藤崎翔のレビュー一覧

  • みんなのヒーロー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    綺麗な女性と付き合うことという考えが変わっていれば起きなかった悲劇、周りの状況をちゃんと理解していれば…、自業自得感。

    妻にしなければいけなくなったのは、証拠の動画を持ち脅してきた自分の理想とは真逆の女性。

    駿真に断れるはずもなく…。

    芸能界も家も鞠子がいる生活。
    主従関係。

    心の中で悪態をつく、ため息も出尽くすほどつき、なんとかこの状況で離婚できないかと考えるが、なかなかいい案は浮かばず、月日は流れ、子供も生まれる。

    さらなる脅し、殺人計画等々展開がある。
    夫婦の連帯感、絆が生まれたように見えたが違った。
    同じ環境にいれば、自然に芽生えるものがあるだろうと思ったがそうはならなかった

    0
    2024年11月04日
  • 逆転泥棒

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【巧いというより強引】
    「本そのもの」にトリックがある『逆転美人』『逆転ミワ子』と違い、純粋な叙述トリックもの。具体的には現代のシーンと過去の回想とで一人称の視点が入れ替わるのをネーミングの工夫でわからなくしている内容。伏線を疑わせる怪しげな描写は満載だが、それでも明かされるまで気付かずしっかり騙されはした。ちょっと進行に無理がありすぎる気がするし怪しい怪しいと思いながら読むせいですっきり爽快に騙される感覚が味わえず、タイトルを改題することでトリックへの期待のハードルが上がってしまった分内容への評価は厳しくなってしまう作品でした

    0
    2024年10月27日
  • 逆転泥棒

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    トリックは何だか強引というかアンフェアな気がした。
    登場人物が真相を事細かに全て説明しないと読者がついていけなくなるのが何だかなぁという感じ。

    でも最後は感動したし、胸くそ展開じゃなくて良かったと思った。

    0
    2024年10月04日
  • 指名手配作家

    Posted by ブクログ

    前半がとてもおもしろい。設定で惹きつけられる。後半は、結末に持っていくための伏線だとわかったけど、長く感じた。平易で読みやすい文章。

    0
    2024年10月03日
  • 逆転泥棒

    Posted by ブクログ

    「逆転美人」も読み進めるのがしんどかったけど、こちらもしんどかった。何が面白いんだろうと思いつつ頑張って読み進めた。ネタバレでは頭がこんがらがった。そういう「逆転」ねぇ〜そこまでする?となる。話はうまく作られてるけど好みではなかった。

    0
    2024年09月26日
  • 逆転泥棒

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『逆転美人』と同様に終盤に逆転があることをネタバレする強気なタイトルと思ったら『あなたに会えて困った』の改題加筆修正だった。逆に加筆修正前が読みたくなった。

    0
    2024年09月23日
  • モノマネ芸人、死体を埋める

    Posted by ブクログ

    竹下のモノマネ一筋で生きているモノマネ芸人マネ下が死体を埋める話。モノマネ芸人業界ほんまにこんな感じなんかなという興味と死体を埋めてからの展開にワクワクする。死体を埋める手際とその後の隠蔽が凄くて、嘘のつきどころの大事さをしみじみと感じる。

    0
    2024年09月08日
  • 逆転泥棒

    Posted by ブクログ

    逆転にはびっくり!
    なるほど、そういうことか〜となった。
    ただ、主人公の複雑な家庭事情を含めて、その前の前科者と初恋の人との再会の物語に感情移入してしまったので、最後のドンデン返しで、個人的には少し物語が軽く感じてしまった。

    0
    2024年08月31日
  • こんにちは刑事ちゃん

    Posted by ブクログ

    純粋に面白かったです。それぞれのキャラクターに特徴があり、楽しく最後まで読めました。次の作品も楽しみです。

    0
    2024年08月13日
  • みんなのヒーロー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    スター俳優になって美人とつきあう、そればかりを夢見ていた主人公。人気があったのは一瞬で、もはや落ち目。それでもセフレは美人女優だったのに、大麻を吸ってラリったまま運転した車で人を轢いたところを、デブでブスのファンに見られてしまうという不幸。結婚してくれなければ轢き逃げを暴露すると脅されて地獄の日々が始まります。だけどまったく同情に値しないクズ男。脅す女のほうもえげつなくて到底好きにはなれず。

    著者は元芸人の藤崎さんだから、登場人物や番組名はパロディのオンパレード。そこの部分は面白いものの、相当嫌な話で、オチにもめげます。みんなのヒーローはいったい誰なのかしら。できれば『お梅は呪いたい』のお梅

    0
    2024年08月11日
  • みんなのヒーロー

    Posted by ブクログ


    藤崎翔さんの小説の中でこれまで
    [神様の裏の顔][逆転美人][逆転泥棒]
    [モノマネ芸人、死体を埋める]などを
    読みましたが、いつも裏の裏の裏、
    そのまた裏までもが用意されているので
    本を捲って残ページを意識しながら
    『あと何度裏切られるのか(いい意味で)』
    をワクワクと楽しみつつ読めます。

    シンプルかつ気軽に楽しめました。

    ーーーーー
    人気が底辺に近づきつつある
    元戦隊ヒーローのイケメン俳優。

    燻った生活を漫然と過ごしていた中で
    起こしてしまったひき逃げという犯罪。

    いつ警察に捕まるか怯えなが暮らす中、
    10年来の大ファンという女性に声をかけられ
    ファンサのつもりで受け答えしてい

    0
    2024年08月03日
  • みんなのヒーロー

    Posted by ブクログ

    プロットが、こう来るかー!と驚き。
    こんなプロット普通思いつかない。すごく面白い。
    ミステリー性がどうでも良くなるほどストーリーそのものが面白かった。

    落ち目の元ヒーロー役俳優がひき逃げをしてしまい、それを目撃したファンと結婚する話。

    0
    2024年07月11日
  • 読心刑事・神尾瑠美

    Posted by ブクログ

    読みやすい。とにかく読みやすくてスルスル読めた。
    この方の作品は大好きでほとんど読んでいるが、もやもやしたり胸くそ悪くてイライラしたりしない。というかそんな奴は悪い目にあってくれるのでスッキリ読める。
    そして毎回声を出して笑うことが1回はある。

    心を読める刑事という最強パターンがすごく楽しく描かれていた。

    0
    2024年07月05日
  • モノマネ芸人、死体を埋める

    Posted by ブクログ

    この作品をよんで納豆のパックのネバネバはスポンジで擦らなくても、水につけておけば取れるっていうのを知れました。


    0
    2024年06月17日
  • お隣さんが殺し屋さん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    また見事に騙されました!
    藤崎さんの小説はこれで3冊目(逆転シリーズ2冊目の後)。
    毎回「自分は騙してません、え、気づかなかったのは貴方ですよね?」と言われているかのように感じるほど、ネタバレ後に悔しくなるというか、たしかに、、、書いてあるわ、、、。となります(笑)
    この癖を掴んだら次読む本は見事にネタバレ前に言い当てられるかな???

    0
    2024年06月08日
  • 恋するおしい刑事

    Posted by ブクログ

    前著から面白く読んだが、さすがに続けて読むと仕事も恋愛も最後はうまくいかない主人公の書き方に食傷してしまった。作者が主人公をサディスティックに虐めて楽しんでいるかのようで、少々後味が悪い。
    本論とは関係ないが、ドラマの方と合わせて登場人物のネーミングはなかなか秀逸。(えのしたちから)とか(しゅせのぞむ)とか(たちいちまもる)とか笑

    0
    2024年05月30日
  • みんなのヒーロー

    Posted by ブクログ

    かつて特撮ヒーローもので主役を演じ、人気を博していた堂城駿真のジェットコースター物語。

    すっかり落ちぶれた駿真が麻薬を吸った帰り道、轢き逃げ事故を起こした事がきっかけで人生の歯車が狂いだす。

    一部始終を目撃し動画に収めていたのは彼の熱狂的ファンの山路鞠子。
    駿真はヒーローの座を取り戻せるのか、それとも…。

    藤崎さんの軽妙な文章でサクサク読める。
    何より、駿真と朝青龍を思わせる鞠子のキャラが際立ち、脳内映像でくっきりと浮かび上がった。

    鞠子も大概だが駿真の性根の悪さに引く。

    後半は怒涛の展開。

    主演女優賞は山路鞠子に決定。

    0
    2024年05月28日
  • モノマネ芸人、死体を埋める

    Posted by ブクログ

    何冊か読んでるけど、どれも着眼点は面白いのに文体や展開がマンガのようで、私が読みたいのはこういうモノじゃないといつも思ってしまう。
    うーん。

    0
    2024年05月28日
  • 三十年後の俺

    Posted by ブクログ

    間のショートショート含め、コントの脚本みたいな短編小説集。流石芸人出身だけあって笑いのツボがよくわかっているが、小説としてはまあ普通の出来。暇な時に読むと丁度いい。

    0
    2024年05月21日
  • みんなのヒーロー

    Posted by ブクログ

    藤崎翔ならではの、ノリが軽めの芸能サスペンス。いろんなものをもじりながら、落ちぶれた元特撮俳優のドタバタが描かれる。もじりの中では「げちょぱ」で不覚にも噴き出した。話は序盤から結構気分悪く、感情的に誰の味方をすべきか迷い続け、そして誰の味方も出来ずに辿り着く、終盤の激動の展開と着地点はとても面白い。藤崎翔作品には意外となかった程のゲスい話だったが、締めの前には作者の主張もしっかりされており、少し重くはなっていた。

    0
    2024年05月16日