まはら三桃のレビュー一覧

  • 伝説のエンドーくん

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    なんか学校の先生の苦労話とか聞かされる感じかー、とか思ってた序盤だけど、いやこれがなかなか悪くないわけで。
    というか、なんだかんだ言っても先生がこういう分かってくれるというか、頑張ってくれてるのを親は期待してるわけですよ。幻影かもしれんけど、こういうの読んで、先生たちも大変だけど頑張ってるなぁ、ってね。それでまた実は結構いいこと言ってて、時として子どもを突き動かしたり。まぁそんな夢を見たい、わけで。
    というわけで先生頑張ってね。

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    2021年04月17日
  • たまごを持つように

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    主人公の早弥は中学校の弓道部の2年生。由佳先輩を中心に同学年の実良と春の4人で大会を目指す。これまでは天才肌の実良と運動神経が抜群の春は由佳先輩と3人で団体戦のレギュラー。なかなかうまくならないと自認する早弥は補欠だった。しかし、実良の矢が当たらなくなってしまい、早弥が大会に出ることになる。
    同学年の3人にはそれぞれの課題があり、それを努力や友情、周りの助けで乗り越えていく。
    暖かく見守る周りの大人がよく、サラッと読める。
    弓道について詳しく描いてある。弓をやったことがない人にも試合の緊張感が伝わり、これから始めたい人にもおすすめ。

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    2021年03月01日
  • ぐるぐるの図書室

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    五人の人気作家の共作。タイムリープしたり妖怪の世界に行ったりと、不思議な世界に連れて行かれる。
    五編ともそれぞれの持ち味が出てて、しかも同じようにどきどきさせられる。
    短い中でもそれぞれの子どもの世界が少しずつ変わって成長していく青春小説として読みました。

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    2020年12月18日
  • ぎりぎりの本屋さん

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    レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。

    五人の児童文学作家の届ける、競作リレー小説です。

    この本屋さんにやってくる人たちには共通点があります。
    「ぎりぎり」
    どの人もみんな「ぎりぎり」状態のせっぱつまった人ばかり。
    店員は小学五年生くらいにみえるけど「300年くらいやってます」と笑って答える男の子。

    ごく普通の子どもの世界だけど、ちょっと異世界ファンタジー的な要素があります。
    そして、各お話の作家さんは違いますが、全部ひとつづきのお話です。
    小学五年生だけど、初恋あり、友情あり、いじめあり、別れあり。

    最後の『桜の守の狐』に出てくるこりんに、健介くんは、もう一度会えたの

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    2020年11月18日
  • 無限の中心で

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    ネタバレ

    数学を美しいと唱える人はたくさんいるようで、博士の愛した数式とか…、私はもっぱらトワちゃんの感覚と1ミリとも違わないんだけど、そんな取り憑かれる程の世界を知っているのは正直羨ましい。トワの幼い頃からのカンちゃんに対しての妬みや罪悪感はとても正直でリアルで、自分の身を守るためにやってしまう行動にも、本能的なあまり妙に納得してしまった。トワの母親の態度も、なんだか自分を見ているようで反省させられる。

    Q大の関口博士の言葉、人知を超えたものに脅かされるとき、あらゆる才能が力を合わせないと、人間の営みが保てない…。文化や文学、芸術が切り捨てられようとしている現代、若い世代の芽が脅かされないように、大

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    2020年11月03日
  • 無限の中心で

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    独特なお話だった。算数が苦手な永遠と、数学研究部の在、響、章、朝先生。木曜日のミステリー、設定はおもしろかったけど、不思議な終わり方…。澗はけっきょく何を考えていたんだろう?そして数学オリンピックの結果も気になる…。そこは考えろってことなのか。永遠の書いたナジャカン物語もおもしろかった。

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    2020年08月29日
  • 奮闘するたすく

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    僕のおばあちゃんも認知症になってきているけれどこの本を読んで前向きにおばあちゃんと向き合っていこうと思った。

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    2020年08月16日
  • 無限の中心で

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    高校2年生のとわにとって、数学は苦手というより恐怖。なのに新聞部の友人美織に頼まれて数学研究部の取材をすることになってしまった。数学オリンピックを目指しているという3人の部員は、とわにはまったくわからない言葉で話している。しかも顧問の先生は超個性的な美女。目下のところ、数学研究部での話題の中心は「木曜日のミステリー」。解きかけの問題を置いていたら、なぜか木曜日の朝に回答がおいてあるというのだ。とわは、その筆跡に覚えがあったが…。
    まっすぐな青春ストーリー。

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    2020年08月14日
  • ぐるぐるの図書室

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    「ぎりぎりの本屋さん」がおもしろかったのでこちらも読んでみた。司書さんのキャラクターが思っていたより冷たい(そっけない?)感じだった。
    工藤さんの『時のラビリンス』と濱野さんの『秘境ループ』が好きだった。好きな男の子に誕生日プレゼントを渡すために何度も昨日をやり直す、便利だけど時は戻れないからこそ大切なんだよな〜と思った。秘境ループの2人のやりとりはほほえましかったけど、最後は少し切なかった。
    登場人物がリンクしてるのもおもしろいし、舞台は同じなのに作家さんがちがうから雰囲気も変わって良い。

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    2020年07月05日
  • 空は逃げない

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    読後の清涼感がある。
    挫折したとき、限界を知ってしまったとき、どうやってそこから方向転換していけるのか…
    すごい葛藤に苦しむけど、できればスマートに乗り越えたい、外面的だけでも

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    2020年06月17日
  • 空は逃げない

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    ネタバレ

    じんわり良かったです。いろいろな運命のターニングポイントがあるんだけど、物語の都合ではなく、本当に生きている感じがして、だからこその先が見えない謎があるようで。
    一方で、イカロスの墜落やバベルの塔の神罰のように、真実をつかもうとしたら、神に突き落とされるという神話のようで、運命に抗う人々の強さと、それを突き抜けた先に見えるものの妖しい魔力のようなものを感じました。ただそれでも地に足がついている感じが現代風?

    小説としては、短い断片が、時系列をばらばらにして並べられていて、読む側のテンポとしては、良くいうと軽やか、悪く言うと、その世界に引きずり込まれて沈殿していくような凝集感に欠けるように感じ

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    2020年01月24日
  • 空は逃げない

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    運命は遺伝子レベルで決められたものなのか、後天的な努力で変えていけるのか、偶然の出会いで想像だにしていなかった方向に飛び出していくのか。三人の主人公はそれぞれの経験を通じて、それまでは見えなかった景色を見つけ出していく。
    ちゃんと読み進めないと話の筋が分からないようになっているという心地よいもどかしさや、若い身体が瑞々しく活動する数々の描写、沼田さんをはじめとする魅力的なキャラクターに支えられた、とても気持ちいい作品だった。

    一つ分からなかったのが、山谷くんが絵怜奈を突き放し、最後には居なくなってしまった理由。絵怜奈自身わからないままトラウマになってしまっているが、これはこれで良かったのだろ

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    2019年12月18日
  • 空は逃げない

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    初めて読む作家さんです。さわやかなんだろうなと思ったらさわやかでした。でもそのさわやかさの中には苦さも大分量含まれています。
    同姓同名の棒高跳びの選手、林太郎と倫太郎。7年後に車椅子のカメラマンになっているのはどちらなのか?指導者になっているのはどちらなのか?分からない状態で進んでいくのでミステリー要素も有ります。さらりさらりと読めますが、軽い訳ではありません。
    表紙に内容との関連性が全くないのが気になる所です。もうちょっと内容に即した装丁の方がいいのになと残念に感じます。
    次回作も読もうと思います。

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    2019年12月16日
  • 奮闘するたすく

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    ネタバレ

    小学5年生の佑(たすく)のおじいちゃんは、佑の家の近所で一人暮らしをしている。
    元刑事だったおじいちゃんはしっかり者だったはずなのに、最近は何か様子がおかしい。
    どうも認知症になったようだ。

    それを認めようとしないおじいちゃんを何とかなだめて、デイサービスの施設で入用介助を受けるために通うことにするのだが、それをレポートにまとめて夏休みの自由研究の課題にするよう担任の先生に言われる佑。
    おじいちゃんも佑も気が進まないまま「ケアハウスこもれび」に通うことになる。

    児童書ですが、介護される人と介護する人の気持ち、介護の工夫、様々な個性のお年寄りなど、わかりやすく誠実に書かれています。

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    2019年11月02日
  • たまごを持つように

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    ネタバレ

    気になった言葉

    ●「心に的が浮かんだときに、矢は勝手に離れていきます。」(坂口先生)

    ●「ちがうのはあたりまえなんよ。だけ、それぞれに持てる能力で最善をつくすしかないんよ。早弥も自分なりにがんばれ。がんばって、試合で負けてもだれも責めん。少なくともおれは。」(春)

    ●「昨日できたことが、今日はできない。あるいは、昨日できなかったことが、急にできる。心のあり方が、大きく影響するのだ。」(早弥)

    ●「いくら思っとっても、実行せんやったら、思ってないことといっしょなんよ。あとから、やっとけばよかったって思ったって、間に合わんのよ。」(実良)

    ●「道具は人を選ぶけね。ふさわしい人にしか、使い

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    2019年07月02日
  • たまごを持つように

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    弓道の事を書いている本 初めてです。
    運動音痴の中学女子と 才能豊かな同級生女子
    ハーフの同級生男子
    弓道にハマって 鍛錬を積む姿が
    美しく また 弓道の難しさをも書かれてるように感じた。
    青春小説だなぁ

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    2019年05月08日
  • 奮闘するたすく

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    デイサービスの様子や、お年寄りとの接し方が子ども目線でとても分かりやすく書いてありました。
    テンポも良くて、時々入るコントのようなリズムが楽しくて何度もクスッとしました。とても面白かったです。
    ただ、ちょっとラストがこれで終わりなのかとびっくり。

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    2019年02月25日
  • 白をつなぐ

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    駅伝の面白さ、たすきの重さがひしひしと伝わってきた。読後、爽快感に包まれた。青春だよね。でも、自分では走らないな、苦しそうだもん。

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    2018年12月23日
  • 奮闘するたすく

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    小学校高学年課題図書

    介護の問題を真正面から描いている
    高齢者と少年
    もっと身近に感じるべきなのでしょう
    デイサービスというだけで距離を取ってしまいます
    子どもたちに読んでもらいたい本です

    表紙はイマイチだなあ
    迫力はあるけれど

    ≪ しわしわで 年寄りの手 ふわふわだ ≫

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    2018年11月17日
  • 奮闘するたすく

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     18年度の課題図書。子ども達に読んでもらっている関係で,読んでみました。
     認知症を患った祖父とその孫・佑(たすく)の話。
     友達といっしょに老人介護施設を訪問した佑は,様々な老人や施設の職員と出会います。その中で,老人に対する見方がすこしずつ変化していきます。
     老人介護という難しい問題を、小学生でも分かる目線から書かれた本書は,なかなかいい出来映えです。
     大人が読んでも,「こんな風に老人とつきあっていきたい」って思います。

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    2018年10月06日