あらすじ
小学五年生の三島由宇は、おじいちゃんのお見舞いに行ったことで、祖父が副大臣まで務めた政治家だということを知ります。衆議院の解散により、選挙運動を展開するおじいちゃんを、由宇が手伝うことに……。小学生の彼女の目を通して、選挙の仕組みや多数の意見をまとめる難しさ、そして、理想を実現するためには、誰かが代表となって働かなくてはならない、という現実を伝えます。18歳選挙権が実現した今、必読の児童書です。
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Posted by ブクログ
この先選挙権を得て投票する小学生向けに選挙のしくみをわかりやすく説明した本。
などと書くといかにも教科書的でつまらなそうに見えるが、まったく逆。小学5年生の目を通して選挙の仕組み、意義、議会制の意味が伝わってくる。
おとなにとっても面白い小説。
Posted by ブクログ
子どもに選挙について知ってもらう最適な本。
大人にもよくわからない選挙の仕組みがよくわかる。
物語になっているし、子どもの学校で起きる出来事とマッチさせているので、わかりやすい。
Posted by ブクログ
三島由宇は5年生。小学校の児童会の副会長で、学級委員。学校行事も、家のことでもビシッと仕切りたい。挨拶運動はみんなを元気にする大切な活動だし、6年生の追い出しイベントではお決まりの合唱ではなく、ミュージカルとかやりたい。自分だけでなく、みんなが楽しい小学校に、と言う児童会のスローガンを守ろうと思う。
そんな由宇のおじいちゃんは、なんと政治家だった。
お父さんは、政治家のおじいちゃんとは意見の相違で絶縁状態だったので、由宇がおじいを知ったのは、おばあちゃんがおじいちゃんの入院を理由に連絡して来たからだ。
由宇はおじいちゃんとおばあちゃんの家で、今まで知らなかった政治の世界を知り、自分も選挙運動の力になりたいと思う。
18歳から選挙権が実現した今、小学生だって、選挙の仕組みや大切な権利だと言う事をもっと知るべき。