藤崎翔のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
お梅は呪いたいシリーズの2作目
首だけになってしまった武士の呪いの人形・次郎丸に出会い、お梅は宙に浮く力をもらい、首と胴体を離して首だけ浮く事もできるようになった
呪いの力もわああっぷしたお梅は、今度こそはとまた新たな人を呪うべく奮闘するが……
今作の呪いたい対象は5つの家庭や人
・ぷろろをぐ
・間者童を呪いたい
・母子家庭を呪いたい
・二世帯住宅で呪いたい
・恋患いで呪いたい
・しんがあそん某を呪いたい
・ゑぴろをぐ
小学校のお受験のせいで離婚寸前の核家族
障害児のいる母姉弟の母子家庭
夫と娘からは理解されておらず、義父の介護が拠り所の二世帯住宅に住む母
ファミレスの店員への恋に悩む男
一発屋と揶揄されたシンガーソングライター
まぁ、前作からの予想と期待通りのオカルトハートフルコメディですね
今作はミステリ要素も入れてきたので、より面白く読めた
さらに、一発屋のキョーヤや、ワイドショー司会者の沖原など、エピソード同士の共通点や伏線があって、一冊の物語としてまとまりがいい
さらに続編も出てるので、次も読むのが楽しみ
---------------
増強された呪術の力で、次こそは現代人たちを呪い殺す……
つもりが、またしても幸せにしてしまう!?
笑いと涙と怒濤の伏線回収に翻弄される、シリーズ第2弾!
お梅、ぱわああっぷ!!!!
今度のお梅は、空を飛ぶ!
戦国時代以来の封印が解けて復活し、現代人を呪い殺すつもりが、ブランクが長すぎて間違えて人々を幸せにしてしまった呪いの人形・お梅。新たに習得した空中浮遊・胴体分離の能力を駆使し、次こそ人間を呪おうと意気込むが……。お受験家族、二世帯住宅など行く先々の不幸を煽り、現代人を呪い殺せるか。涙と笑いと呪いの大好評オカルトハートフルコメディ、第2弾!
--------------- -
Posted by ブクログ
ネタバレ基本的な話の構成は、お梅が問題を抱える家に拾われ、呪おうとするも、お梅の行動が裏目に出たり、きっかけになったりで、最終的に団円になる、そしてお梅は次の相手へ、というもので、やってることは前作とそう変わらない。
しかし、明らかに前作よりも面白さが格段に“ぱわああっぷ”しており、個人的には前作の2倍は楽しめた。
多分だけど、今作は話の展開にお梅の能力が生かされていたり、お梅が起こした行動、挙動が話を動かす直接の原動力になってることが大きいと思う。
ただし、
「お梅は舌なめずりしたい気分だった。」
みたいな体にまつわる慣用句の表現をした後で、
「とはいえ、人形であるお梅には(※物理的な理由の記述)できないのであるが」みたいな文面が多すぎるのが気になった。多用しすぎだと思う。 -
Posted by ブクログ
未知なる可能性を感じる小説。
5つの短編とショートショートの全10篇を楽しめる小説です。
個人的には5つの短編は全て好きな感じの話で小説が改めて面白く感じました。
いろいろなジャンルも楽しめ気軽に読めるのも良かったです。
また、考えもしていないストーリーでもあったので小説の未知なる可能性も感じました。小説って改めてすごいと感じました。
個人的には『オリエンド鈍行殺人事件』はもちろんのこと
『ファーブル昆虫記を読んで』もよく考えついたなって感じます。
どれが本当で創造なのか伏線と回収の偉大さも感じます。
ネタバレの配慮も素晴らしいです。★(オリエント急行殺人事件)
どれも面白くっておすすめな短編小説でした。
藤崎翔さんの小説を開拓したくなるきっかけになりました。