あらすじ
善人と書いてヨシト、なのに空き巣で前科二犯の俺。出所早々、懲りもせず忍び込んだ豪邸の主は、なんと初恋相手の美女マリアだった。後日、偶然を装って再会し、急速に距離を縮めていく二人……だが、彼女に「夫を殺してくれない?」と頼まれ困惑する俺。不穏な現在と、懐かしく切ない平成の青春が交錯する物語の結末は――。この逆転劇は絶対誰にも予想できない!
※本作品は2020年に小社より単行本刊行された『あなたに会えて困った』を文庫化に際し改題し、加筆修正をしたものです。
感情タグBEST3
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鮮やか過ぎるどんでん返しと美し過ぎるストーリー構成。
前作の逆転美人も良かったが、個人的にはコチラのほうが好き。
鬼のような伏線回収、描写に無駄がなさ過ぎて笑えてくる。
ミステリでありつつ、ヒューマンドラマとしての完成度も高いと思った。
本格物好きにも関わらず非常に惹かれたのは、作者と年代が同じなのか、時事ネタがやたらに刺さったのもあるだろうか。
ミステリとしてはちょっとアンフェアでは?と思うところもあるが、2度読みしたところヒントはあったことに気が付き、1周目で真相を解きたかったなあと悔し楽し。
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今回はどんな逆転が待ち構えているのかと思っていたが、想像を上回る逆転劇でなるほど〜って作品の完成度に驚きました。
前作とはまた違った逆転劇で非常に楽しめた。
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逆転美人がヤバかったので、こちらも読んでみた。
前科持ちの”善人”は、出所後早速泥棒に入る。
そこで入った家は、なんと初恋相手”マリア”の家で…
藤崎さんはお笑い芸人とのことで、それが納得できるくらい、笑える部分が多くて読んでいてとにかく楽しかったです。
⚠️以下ネタバレ含みますので読んでない方は注意⚠️
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今回も、ふぁ?!?!となりました。
逆転美人のような、見たことのない仕掛けがあるわけではないです。
なんなら他の作品でもこの手法のトリックはあると思います。
なのにここまで驚かされるとは…
ヨッシーとタケシ…
この作家さんはすごいです。
後、話がおもすぎなくて、読みやすかったです。
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美人の件もあるので120%警戒。うん、今回は全く真正面から騙さてしまった。首尾よく運ぶ展開に違和感を感じつつも、騙されながら大円団。所謂一周回って楽しめるってやつ。
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最初からあざといマリアが何かしら意図的に善人に近づいているのも分かるし、マリアの夫が出てこないので善人が最後に嵌められるのかと思いきや、この結末は予想していなかった。思いのほか温かな結末であり、感涙まではいかないが帯にある通りであった。
しかし真相が分かった後は頭が混乱しながら読み進める。それも作者が巧くそしてリアリティがある展開で現実と回想を入れていったからだと思う。
途中までは★3だったが、最後にすっかり騙される展開に★を加え★4とした
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まさに逆転に次ぐ逆転の物語でとても面白かったです!
前作の『逆転美人』は紙の本ならではの仕掛であっと言わせる物語だったのが、今回は内容と記述で騙しに行く本格的な叙述トリックで平成末期と1990年代~2000年代初頭を行ったり来たりしながら主人公の善人とマリアの関係が深まっていく。
渾名と本名の結びつきがあまりにも自然すぎて完全に騙されてしまった。そしてそのトリックによってマリアの本当の目的も明らかになっていき、怪しい物語が感動の物語に変わっていくのがとても良かったです。善人はもはやツンデレとしか言い様がないほどの独白とそこから立ち直りがとても良かったです。
スカッとするどんでん返しでとても面白かったです。
次の『逆転ミワ子』も楽しみです。
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今度の逆転は、そういう逆転か!
私的には面白かった!
昔の回想シーンなんかは、中だるみするなぁと感じたけど、最後の展開で帳消し笑
ギャグっぽいところもあるし、私はこの作家さん大好きです。
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おすすめ度 ★★★★☆
どんでん返し度 ★★★★★
まさかの!!
そーいうのとか、ちょっと最後のどんでん返しに
ん?ん?ってなって急にややこしくなった
けどこの人の作品はほんまにおもしろい。
何も情報なしで読んでほしい
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確かに逆転したときには頭の中がストップしたけれど、『逆転美人』ほどの驚きや斬新さはない。
よくある叙述トリックと言ったらなんだけど、そう珍しくもないパターンかなと。
最後の美談的な流れは好みではない。
教育虐待を受けたことのない人が想像で書いたんだろうなぁって感じで、こういうことをお涙頂戴な作品にするのは正直不快というか偽善的。
だいたい弱った人の謝罪なんて、相手のためではなく自分のためなんだから流されてはダメだよね。
登場人物と同い年のため、時事ネタは懐かしくもあったり、こんなことがあったんだと読んでいて楽しかった。
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読みやすい作品でした。
結末はどういうこと!?っと初めから確認したくなりました。
作者の方と世代が一緒なので、時事ネタも懐かしくて楽しめました!
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子供の頃のあだ名ヨッシーとタケシがまさかあんな逆転になる布石だったとは驚きでした。今回も後から読み返すと変な違和感があったが読んでいる時は気づかなかった。また騙されました
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逆転美人があまり好きではなかったが、期待を込めて購入。
よくある叙述トリックで、ストーリーもありがち、、、でも逆転美人よりはストーリーとしてまとまってて、読みやすかった!普段本を読まない人にオススメの一冊!
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幼馴染みであるヨッシー、タケシ、マリアの3人が中心で話が進み、「どのように逆転するんだろう?」と思いながら読み進め、作中の仕掛けに「うわ、そういうことか。」と驚かされた。ポケモンやクレヨンしんちゃんなど懐かしい単語が出てくるのも良かった。
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藤崎翔さんは最近のお気に入りの作家さんでサクッと読めました。タイトルから想像していた感じとは違ったけど面白くて一気読みしました!最後は『まさか⁉️』と言う様などんでん返しでビックリでした…そしてホロッと涙しました…
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名前のトリックで最後にあら!となる展開 ヨッシーとタケシとマリアに注目すると面白い 積読した。幼少期とは逆転が起き、よっしーとタケシも逆転してる。
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「逆転美人」が衝撃だったので、今回はどんな仕掛けがあるのかとわくわくしながら読み始めた。結果、まぁ騙されたんだけど、でも期待したほどの驚きはなかったかなぁ。
90年代の時事ネタは、ちょっと楽しかった。
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藤崎翔さんの作品は、逆転美人に続いて2作目。
前回に続きどんな逆転が待っているんだろうか?と思いながら中盤まで読み進めるも、中弛みしそうになって...後半、ん?どういうこと?と、前ページをめくることになる。
ぜひ名前に注目して逆転劇を楽しんで読んでもらいたい
ただ、逆転劇を書くための前半だよなぁ...と思わざるもえないがよくできた作品だと実感
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読みやすくて最後までサクサク進めた。読みながら、逆転の意味を色々想像していたのだがこれは分からない。ラストを読んで、こういう意味だったのかと納得。期待してた分、もう少し衝撃が欲しかったが。しかし個人的には、作中に出てくる、ヒットソングや時代の流行など、懐かしさもあり楽しめた。
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逆転と銘打っているが、前作「逆転美人」とは異なり電子書籍でも楽しめる。空き巣と初恋の女性との物語。トリッキーな設定と、なんかふわふわした展開だなと思わせての最後の展開。ミステリー初心者にもおすすめ。
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空き巣で前科二犯の主人公が出所後に凝りもせず空き巣に入った家は幼馴染の初恋の人の家だった
現在と過去の思い出が交差して、ラストの逆転に繋がっていく
驚きのトリックというわけではないが、時代背景とか男同士の友情が良かった
Posted by ブクログ
3人の幼馴染が織りなす物語です。
裕福な医者の息子、貧しい家庭の息子、そしてハーフの少女。
異なる背景を持つ3人の登場人物の関係が高校生まで続きます。
これが物語の大半を占めます。
物語のクライマックスで、立場が逆転しますが少し違和感を感じました。
叙述トリックを活かした作品ではあるものの、最後に「なるほど、そういう事だったのか」と素直に納得できませんでした。
仕掛けが強引で、あたかも後出しジャンケンの様な印象を受けました。
伏線の提示が不十分で、結末が唐突に感じられたため、騙されたという快感というよりは不快感が残りました。
最後に病院に連れてくる手段が大袈裟すぎてリアリティを感じれれなかったのが残念でした。
Posted by ブクログ
逆転美人のトリックが凄かったので期待して読んでいましたが逆転美人程の驚きはあまり無かったです!
最後は全部軽く流れていく感じで少し納得いきませんでした、、、
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【巧いというより強引】
「本そのもの」にトリックがある『逆転美人』『逆転ミワ子』と違い、純粋な叙述トリックもの。具体的には現代のシーンと過去の回想とで一人称の視点が入れ替わるのをネーミングの工夫でわからなくしている内容。伏線を疑わせる怪しげな描写は満載だが、それでも明かされるまで気付かずしっかり騙されはした。ちょっと進行に無理がありすぎる気がするし怪しい怪しいと思いながら読むせいですっきり爽快に騙される感覚が味わえず、タイトルを改題することでトリックへの期待のハードルが上がってしまった分内容への評価は厳しくなってしまう作品でした
Posted by ブクログ
トリックは何だか強引というかアンフェアな気がした。
登場人物が真相を事細かに全て説明しないと読者がついていけなくなるのが何だかなぁという感じ。
でも最後は感動したし、胸くそ展開じゃなくて良かったと思った。
Posted by ブクログ
「逆転美人」も読み進めるのがしんどかったけど、こちらもしんどかった。何が面白いんだろうと思いつつ頑張って読み進めた。ネタバレでは頭がこんがらがった。そういう「逆転」ねぇ〜そこまでする?となる。話はうまく作られてるけど好みではなかった。
Posted by ブクログ
『逆転美人』と同様に終盤に逆転があることをネタバレする強気なタイトルと思ったら『あなたに会えて困った』の改題加筆修正だった。逆に加筆修正前が読みたくなった。