あらすじ
「三十年後のお前だ」――庭から侵入してきたおじさんはいきなり高校生の俺に告げた。タイムマシンで未来からやってきたのだ、と。そう見れば、どことなく自分に似ている。これから起こることを次々明かしていくこの人物はいったい?(「三十年後の俺」) あの手この手で読み手の笑いを誘い、喜怒哀楽の渦に巻き込むシュールな短編&ショートショート全12編。(『比例区は「悪魔」と書くのだ、人間ども』改題)
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Posted by ブクログ
藤崎さんの作品は『逆転美人』以来2作品目でした。
神様の話とかマッチングサイトの話とか。
全部で10個以上のお話がありましたけど、おもしろいテーマのお話ばかり。
おもしろい中にもドキッとすることとかほんまやって思うことがいっぱいあってすごく楽しい読書時間を過ごすことができました。
ありがとうございました!
Posted by ブクログ
短編集。
どれもこれもが面白くて、一気読みでした。
ショートショートもあって、盛りだくさんで読み応え抜群。
個人的には『比例区は「悪魔」と書くのだ、人間ども』『三十年後の俺』と、ショートショートでは『シンデレラ・アップデート』が好きでした。
Posted by ブクログ
お笑い芸人出身の作者とのことで、なるほどと思う。短編の中に漫才のボケツッコミの応酬のような息もつかせぬ畳みかけが繰り広げられる。どれも小気味良い展開だが、特に表題作には感動と爽やかな読後感があった。
Posted by ブクログ
6作+ショートショートからなる短編小説
所々にクスッとしたり世界観が独特で、どんな人が書いているのだろうと思ったら、お笑いタレントの人が書いた作品ということを後書きで知りました。
個人的には伝説のピッチャーの話がウケました。
ヤクザから野球の八百長を命令されて、すべて反対の結果になる。本人が一生懸命なので思わず、笑ってしまいました。
30年後の俺のオチは良く練られてるなと思うけど、良く考えてみると、悲しいオチ。
また、読んでみたい作家さんの一冊でした。
Posted by ブクログ
作者はもともとお笑い芸人だったようで、コントのネタっぽい小編集になっている。
第1話 沼に斧が落ちてくる。2000年くらいしか経験のない神様は金の斧と銀の斧を持って立ち上がる。ファイ!
第2話 若いままの顔を保つことが出来ていたモデルさんが、ある日いきなり老ける。いくら説得しても別人と思われるほど。さてどうなる。
第3話 伝説のピッチャーが、借金をこさえてしまった。ヤクザが野球で八百長しろと迫ってきて、仕方ないから承諾したのだが、野球は相手がいるスポーツなので難しい。
第4話 霊魂になって、頑張って人間を怖がらせようとするのだが、画像処理の方法など山のようにある現代では難しい。
第5話 大学の同級生4人でデーモン閣下よろしく悪魔党を立ち上げる。
第6話 タイムマシンに乗って三十年後の僕がやってきた。
Posted by ブクログ
間のショートショート含め、コントの脚本みたいな短編小説集。流石芸人出身だけあって笑いのツボがよくわかっているが、小説としてはまあ普通の出来。暇な時に読むと丁度いい。
Posted by ブクログ
逆転美人から始まって著者の作品を少し読んでいて、さすが元芸人さん、観点は面白いなあと思うんだけど、もうマンガ読んでる気分になってきてしまって。。ラノベってこと、、?
うーん、うーん。。