藤崎翔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
藤崎翔先生の作品は、シリアスと笑いが絶妙なバランスで、コレ普通に考えたらグロイよな、って事も重くなりすぎないところがよいです。
そして、毎回笑える(大声で笑うレベル)
この本も楽しませていただきました。
ミステリ×SF。
藤崎先生の手にかかると、そこに笑いも加わり、絶妙なコンビネーションとなります。
登場人物全てに意味を持たせ、無駄のないストーリー展開でした。お見事!
ラストのシーンはまるでラブコメのワンシーンを見ているようで、「ププッ」となりました。
主人公に恋愛っ気がなかったので、ちょっと急展開な感じはしましたが、これはこれで青春ぽくて〇(まる)。 -
Posted by ブクログ
安定した面白さ。
藤崎翔さんの本は3冊目ですが、毎回違う驚きと笑いをもたらしてくれます。
今回は対談がテーマ。
まあ、本音は出さないですよね。笑
特に、世間に向けてのインタビューともなれば、当たり障りのない会話で乗り切るのが人かと思います。
話している内容≠思っている内容、でないのは大人であれば理解出来る事(本音と建て前ってやつです)ですが、こんなにもふり幅が大きいと笑うしかないです。
そして、この小説読んで他人を信用できなくなりそうで怖い。笑
読み進めるうちに、登場人物の相関関係が1つ、また一つと出来上がっていきます。
命がけの騙し合い。
一体だれが生き残るのか、最後まで手の汗握って読破 -
Posted by ブクログ
対談に挟まれる心の声という構築が斬新。著者の心配とは裏腹に大変読みやすい作品だった。
一章での土台作り 二,三章でのデモンストレーション、そして【テレビマニア】をトリガーにした怒涛の伏線祭りに後半の畳み掛けが凄い。
さすがは元お笑い芸人 、リズムが気持ち良い。SMLの小ネタやまるですれ違い漫才を見ているかの様で、口角を上げながら楽しんでいた。
後半の急激に濃ゆくなるミステリ感との温度差には、構えていなかった自分の背中にピシッと喝を入れられる。急いで今までの完全ノーマークだった伏線達を纏めるのに必死だったがこれもまた楽しい。
面白かったです!