まはら三桃のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
99歳の曾祖母・つる子さんに今よりひとつ上の高校に受かったら学費を援助すると言われたわかばと従兄弟の樹。
わかばは、バレー部との両立に受験塾への入塾。
樹はもともと受験塾でもAクラスで余裕の成績だが、将来の夢はちゃんとあって…。
この2人の受験はどうなるのか⁇
わかばは、クラスが上がることにより友人の気持ちも理解できるようになり、ネガティブな負の感情より、悔しいと思う感情が努力につながり、人を成長させることに気づく。
自信が大事で、攻める勇気にもなる。
生活習慣においても自分のことが、自分できちんとできることが強いと教わる。
バレー顧問の先生からも「大切なのは自分にとって価値があることに一生懸命になること。一生懸命にやっているうちに、人間は成長する。」
「社会的な評価は時代で変わるけど、変わらない価値を自分の中に見つけてほしい。」と言われる。
わかばと樹の決断したことにつる子さんは…。
2人が一生懸命に考えて出した決断に応援したいと思った。
迷える時期になかなか難しい判断。
つる子さんは、2人を信じていたんだろうなと思った。
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Posted by ブクログ
最近駅伝の話を読むことが多いなって思う
駅伝って、若い頃はよく分からなかったけれど
アラフォー過ぎてから楽しくなってきました
主に人間ドラマに注目してしまう
今回の白をつなぐは
全国都道府県対抗駅伝の話
日ごろから一緒に頑張っている仲間同士ではなく、
中学生から社会人までの福岡県を代表する選手が広島で駅伝大会に臨むという話だった
年代も環境も違うメンバーがそれぞれ抱える事情とともに走る姿に胸が熱くなる
ところでタイトルは『白をつなぐ』
なのに表紙のたすきは「赤」
何でだろう~??と思って読んでいたけれど、途中でなんで「白」なのか?ということが出てきます。
それぞれの「白」への思いがまた感動的です。 -
Posted by ブクログ
戦時中、零戦や特攻機などの戦闘機を開発・設計していた技術者たちが、戦後、夢の超特急『新幹線』の研究開発を行い、実現させた実話を元に描かれた物語。
「自分が持っている技術を投じてつくった飛行機で、若いパイロットたちが死んでいった。大勢の人が亡くなってしまった」という悔いる気持ちから、「戦いを生み出さない美しくて安全な乗り物を作りたい」と、戦後復興と平和のために、新幹線開発に没頭する技術者達の想いが、心に沁み込み、伝わってきました。
その想いに共感し、一緒に「平和を運ぶ乗り物をつくりたい」と没頭する主人公・聡一の、未来に向かって前を向く姿が、なんだか胸をすっとしてくれるような、爽快で、明るい気持ちにさせてくれました。また、満州からの引き揚げの際に眼にした凄惨な光景のせいで、トラウマを抱えている同僚の寧子との恋愛も、初々しくて、二人で未来に向かっていく姿も気持ち良かったです。
新幹線の誕生にこんな実話があったのかと、心を打たれました。
3年前の夏、従弟の結婚式に出席するため、父親と妹家族と一緒に、新大阪から九州新幹線に乗りました。姪っ子二人が、初めての新幹線に凄く興奮していたのを思い出しました。みんなでお弁当を食べながら、そこには笑顔がいっぱいで、平和そのものでした。後悔に苛まれ、新幹線の開発に携われた方達の想いが、こうして報われています。私達はその想いを、引き継いで行かなければな・・・と思わされました。
コロナ禍が終息し、次に新幹線に乗る時は、平和を噛みしめたいと思います。そんな気持ちにさせてくれる1冊でした。