まはら三桃のレビュー一覧

  • 伝説のエンドーくん

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    中学校を舞台にした教員たちの連作短編集。伝説の生徒エンドーくんの逸話や、エンドーくんの落書きがそれぞれの話に関わってくる。
    元々児童文学ということらしいが、大人が読んでも楽しめた。誰がエンドーくんかは意外とわかりやすいが、そんなことはあまり関係ない。出てくる教員たちの悩みは普通の会社員でも共感できるものだ。なかなか前向きになれる作品だった。

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    2018年07月07日
  • たまごを持つように

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    本の袖には、「たまごを持つように、弓を握り、心を通わせていく、中学弓道部の男女三人。こわれやすい心がぶつかりあう。」とあるが、3人ともメンタル強いし心は壊れ易くもなく、大事件があるわけではなくぶつかりあうという程の激しさもない。思春期の中学生の比較的穏やかな部活動と恋の話だ。このありがちなこと、中学生ってこういう事考えて生活しているんだろうと思うと、読んでいても気持ちが良い。
    3人の中学生は気持ちが真っ直ぐで、周りの大人たち、顧問やコーチ、親も良い人だ。主人公の伊吹早弥は不器用な中学生2年生。不器用なという設定もベタだなと思いつつ、コンプレックだらけの中学生、人生が思った程上手くいかない大人に

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    2018年06月14日
  • わからん薬学事始1

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    おもしろい!
    魔女島と呼ばれる久寿理島。女性しか生まれないこの島で生まれた唯一の男子・木葉草多は島に受け継がれる万能薬・気休め丸を受け継ぎ、万人に効く薬にするために本土の和漢学園学校へと進学することに。
    島民の期待を背負ってやってきた草多だが、薬学専門の和漢学校の授業は思いのほか厳しく…。

    個性豊かな登場人物、特殊専門学校、挫折と主人公に秘められし力…ファンタジックな要素…!
    これはおもしろいに決まってるしおもしろかった!
    続きが楽しみ!

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    2018年03月07日
  • わからん薬学事始3

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    ネタバレ

    ある日、突然薬草の声が聞こえなくなった草太は、矢野先生に薬草図鑑を渡され、声を聞かなくてもわかりたいと思うようになる。大学入試のための受験勉強もしなければならず、草太は勉強に明け暮れる。そんな中、ついに草太の父親のことが明らかになる。

    わからん荘にいる、それぞれの人生が展開していきます。蘭さんの語る話とは。「RDG」(レッドデータガール)のように、もっと読まれてもいい作品なのになぁ、と思います。

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    2017年12月07日
  • わからん薬学事始2

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    ネタバレ

    竜骨と話ができたり、薬草の声が聞こえたり、不思議な力にだんだん目覚める草太。
    真赤とブランカとの関係、嵐のために北海道へ赴いたり、牧野教授と矢野先生に共通の秘密があったり、物語は展開していきます。

    薬草の知識や、先生たちの考え方を通して、物語の厚みを感じました。真赤とブランカのエピソードはよくできてるなぁ。やさしい言葉で語られているけれど、それぞれの人物が生き生きしているので、内容の濃い物語になっていると感じました。

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    2017年11月26日
  • わからん薬学事始1

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    久寿理島という孤島で470年もの間作られてきた「気休め丸」。その製法は代々女系によって秘匿されていた。
    そこに生まれた男子、草太は、「気休め丸」が万人に効くよう改良する義務が課せられていた。15歳で初めて島を出て、和漢学園に入学する草太を待ち受けていたものは?

    まはら三桃さんの作品が読みたくなって、こちらも手に取りました。ヤングアダルト向けの作品なので読みやすいというだけでなく、薬草や竜骨といった不思議なものや、草太を取り囲む人たちの面白さで引き込まれました。薬草や、竜骨の口調が、ちょっと軽すぎる気がしましたけど・・・。

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    2017年11月26日
  • 奮闘するたすく

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    元刑事でしっかりしていたおじいちゃんが認知症になった。デイサービスを受けるのを嫌がっていたおじいちゃんだったが、孫のたすくから、ケアハウス・こもれびにある謎の部屋の話をきいて態度が変わった。「謎」ときけば刑事魂がさわぐのだ。自由研究でケアハウスを取材することになったたすくと友達の一平もまきこんでの「捜査」がはじまった。

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    2017年10月10日
  • 最強の天使

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    ネタバレ

    「カラフルな闇」の続編、本作の主人公は男の子のクリシューで前作の主人公志帆も重要な役どころで登場する。
    メインテーマ「祖父との和解」を中心に、もう間もなく遠くへ引っ越しする主人公の葛藤を上手く書き込んだ佳作。ジュブナイル(なんだろうな)にしておくのは惜しいが、ジュブナイル世代に是非読んでもらいたい。若いからこそ共感持てる部分が多いはず。

    それにしても、たった1時間の読書時間で読めてしまうのに、この爽やかな後感触はなんだ!力任せでないストレート、いいなあ、こういうの。

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    2017年07月27日
  • 鉄のしぶきがはねる

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     ものづくりコンテストに挑戦する工業高校生の熱い想いと、ものづくりの楽しさをいっぱい詰め込んだ楽しい作品でした。
     工業に関わっていない人にはちょっと難しい言葉もたくさん出て来ます。でもこの作品は高校生ものづくりコンテストに挑戦する生徒たちにとってはものすごく励みになる作品だと思いました。「ものづくりはなくならんよ。なぜならものづくりは、楽しいからだ!」

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    2017年04月13日
  • ぐるぐるの図書室

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    とある小学校にある不思議な図書室。
    いきなり少女の可愛いお話ににっこり。
    いいなぁ、こういうの。
    不思議な司書さんの存在もいい。
    カボチャきらい少年のお話もいい。最後に彼の思いつきがナイスすぎる。ママさん、どんな反応するのだろ(笑)
    秘境の話はちょっと切ない。うまくいくと思ったのだけどな。
    子供には子供の悩みがある。
    こういう図書室が少しでも助けになるといいね。

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    2017年01月22日
  • たまごを持つように

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    すっきりしてきもちがいい。
    なんでだろう。むずかしいこと一切書いてないのに。
    単純っぽいのに。
    読んでいたら、
    頭が切り替わって、
    モヤモヤしてたのとか、忘れられた。
    仕事のお昼休み、気分転換、なんか救われる。
    本の世界に集中しやすかった。

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    2016年12月23日
  • わからん薬学事始3

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    あー、おもしろかった。
    この作者は人と違う視点を持っているようだ。
    東洋医学、漢方、薬用植物・・・。読んでいて世界が広がってくる。じっくり植物と向き合いたい気持ちになる。
    植物の声が聞けたらいいよねえ。

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    2016年07月18日
  • おしごとのおはなし コックさん のはらキッチンへぜひどうぞ

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    ネタバレ

    おもしろかった。
    しごとのおはなしシリーズ。作がまはらさんだったので手にとる。

    料理のイラストがカラーなのがとてもいい。
    ポテトサラダにアボガドを入れる、というのがなんかおいしそうだったのでやってみる。
    まあ、ポテトなんでまずくはならない、が
    別にいれなくてもいいかなーという感じだった。
    うーん、イラストはめちゃおいしそうだったんだが・・・。
    まあ、そこはきっと腕の差がでたのであろう。

    小学生の低学年くらいには
    いいシリーズとみた。
    柏葉さん著のやつもあるみたいなんでそれも読みたいなー

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    2016年02月22日
  • おしごとのおはなし コックさん のはらキッチンへぜひどうぞ

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    おしごとのおはなしシリーズ。絵が可愛らしく、そのお仕事を魅力的に紹介されています。今まで、サッカー選手とか、獣医さんなど、たくさん出ています。

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    2015年12月19日
  • 鉄のしぶきがはねる

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    工業高校で女子1人の主人公。コンピュータ技術に憧れていたが、実家の元の家業である旋盤技術に惹かれていく。
    登場人物1人1人の設定が良く、職人や教師など魅力ある大人に好感が持てる。
    最後は恋愛に変わっていくが、どっぷりではない。手落ちなく努力していた原口が日本での実地体験を積まずに海外へ行くのは突飛な印象だった。
    方言あり。
    中学生以上。

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    2015年11月15日
  • 鉄のしぶきがはねる

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    工業高校に通う女子を主人公にした、青春モノ。
    工業女子だけあって部活は「もの研」。

    なんとなく映画の「耳をすませば」みたいな雰囲気があります。

    まはら三桃さんの作品、個人的にさ好きです。

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    2015年10月19日
  • おとうさんの手

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    かおりのお父さんは事故により目が見えなくなりました。

    目は見えないけど聴覚や嗅覚などを使って色々なことが分かります。

    見えないけど、お父さんの世界は確かにあります。

    そこに近づこうとすることで、お父さんを障がいを理解しようとしているのかな。

    いや、大好きなお父さんの世界に触れたかっただけなのかもしれませんね。

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    2015年10月16日
  • 風味さんじゅうまる

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    ネタバレ

    そーいや風味絶佳ってどういう意味だっけ?
    っと思って調べると、ふつーに、とてもおいしいっていう意味だった。

    表紙のまるまるとしたあんこが最高だ。
    上のまるいのは、お盆に載ったカステラなのかと思って
    いたんだが、なるほど、あんのなかにカステラが入ってるのね。風味さんじゅうまるなのね。

    小さいけれど老舗和菓子のお店の娘。けれどお菓子をつくるのは兄と父親メイン。お菓子作りの青春もの、ではない。これっくらいの年だとありがちな、ひとつところに没頭しすぎて、周りがみえてなくて、爆発しちゃって、あとから考えると自分がメッチャ恥ずかしくて、
    でも素直に謝るのもできなくて、もんもんとする、とゆーお話。
    登場

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    2015年07月13日
  • 風味さんじゅうまる

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    ネタバレ

    長崎街道、伊藤伝右衛門邸でも話題の今旬の飯塚が舞台です。飯塚の詳細な描写や小倉までの街道筋の実在の地名いりの描写は、さすがご当地の作者さん。
    知ってる人は、屋号にも覚えがあってうれしいはず。
    …以降はネタバレです。

    方言の使い方もまさにネイティブ。カンミさんの「つまるもんか」や典子さんの「~してから!」の使い方か絶妙。県外の人がニュアンスがわかってもらえるとうれしいな。
    お話は老舗和菓子屋の娘、風味の成長物語。イケメンで才能あるのでの兄への淡い嫉妬や、部活内の葛藤 、グランプリにあわせた新作和菓子の開発などをとおして描かれる。YAだが、カンミの昔の友人のおばあちゃんや、カンミの病院スタッ

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    2014年12月20日
  • たまごを持つように

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    弓道青春小説。とても清々しい読後感。
    弓道の知識が全くなかったけれども、わかりやすく読みやすかった。
    凜とした空気・緊張感漂う試合の描写は、思わず息詰めて読んでいた。
    三人それぞれの葛藤・成長がひしひし伝わってきて引き込まれた。

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    2014年09月30日