。夫婦二人三脚。これからも素敵な作品を待っています。
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ツレうつが当事者ってこんな感じ。と教える教科書だとしたら、こちらのその後のツレうつは、じゃあ周りの人間はどう支援していけばいいの?と具体例が書いてある実践的教科書といえばいいかもしれない。初めからこちらを読むのではなく、うつの人はどんなことを思うのだろう?どんな生活になるのだろう?ということをツレうつで知ってから、その後のツレうつを読むと理解がかなり深まるのではないかと。相変わらずクスッと笑える、楽しい教科書でした。
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私も鬱病経験者なのですが、鬱病ってうまく付き合いながら生活するものかと思っていて、こんなに回復するものだと思っていなかったのでこの本を読んでとても驚きました。時間はかかれど元気になるものなんですね。
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身近な人がウツになった時の体験をマンガでわかりやすく描かれている。
続編は回復して行く時の話がメイン。
うつになった人自身と身近にいた人の両方の目線が描かれているところがよい。
うつ対して知らなかったことも多く参考になりました。
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【うつには『人薬』が必要だ】
「ツレ」がうつを克服して自分のやりたいことを見つけ、それを実行することができるのは、「相棒」である献身的な妻がいたからこそである。
他人をうつにしてしまうのは人、
うつを克服させてくれるのも人。
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あとで
焦らない
特別扱いしない
できることできないことを見分けりゃ
わざと言ってると思ってムカつく
わざとではんし
もっとやる気を出すように言う
励ましはあせらせるのでダメ
恵まれていると説得
理屈を言っても無理
共感してしまう
自分も落ち込んでうつ状態になってしまう
↓
病気がそうさせてるんだと認識させる
気分転換させて
いやだと言ったら無理しない
やる気がないと思ったらチャージしいぇいるよ安心する
他人と比べる ダメ
無責任な発言
本の内容を鵜呑みにする
アルコールに頼らない
相手の変化に気づかない
我慢を爆発させない
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引用のところに書こうかと思ったけど、ここで。(引用のところに書くには、改変でひっかかりそうである)
ツレのつぶやき⑤p59 にいいことが書いてある。
「あとで」の話。①焦らない・焦らせない②特別扱いしない③できること・できないことを見分けよう④あとで
これはうつ病の状態の対処としてすごく的確だと思う。
このご夫婦は素敵だけど、やっぱり恵まれているという感がぬぐえないように思えてしまう。なんとかうつ病でもやっていけるような社会的な仕組みってちょっとずつ整備していけたらいいけどな。
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ツレがうつになりましての続編。
前作だけでも充分な内容だけど、続編では、ツレの調子がよくなっていく経過が描かれていて、あぁほんとによくなるんだ、とホッとできる。
「うつ病アンテナ」が外れた時、読者も一緒に、よかった、と思うはず。
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患者さんの家族や友人から、”落ち込んでいる人にどう対処したらいいんでしょうか?”と、よく相談を受けます。その後のツレうつには、抑うつ状態やうつ病の患者さんが経験する症状に対しての対処方法がリアルに描いてあり、とても勉強になると思います。
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立て続けに本作も。再発した経過を綴ったものかと思いきや、後方視的に見た見解をまとめたものでした。当時は無我夢中で、とても考えたり見えたりできなかったあれやこれやを、振り返って纏めておく作業、大事ですよね。その役割は見事に果たされている。
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2023.10
ツレさんはうつ病を経験して人間的にすごく良く成長したんだなと思う一方、ずっとうつ病が治らない人や性格がさらにややこしくなる人もいると考えるとやっぱり怖い病気だなと思う。
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感想
医学書や教科書だけではわからないうつ病の実際。本人と支える人。二つの視点で展開される。いつ罹患するかわからない時代。心構えはしておきたい。
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障害者自立支援制度という法律があるなんて…あこれを利用すれば医療費が1割負担になるなんて知らなかった。また、医師の診断書があればカウンセラーの保険適用にもなるなんて。知れて良かった。
人混みが苦手になってしまったので、ライブは諦めるようになった。ツレと同じだ。疲れたら休む、無理はしない。これはしっかり胸に刻んでおかないと。
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1作目が闘病日記だとすれば、二作目は鬱病が治った後の後日談ですね。
1作目よりも「家族に鬱の人がいたらどのように接するのがよいか?」、闘病中の医療費の負担額が少なくなる制度などが描かれていて、病気に関して参考になる所が多かったです。
ツレは鬱になった後に会社を辞めていましたが、鬱病になったら通常は環境を極力変えない方が良いことも初めて知りました。
作者は、専門書を読んで鬱病の夫に接したりしていた訳ではなく、自己流で接していたようにみえたが、負のオーラを纏った夫に対してもどーんと構えていて感心しました。鬱病の克服には、家族の協力が必要不可欠だと感じました。
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夫がうつになった日々を描いたコミックエッセイの続編。どのようにうつに対処していったかの体験談が描かれる。うつが治りきったわけではないけれど、うまく付き合っていく方法を見つけることができたようすが描かれていて、いつか自分か自分の周りの人がうつになったときに、この本を読んだことは何かの参考になりそうに思う。
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前作「ツレがうつになりまして。』の続編。
本作も病と向き合う上で重要なのはことが分かりやすく描かれていて一気読みだった。
あ
と
で
が大切。
あ:「焦らない」
と:「特別視しない」
で:「できること・できないことを判別する」
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「ツレうつ」の続編です。
ツレうつ(前作)はツレ(夫)がうつ病を患ってしまった経緯や、患う前と後の話(比較)が多かったのが、本作は回復期とうつ病になってからの本人の変化に焦点を絞って表現されています。
「ツレうつ」を発表するまでの経緯では、「やっぱりやめたい」と思う気持ちがありつつも、発表したことで得られた収穫や、その後の経緯のことを想うとやはり、この本が世に出て良かったのだなと感じました。
うつ病は誰もが罹患する可能性のある病だからこそ、こんな風にありのままの体験を共有できる書籍が、これからももっと出版される社会であれば良いなと願っています。
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ドキリとしたのはデキるサラリーマンは会社にとって都合の良い奴隷と紙一重て事。
働きすぎて倒れた人を奴隷仲間である同僚が怠け扱いする現代はあるいみ変
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180923.前巻に続き。
これと合わせての映画化とのこと。
本としてはとても読みやすい。後追いだからインパクトは少ないが、パイオニアとしてやってくれた事はとても大きい事だったんだと思う。
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うつ病はセロトニンの減少で起こる。食品では卵の白身、納豆、牛乳は良いけどコーヒーはだめ。あとは太陽を浴びるとセロトニンが増える。関係ないけど おせち料理の縁起かつぎ。カブ⇒株が上がるように、クワイ⇒めが出る、餃子⇒お金に困らないように、丸餅⇒物事を円滑にする、黒豆⇒マメに働く、レンコン⇒先が見通せるように、甘栗⇒強くて負けない。
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ツレがウツになりまして。の続編。
◼︎「ツレうつ」を出してみて。
◼︎うつになって、わかったこと。
◼︎うつになって、あきらめたこと。
◼︎こんなとき、どうする?
◼︎一歩一歩、前に進んで。
五章からなる。
医療費の助成制度などの解説、うつになる前となった時の心理状態の変化等も載っているので、一読しておくとためになるかと思います。
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スーパーサラリーマンだったツレ(夫)は、仕事のストレスが原因でうつ病に。3年間のつらい闘病生活をのりこえてようやく元気になったツレは、どのようにかわってきたのでしょうか…。妻である著者が復帰までを漫画で綴る。
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旦那さんがうつ病になったことを書いたコミックエッセイ第二弾。
読みやすく、わかりやすいところがとても良いし、うつ病という病気の話なのに重たくない。
誰もが患う可能性のある病気だからこそ、読んでおきたい一冊かも。
2014.4.25
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仕事のストレスでうつ病にかかったツレは、明るい前向きな人間から、暗いがんばれない人間になった。でも、三年間の闘病生活を妻とともに乗り越え、回復したのだ。ツレの性格は以前と違うし、あきらめたこともたくさんあるけれど、ふたりは少しずつ変化を受け入れていくーー。うつ病後の日々を描く大ベストセラーの純愛コミックエッセイ第二弾。(裏表紙より)
「こんなときはこうしたほうがいい」「こういうことはしちゃダメ」など、うつ病と向かい合うにあたってより実践的な内容も充実してきた第二弾でした。うつ病の夫をマイペースながらもひたむきに看病する貂々さんが健気です。