藤崎翔のレビュー一覧

  • 殺意の対談

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    これほど話が入り乱れた対談は珍しい

    作家、俳優、女優、サッカー選手、バンドメンバー、ライター、それぞれがそれぞれの対談をする中でそれぞれがなにかしら「死」にかかわっている。一つ一つの対談が実際の話した言葉と腹の中の言葉で書かれている為お互いをどう思っているか分かりやすい。しかしこれほど「死」(殺人)にかかわっている人たちが揃っているのも不自然ですがどこかで全ての人が繋がっていて最後はややこしくなっているので読み応えありました。

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    2020年09月23日
  • 刑事の灯

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    吉川作品以外は興味なく。「ファーストレディの黒子」はこんな体裁の本に短編で発表するのが非常に勿体ない。「十三階」シリーズと「原麻希」シリーズの合体で、かつ黒江も原麻希も登場せず、そのオトコが警察学校同期で。。というファンには垂涎ものの設定で、この設定をスピンオフ短編で終わらせるのは何度も言うが本当に勿体ない。内容もプロットも本当に良いのに。。。
    麻見氏の「星の傷痕」はそこそこ面白かったので、別の作品を読んでみたい。
    残り2篇は個人的に全く刺さらず。

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    2020年07月03日
  • 刑事の灯

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    麻見和史、沢村鐵、藤崎翔、吉川英梨『刑事の灯』双葉文庫。

    シリーズ第3弾。新進気鋭4人の作家による4編の短編を収録した警察小説アンソロジー。些か奇をてらった感の強い短編ばかりが並び、ストレートな警察小説が読みたかったというのが、正直な感想。

    麻見和史『星の傷痕』、沢村鐵『道案内 警視庁捜査一課・小野瀬遙の黄昏事件簿』、藤崎翔『読心刑事・神尾瑠美』、吉川英梨『ファーストレディの黒子』を収録。

    麻見和史『星の傷痕』。転落死した男の身体に残された星形の傷を手掛かりに、ネガティブ思考の黒星とポジティブ思考の白石の2人の刑事が事件を捜査する。

    沢村鐵『道案内 警視庁捜査一課・小野瀬遙の黄昏事件簿

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    2020年04月19日
  • 殺意の対談

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    「神様の裏の顔」がおもしろかったので、他のも買ってみました。
    これもなかなかおもしろかったです。

    最初、女優と女性作家の対談で、それが終わっちゃってサッカー選手の対談に移ったので、ああ、短編なのかと思ってたら、何気に繋がってて後日談がわかったりと、こういう趣向好きです。
    最後はちょっと無理があるような気もしたけど……(笑)

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    2020年03月05日
  • こんにちは刑事ちゃん

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    犯人に撃たれて殉職
    そして後輩の子供として生まれ変わり
    な設定で笑いどころもありながら事件もしっかり解決
    赤ちゃんがどうやって?と思ったら読んでみてほしいです

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    2019年10月20日
  • 殺意の対談

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    ネタバレ

    7編収録の連作短編集。冒頭に作者からの注意書きがあるように、「雑誌の対談記事+対談中の登場人物たちの心の声」という形式で書かれている変則ミステリ。要は、記事「大ファンです!(心の声:そんなにファンでもないけどね)」みたいな感じ。ユーモアミステリの空気のために初っ端からとんでもない裏側を持っている二人の対談から始まり、対談で仄めかされた結果が別の対談で話題になったり、登場人物が絡んできたりと、クライマックスの大活劇(?)へと突き進んで行く。そのセリフの裏側でそこまで心の声が言えるか、というツッコミは野暮だし、ご都合主義もここまで盛ってくれたら言うことなし。次から次へと意外な展開を叩き込む終盤は続

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    2019年02月11日
  • 殺意の対談

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    様々な雑誌に掲載されるべく書かれた対談記事の合間に、対談を受ける人々の思惑が差し込まれている斬新な手法。コメディ調の軽快な登場人物たちの会話と毒のある本音が、全体を通して連作になっていくにつれて、ゾッとするような軽妙な罠に結びついて行きます。とてもロジカルに組み立てられていて、かつエンタメ感もある面白いミステリーでした。この作家さんは初読みですが、元お笑い芸人だそうです。芸人さんは多才ですね。他の作品も読んでみたいと思います。

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    2018年04月23日
  • こんにちは刑事ちゃん

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    ネタバレ

    面白い設定であっという間に読み終えました。
    生まれ変わりの赤ちゃんが難事件を解決していく経過は面白かったし、様々な伏線がつながっていくのはさすがだと思います。次の警察犬も読みたい!

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    2017年05月24日
  • こんにちは刑事ちゃん

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    謎解きの説明がクドいのを除けば、プロットも描写も楽しい。荒唐無稽なのに受け入れやすい。マンガっぽいのかな
    こんにちはワンちゃん、ぜひ読みたい

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    2017年01月24日
  • ある謎解き作家の遺書

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    SCRAPの謎解きは何回か経験したことがある。
    毎回、解けた人天才!!!!考えた人超人!!!!と感動するだけで解けた試しがない全く成長しない人間の私。
    今回も2問くらいしか解けなかったし、もう見ただけで考えるのもやめた問題もあった笑

    謎解きだけじゃなくて一応短いながらもミステリーにはなってておもしろかった。最後の問題は笑えた。

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    2025年11月17日
  • オリエンド鈍行殺人事件

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    表題の話は微妙な感じ
    オリエント急行のネタを使っているからこそ期待値が上がり過ぎてしまった気がする。
    タイムスリップの話で、助けたかった友人に過去の世界で会ったら精神年齢が離れすぎて、いいやつでもなんでもなかったというのは、今までのタイムトラベルものになかった視点な気がしておもしろかった。
    好みが分かれるものが多い気がするが、メッセージ性があって自分的には好きなものが多かった。
    ただ、オリエンド鈍行があまり好みではなかったため、評価はひくめ

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    2025年11月14日
  • オリエンド鈍行殺人事件

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    タイトルがおもしろいと思って読んでみた。
    短編集だからサクサク読める。
    こっくりさんの話がおもしろかった。令和の子どもたちこっくりさんよりもAIにきくよな…

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    2025年11月09日
  • オリエンド鈍行殺人事件

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    『オリエンド急行殺人事件』好きとして題名に惹かれて購入
    表題作含め5作の短編とショートショート

    タイムスリップ、RPG、ストーカー、各短編の読ませる筆力、記憶に残る話作りは見事

    でもブラックコメディだったのが想定外でnfm
    「笑あり涙ありどんでん返しあり…面白さ最上級」という裏表紙の紹介からもっと楽しい話かと思ってた

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    2025年11月02日
  • 逆転泥棒

    匿名

    購入済み

    何がどうなるか後半までわからなくて、どんでん返しには驚きました。

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    2025年10月22日
  • お梅は呪いたい

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    呪いの人形お梅の7つのエピソードからなるオカルトコメディ。
    今まで読まないジャンルで素直に楽しかった。
    お梅の持ち主が次から次に変わり、その都度呪い殺そうとするが結果的には全部幸せにつながっていく。
    しかも、それぞれ別人の人生がみんなどこかでつながっていた(関係性があった)というミステリーの伏線回収もあり、まさに本の帯紙どおり「呪われ人生喜劇」でした。
    読後、晴れやかな気持ちになれるお話でした。

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    2025年10月13日
  • お梅は呪いたい

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    ネタバレ

    なんとしてでも人を呪い殺したい人形の孤軍奮闘の日記であり、それでいてなぜか真逆の結果ばかり生んでしまうドタバタコメディでもある。
    人を呪うために瘴気を吐き出せるらしいが、いかんせん現代人には効果が薄いようで…
    最後にようやく一人、呪いが効き始めるが、これまた着地点は予想外のところへ向かう。
    短編集なので読みやすい。頭を使ってうんうん唸りながら読むものでもなく、秋の夜中にさっと手に取り、気分転換に読んでみるとよい作品である。

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    2025年10月06日
  • オリエンド鈍行殺人事件

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    短編5篇とショートショート5篇で表題作の「オリエンド鈍行殺人事件」が面白かった。殺人事件を解決していくはずが登場人物達のプライベートのあれこれを解決していく。探偵不在の素人達では確かにそうなるよなと納得してしまった。本家のネタバレ防止策も施されていて読んでいて安心安全のミステリーでした。

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    2025年09月26日
  • お梅は呪いたい

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    ネタバレ

    所々にある、笑わせようとするような文章にちょっともやもやしてしまった、(そういうのがないほうがシュールさが増して好みだった)
    ストーリーは思いの外ハートフルで良かったです。
    みんなが繋がっていくのもほっこり。
    憎めないお梅が可愛い。

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    2025年09月24日
  • 殺意の対談

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    おすすめ度 ★★★★☆

    複雑で、え??え??の繰り返しやったけど
    どんでん返しが一々あっておもしろかった

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    2025年09月22日
  • 逆転泥棒

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    藤崎翔さんの作品は、逆転美人に続いて2作目。

    前回に続きどんな逆転が待っているんだろうか?と思いながら中盤まで読み進めるも、中弛みしそうになって...後半、ん?どういうこと?と、前ページをめくることになる。

    ぜひ名前に注目して逆転劇を楽しんで読んでもらいたい


    ただ、逆転劇を書くための前半だよなぁ...と思わざるもえないがよくできた作品だと実感

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    2025年09月17日