藤崎翔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレフォローさせて頂いている方のレビューを見て面白そうと思って購入。結果面白かった。五百年前の日本人形のお梅が(人々を呪い殺してきた優秀な呪い人形)、たまたま発見されて逃げ出し、人を呪おうとむちゃくちゃ努力して頑張る話。お梅はとっても頑張り屋さん。一言で言うと、エンターテイメント。ただただ楽しく読書ができる話。
お梅がどんなに頑張っても最終的に逆の方向性に向かってしまうのが面白い。ある意味それが予定調和という感じで。もともと作者がお笑い芸人だった方のようなので、コント的な感じかな。あと日本人ならすぐ想像できるあの髪の毛が伸びそうな日本人形が色々ばたばたと頑張っているところを想像するとかわいらしい -
Posted by ブクログ
ネタバレまさに逆転に次ぐ逆転の物語でとても面白かったです!
前作の『逆転美人』は紙の本ならではの仕掛であっと言わせる物語だったのが、今回は内容と記述で騙しに行く本格的な叙述トリックで平成末期と1990年代~2000年代初頭を行ったり来たりしながら主人公の善人とマリアの関係が深まっていく。
渾名と本名の結びつきがあまりにも自然すぎて完全に騙されてしまった。そしてそのトリックによってマリアの本当の目的も明らかになっていき、怪しい物語が感動の物語に変わっていくのがとても良かったです。善人はもはやツンデレとしか言い様がないほどの独白とそこから立ち直りがとても良かったです。
スカッとするどんでん返しでとても面白 -
Posted by ブクログ
今日から、11連休!!
読むぞ〜
観るぞ〜
まずは、連休前から読んでたヤツ。
神様とまで言われた元教師が亡くなって、そこから色々な事が発覚したような流れ…
お通夜終わって、食べてる時に…
色々、発覚したように見えるけど、そんな状況証拠だけで決め付けんの?
そんなん死んだ時に、警察調べるでしょ!って思ってしまいそうなんがあるような気がする。
こんなんで、死んでから疑われたら、何か可哀想な気もするけど、これは、今まで、色んなミステリーとかで、大どんでん返しとかばっかり読んでた後遺症か?
まぁ、これも大どんでん返しがある訳やけど…
ただ、事件とは関係ないけど、人間味があるのが分かって、故人の人 -
Posted by ブクログ
戦国時代以来の封印が解け現代に蘇った呪いの人形お梅シリーズ第二弾
ひょんなことでぱわぁあっぷしたお梅、
次こそ人間を呪えるのか?
五百年も眠ってたためのブランクで間違って幸せにしちゃいがちだけど特定の人に呪いは効いてると思う笑
悪い人にはそれなりの罰がくだってる…あれ?それはお梅の呪いとは関係ない?いやいやお梅が放つ瘴気が回り回ってちゃんと人間を成敗してくれてるのか?
小説ならではの仕掛けありで、途中から
思ってた話と違う展開になったりと面白かった。
「二世帯住宅で呪いたい」は最初こそ共感してたのに…?びっくり。。
「恋煩いで呪いたい」は思わずややこしわっと叫んでしまった。なるほどの仕掛けに