藤崎翔のレビュー一覧

  • 逆転泥棒

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    ネタバレ

    タイトルの「逆転」から、何か仕掛けがあるのだろうと思っていたので、終盤に明かされる叙述トリックは少し予想していたものの、改めてタネ明かしされると驚きました。終わり方が唐突にハッピーエンドに持っていこうとしているように感じ、少し腑に落ちない部分はあったが、ヨッシーとマリアが仲の良い夫婦関係を築けていたことが良かったです。

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    2025年12月24日
  • オリエンド鈍行殺人事件

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    ネタバレ

    お気に入りは表題作の「オリエンド鈍行殺人事件」
    短いのに長編を読んだ様な満足感。そして、まさかの展開に脱帽でした。

    「ファーブル昆虫記〜」
    ほのぼの?した子供の作文から、恐ろしい展開でしたが、落とし所が斜め上でこれもお気に入りです。

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    2025年12月22日
  • 神様の裏の顔

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    ネタバレ

    軽妙な文体でまるでコントでも見ている(読んでいる?)かのような気分になりました笑 故・坪井先生の葬儀に参加している人々によって彼がどんな人だったのかが語られていきますが、彼らの語る内容によって、読者がイメージする「坪井先生」が見事に変わっていきます。最初は神様のような善人として語られるも、実は殺人犯だったのではないかという疑惑が持ち上がり、最後には今までの会話を覆すかのどんでん返しが待ち受けています。人に対するイメージが、いかに他人の言葉だけで左右されるものなのかと思わされました笑

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    2025年12月21日
  • 神様の裏の顔

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    騙されました!読み進めながら『ん?』と思いながらも真相には驚かされました。文章もすごく読みやすくてサラサラ読み終えた記憶です。この作者さんの他の話も読みたいな、と思うぐらいには読みやすく、面白かった。

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    2025年11月26日
  • ある謎解き作家の遺書

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    最後の最後が自力で解けず悔しい!
    ストーリーもしっかりしていて面白かった。
    問題、解説が丁寧に入っているので初心者から中級者向けだろうか。上級者は物足りないのかもしれない。

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    2025年11月18日
  • 冥土レンタルサービス

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    こんなサービスが本当にあったらいいなと思うサービス!他の生物に変わって現れることで、逆に嫌なものを見たり感じたりする人もいるかなと思ったが、それぞれ最後に心残りなく人生の終止符を打つ人が多く良かった。ベテラン係員は意外な人だった。色んな人が少しずつ関わっていたが、訳わからなくなったので、前のページに戻りながら関係図を作ってみてやっと関わりがわかった。

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    2025年11月17日
  • 神様の裏の顔

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    藤崎翔さん、やっぱり面白いですよ!エンタメ小説としてすんばらしい!
    シーンがイメージしやすく、展開も早く、語り手がどんどん変わることで情報も豊かで
    サクサク進んじゃう。

    神様と言われる教師、坪井誠造。
    その神様が急逝。通夜が行われ、皆が深い悲しみにくれ神様エピソードが語られる中、次第に
    坪井先生はとんでもない犯罪者ではなかろうか、
    と話は展開していくが・・・。

    タイトルからして『神様に裏の顔』、裏の顔ですがらね、いろんなフラグが立ちまくるわけです。
    でもですね、中盤くらいには裏の顔が暴かれまくるわけですよ。わかりやすくいうと
    エロエロ殺人鬼なんです。しかも殺人を犯すキッカケは身近な人の『死んでしまえばいいのに』
    という一言。罪は憎むがどこか坪井先生を責めきれない。

    警察や探偵はでてきません。登場人物の会話だけで展開していくあたり、解説にもありましたが
    『12人の優しい日本人』のような面白さ。
    話はさらに展開して、やはり神様だよね、からの残り32ページ。

    そーくるのね。藤崎さん、これまで積み上げた
    アレコレが崩れていく。

    どんでんどんでんですね。ぜひご一読ください。
    横溝正史ミステリ大賞 受賞は伊達ではありませんでした。

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    2025年11月02日
  • 冥土レンタルサービス

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    藤崎翔さんのお梅が面白く、こちらも面白そうだったので読みました。色んな人の人生があって、それが何気に繋がっていて、楽しく読めました。

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    2025年10月31日
  • オリエンド鈍行殺人事件

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    幕間のショートショートも含めると全10編のミステリー短編集。短いながらラストにあっと驚く仕掛けが施されていてどれも面白かった。表題作はもちろん世界的に超有名な某ミステリー小説のパロディ。ネタバレ対策をしつこいくらい非常に丁寧にやってくれているので未読の人も本作から先に読めますw個人的には教科書に載せられるお手本のような伏線回収をメタ的に扱ってみせた『ファーブル昆虫記を読んで』が一番好き。

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    2025年10月26日
  • 冥土レンタルサービス

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    面白い!買ってその日に読んでしまった。独立した話だと思ってたら、全部繋がってたんだなぁ。
    うちの猫もよぼよぼになってきたので、このサービスが本当にあって、いつか来るそのときには会いに来て欲しいな。でも夫は虫が嫌いだから殺虫剤ふりまくなw
    あと自分のときのために徳を積んでポイント溜めとかないと…!!

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    2025年10月22日
  • オリエンド鈍行殺人事件

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    何となくほのぼのしてしまうオリエンド鈍行殺人事件。「ファーブル昆虫記を読んで」、は展開の展開、みたいな感じ。

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    2025年10月16日
  • 神様の裏の顔

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    いろんな視点から書かれているので読みやすい作品だった。
    読み進めるうちに見方も変わっていくので飽きずにスラスラと読める。

    0
    2025年10月06日
  • 逆転泥棒

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    美人の件もあるので120%警戒。うん、今回は全く真正面から騙さてしまった。首尾よく運ぶ展開に違和感を感じつつも、騙されながら大円団。所謂一周回って楽しめるってやつ。

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    2025年09月29日
  • 神様の裏の顔

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    物語の中心にいる坪井先生だが、物語に直接登場する訳ではなく、家族や親交のあった人々の坪井先生とのエピソードという形で人となりが描かれている。「神様」と評されるほどの人物だった坪井先生。非の打ち所がなくて、知らず知らずのうちに周りの人はプレッシャーや劣等感を感じていたのかな。目を背けてきたそれぞれの事件、事故のモヤモヤ部分を「神様」の犯行と考えるけど、実はそれぞれに秘密があり…。物語がテンポよく進んで読みやすいし、登場人物のセルフ突っ込みも面白い。

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    2025年09月13日
  • 冥土レンタルサービス

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    ネタバレ

    藤崎翔氏の本は何冊か読んだけれど、彼の文章は読みやすく 彼らしさがあっていい。
    お梅シリーズと、同じニュアンスのこちらのストーリー。それぞれのストーリーが大きな流れで繋がっていて 楽しめた。
    古畑先生を嫌な人だなと思い読んでいたけれど最後にはキチンと回収されていて、とてもスッキリした。
    時代によって、バーコードからQRコードに変わってる所も細かくていい。
    もし私にポイントがあるなら、何になるだろう。
    どこに行くのだろうと思ってみたけど、その時にならないとわからないな。

    ブラッシュアップライフみたいに人生は徳を積む事が大事だなと思った。

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    2025年09月07日
  • 冥土レンタルサービス

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    ネタバレ

    比較的限られた範囲の舞台のなか、作り込まれた設定で筆者お得意の伏線が散りばめられた連作短編集。魂がQRコードだったり三段バーコードだったりするところから時間軸がバラバラなことがみて取れて、それぞれの登場人物がどのように関わっていくのかが段々と明らかになっていく楽しみがあります。バーコードより前はどうやってたんだろうとか、自分が死んだら何ポイントくらいになるのかなと思わずにはいられない、楽しく気軽に読める小説です

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    2025年08月31日
  • 冥土レンタルサービス

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    ネタバレ

    人は死ぬとバーコードだけの「お魂様」になって冥土に向かい、生きている間に積んだ徳のポイントに応じてさまざまな生物に形を変えて現世に戻れる、という話
    確かにお葬式とか法事とかお盆のときに、蝶々が飛んできたりして「もしかしたらあの人の生まれ変わりかも」なんていう話は聞いたことがある。
    96歳で大往生した人、16歳であっけなく死んだ人、産まれたばかりの我が子の前でうっかりミスで死んだ人… さまざまな「お魂様」が自分のポイントに一喜一憂しながら現世に戻る短編集。最後の話が良くてホロっと泣いた。私なら何になるかな
    やっぱり鳥とか蝶々とか飛べるのがいいな。
    登山家がヤモリになって東京タワーを登ったり降りたりする話は、最後に自宅で奥さんに会わなかったわけにじーんときた。
    人生いろいろだなあと思う。

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    2025年08月31日
  • 神様の裏の顔

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    神様のように万人に対して善良だった教師が亡くなり、通夜でその人に実は裏の顔があったのでは?と話し合う事になる物語
    
    以下、公式のあらすじ
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    神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した―と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。聖職者か、それとも稀代の犯罪者か―驚愕のラストを誰かと共有したくなる、読後感強烈ミステリ!!第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
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    主な登場人物
    坪井晴美:誠造の長女で、小学校教師(?)
    坪井友美:晴美の妹で自由奔放な性格。演劇をやっている
    斎木直光:誠造の教え子で、晴美とはクラスメイトだった
    根岸義法:誠造の元同僚で厳しい体育教師
    香村広子:坪井家の隣に住んでいる主婦
    鮎川茉希:誠造の教え子。様々な事情から、坪井が所有するアパートに住まわせてもらっている
    寺島悠:坪井が所有するアパートに住んでいる、売れないお笑い芸人。ネタのため、お葬式に参加する
    
    登場人物達の視点がコロコロ切り替わりながら進行する
    一巡目ではそれぞれの回想では誠造の清廉潔白さが感じられるけれども、二巡目あたりから、読者としては「もしかして?」と思う出来事があったのが知れる
    そして、お互いの持つ情報が交差しだすと、疑惑の念は益々深まっていく
    果たして、誠造の真の顔とは?
    
    
    鮎川と寺島の「盗聴」と斎木の「登頂」の噛み合わない会話はアンジャッシュのすれ違いコントそのものだし
    人の容姿の表現とか、他にもところどころお笑い界隈の表現が散見されるあたり、やはり元お笑い芸人だなぁと感じる
    
    ワンシチュエーションで登場人物達が疑いのないところに疑いを見出し、結局最初に戻るという展開は、映画「十二人の怒れる男」や「12人の優しい日本人」を彷彿させる
    または、「キサラギ」のように、登場人物達はそれぞれ違った面を持っていたという事が明らかになっていくところとかも似ている
    そして、一周回って同じ場所に戻って来るけど、ただ同じ場所ではないという展開もね
    
    そんな意味で、メタ的に誠造の仕業ではないのだろうなぁと思って読んでいたけれど
    部分的には事実だったりするところがあるので、本当に清廉潔白だったかは疑わしいかな
    
    そして、本当の真相が隠されているあたりがミステリとして評価されてるところなんだろうなぁ
    ただまぁ、これってフェアなのか?
    冒頭の登場人物の紹介からしてアンフェなな気もするのだが……

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    2025年08月29日
  • 冥土レンタルサービス

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    藤崎さんの小説は安定して面白い。
    死後に現世に戻る、前世での徳によってポイントが決まる…とこの辺りまでは世にも奇妙な物語とかであるようなシステム。
    そこにさらに動物ごとのポイントややり直し、事故によるマイナスポイントなどの基本システムが重なることで独自性が生まれる。
    係員のバックグラウンドや登場人物たちの関係性が徐々に明らかになっていったりするのも面白かった。

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    2025年08月23日
  • 冥土レンタルサービス

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    ネタバレ

    全部丸っと繋がる。
    あ、あの人またいる!
    あれ?この人?あれじゃん!
    みたいな、面白さ。

    面白あり。
    感動あり。

    とにかく読みやすい。
    分かりやすくて。
    学術新書とかの次に読んだらピッタリ☆

    因みに。。。
    最後、私は何になるかな。
    ヤモリ悪くないな…って思った。
    できれば、100ポイントくらいは摘んでおきたい。

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    2025年08月16日