竹宮惠子のレビュー一覧
-
匿名
ネタバレ 購入済み懐かしかったです!!!
私がこの作品を初めて読んだのは、な、なんと!
忘れもしない小学5年生の時でした!!
それも、同学年の友だちに借りたとかじゃなく、これまた、な、な、なんと!!その時に住んでいた自宅から徒歩圏内にあった図書館で貸し出しをしていたのです!!!
図書館で貸し出ししている漫画本って、どんな内容なんだろう・・・と思って中身を見てびっくり(笑)
その年頃の私にはかなり刺激的な内容でしたが、とにかく借りて、あとは只管、親にバレないように隠れて読み、返却日にちゃんと返せたのでホッとしたのを思い出しました(笑)
ただその時の「魔女はホットなお年頃」の本は2冊ではなく1冊にまとまっていて確かハードカバーの本だったと -
Posted by ブクログ
ネタバレ増山さんは、東京生まれの東京育ち。本格的にピアノの勉強をしていて、音楽大学を受けると言っていた。あらゆる文化を子どものころから吸収し続けているような話しぶりに、東京の子って、みんなこんな感じなのかぁ、と初対面のときから圧倒されていた。
彼女が住んでいる大泉学園(東京都練馬区)までは、桜台から電車で15分くらい。やがて私たちは互いに時間を見つけて頻繁に会うようになった。彼女は音大を目ざす浪人生だったから、最初は遠慮しつつ会っていた。
二人で観に行って一番印象的だったのは、都内で開かれていたバルビゾン派の美術展覧会だ。日ごろマンガしか見ていない私の目には、バルビゾン派は自然描写のなかにも物語 -
-
Posted by ブクログ
『少年の名はジルベール』
『一度きりの大泉の話』
と読んで、
勝手に大泉三部作と呼んでいるこちらも読み終えた。
前二作がマンガオタク向けの濃い話であるとするなら、こちらはマンガにも興味がない一般人向けの平たい文章となっている。それもそのはず新聞連載されたものをまとめたのだから。
『ジルベール』よりも両親の話が多くでてきたり大学教授時代の話があったりするのが興味深いが、オタクにとっては面白い話ではなかろう。
気になったのは、かつて使っていたマンガを描くためのペンやトーンといったのものが今は手に入りにくく同じ表現をするのが難しくなっているという。それは一気にデジタル化が進み多くの漫画家がタブレ -
Posted by ブクログ
まず表紙のジルベールの美しさに惹かれ
やはり竹宮先生は素晴らしいと第一に
思った。
先に萩尾望都先生の、一度切りの大泉の話を
読んでいたのでどちらの立場が良いか悪いか
は別として、大泉サロンと言う場所から
全てがはじまり二人の偉大な漫画家が
誕生した事に読み手の私達は感謝している。
竹宮先生の風と木の詩は、初めて読んだ時
衝撃を受けた。
作画の繊細さも美しく、内容にもときめいた。
この漫画が出版されるまでの、竹宮先生の
苦悩や挫折が全て曝け出している。
萩尾望都先生との出会いと別れは、当事者
同士しか分からない事だと思うが
多くの天才が、伝説の大泉サロンから刺激
を受け私達読者に素晴らしい作品 -
Posted by ブクログ
秀才の苦悩と独白。
でも、それだけではなく
個人的には創作の過程や、
ストーリー作りなどにおいて
とても参考になりました。
萩尾望都さんの「一度きりの大泉の話」
の存在が気になり、
まずはこちらからと思い手に取った本です。
動機は不純ですが、
竹宮惠子さんと萩尾望都さん。
少女漫画界の重鎮とされるお二方の、
時代を共有した視点がどうしても
見たかったからです!
因みに、私は年代的に著者の
熱心なファンというわけではないですが、
この本に出てくる方々の凄さは
読めばわかると思います。
圧倒的な天才を前に、
自分の才能のなさに押し潰されそうだった
という竹宮さん。
そこから脱していく過 -
購入済み
地球へ
昔大好きだった作品です。電子になっていて嬉しいです。何度読んでも良い作品です。SFを女性で描いた竹宮先生のセンスのよさと話の面白さは今でも読み応えあります。
-
Posted by ブクログ
会社帰りに本屋さんで購入。通勤のお供のはずが、今日も夜更かし。
萩尾望都と竹宮惠子が一緒に住んでたなんて全く知らなかったし、増山さんという存在の凄さに興奮。山岸涼子まで一緒にあの時代にヨーロッパ旅行に行ってたなんて!オールスター感。
映画を観ると萩尾望都と竹宮惠子は映像をそのまま記憶できるので絵面や衣装のディティールについて延々と感想を述べ合う、という記述があり、さすが。
そして70年代の女性漫画家の扱い、少女マンガの制約も興味深く読んだ。
ネームを郵送して…などという通信事情も面白い。徳島ではマンガの新刊を注文しても届くのに3ヶ月かかったとか。
絵の上手い人、才能のある人への憧れを改