あらすじ
冴えた推理を披露するものの、必ずあと一歩で周囲に手柄を奪われる、もはや神業的能力を持つ押井刑事。 絶望の淵にいる彼を救ったのは、同じ署に配属された美しい後輩女性刑事だった。 ただ、彼女の灰田絵奈という名前を聞いて、押井の胸に不吉な予感がよぎる──。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
天才てきな閃きと推理力で事件をほぼ解決するのに最後のあとあと一歩で手柄を横取りされてしまう押井刑事の活躍を描く第2弾!今回は灰田刑事という女性刑事も出てきて事件と共に恋の行方も気になる所でしたが……
あまりに押井刑事が可哀想でしたけど面白く読めました!
Posted by ブクログ
前著から面白く読んだが、さすがに続けて読むと仕事も恋愛も最後はうまくいかない主人公の書き方に食傷してしまった。作者が主人公をサディスティックに虐めて楽しんでいるかのようで、少々後味が悪い。
本論とは関係ないが、ドラマの方と合わせて登場人物のネーミングはなかなか秀逸。(えのしたちから)とか(しゅせのぞむ)とか(たちいちまもる)とか笑
Posted by ブクログ
そう、押井がさっきから「こ、この」とか「つ、つまり」などと言っていたのは、脚の震えのせいで声まで震えていたのが原因だったのだ。決して誤植ではなかったのだ。
(P.213)
Posted by ブクログ
美人で素直な女性刑事灰田後輩が加わり、押井の手柄の横取りで出世した横出後輩と三人で遭遇する五つの事件。良い意味で前巻と変わらない雰囲気と最後の最後以外前巻よりも洗練されたシンプルな文章によるテンポの良い軽快さを存分に楽しんだ。お笑いライブの話は元芸人な著者の来歴も過るキレのなさがちょっと生ぬるい…。