【感想・ネタバレ】神様の裏の顔のレビュー

あらすじ

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。

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Posted by ブクログ

とにかくどんでん返しがスゴい。
あなたもきっと3度騙される!!
語り手がどんどん変わってくスタイルで事件自体も複雑すぎないのでミステリー苦手な人でもおすすめ。

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2025年06月01日

匿名

購入済み

とても面白かったです。ずっと題名通りの展開だと思っていたのに。驚きました!

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2025年05月15日

Posted by ブクログ

よかった。
話の設定が細かくよく出来てるなと思うと同時に、話の結末が読めてしまったのが残念だなと感じた。
しかし、読み進めていくうちに、まだどんでん返しが残されていたとは。
手の込んだいいミステリー。

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2025年02月09日

Posted by ブクログ

買ったもののあまり面白そうに思えずに読まずにいた本
ある意味どんでん返しかも?
書き方も各登場人物の心の声が綴られてて独特だしおもしろかった!!
きっと本の題名にもいろんな意味が込められてるんだろうなと色々妄想を膨らませられるくらいには面白かった!!

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2024年12月09日

Posted by ブクログ

騙されました!読み進めながら『ん?』と思いながらも真相には驚かされました。文章もすごく読みやすくてサラサラ読み終えた記憶です。この作者さんの他の話も読みたいな、と思うぐらいには読みやすく、面白かった。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

藤崎翔さん、やっぱり面白いですよ!エンタメ小説としてすんばらしい!
シーンがイメージしやすく、展開も早く、語り手がどんどん変わることで情報も豊かで
サクサク進んじゃう。

神様と言われる教師、坪井誠造。
その神様が急逝。通夜が行われ、皆が深い悲しみにくれ神様エピソードが語られる中、次第に
坪井先生はとんでもない犯罪者ではなかろうか、
と話は展開していくが・・・。

タイトルからして『神様に裏の顔』、裏の顔ですがらね、いろんなフラグが立ちまくるわけです。
でもですね、中盤くらいには裏の顔が暴かれまくるわけですよ。わかりやすくいうと
エロエロ殺人鬼なんです。しかも殺人を犯すキッカケは身近な人の『死んでしまえばいいのに』
という一言。罪は憎むがどこか坪井先生を責めきれない。

警察や探偵はでてきません。登場人物の会話だけで展開していくあたり、解説にもありましたが
『12人の優しい日本人』のような面白さ。
話はさらに展開して、やはり神様だよね、からの残り32ページ。

そーくるのね。藤崎さん、これまで積み上げた
アレコレが崩れていく。

どんでんどんでんですね。ぜひご一読ください。
横溝正史ミステリ大賞 受賞は伊達ではありませんでした。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

いろんな視点から書かれているので読みやすい作品だった。
読み進めるうちに見方も変わっていくので飽きずにスラスラと読める。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

物語の中心にいる坪井先生だが、物語に直接登場する訳ではなく、家族や親交のあった人々の坪井先生とのエピソードという形で人となりが描かれている。「神様」と評されるほどの人物だった坪井先生。非の打ち所がなくて、知らず知らずのうちに周りの人はプレッシャーや劣等感を感じていたのかな。目を背けてきたそれぞれの事件、事故のモヤモヤ部分を「神様」の犯行と考えるけど、実はそれぞれに秘密があり…。物語がテンポよく進んで読みやすいし、登場人物のセルフ突っ込みも面白い。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

神様のように万人に対して善良だった教師が亡くなり、通夜でその人に実は裏の顔があったのでは?と話し合う事になる物語

以下、公式のあらすじ
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神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した―と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。聖職者か、それとも稀代の犯罪者か―驚愕のラストを誰かと共有したくなる、読後感強烈ミステリ!!第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
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主な登場人物
坪井晴美:誠造の長女で、小学校教師(?)
坪井友美:晴美の妹で自由奔放な性格。演劇をやっている
斎木直光:誠造の教え子で、晴美とはクラスメイトだった
根岸義法:誠造の元同僚で厳しい体育教師
香村広子:坪井家の隣に住んでいる主婦
鮎川茉希:誠造の教え子。様々な事情から、坪井が所有するアパートに住まわせてもらっている
寺島悠:坪井が所有するアパートに住んでいる、売れないお笑い芸人。ネタのため、お葬式に参加する

登場人物達の視点がコロコロ切り替わりながら進行する
一巡目ではそれぞれの回想では誠造の清廉潔白さが感じられるけれども、二巡目あたりから、読者としては「もしかして?」と思う出来事があったのが知れる
そして、お互いの持つ情報が交差しだすと、疑惑の念は益々深まっていく
果たして、誠造の真の顔とは?


鮎川と寺島の「盗聴」と斎木の「登頂」の噛み合わない会話はアンジャッシュのすれ違いコントそのものだし
人の容姿の表現とか、他にもところどころお笑い界隈の表現が散見されるあたり、やはり元お笑い芸人だなぁと感じる

ワンシチュエーションで登場人物達が疑いのないところに疑いを見出し、結局最初に戻るという展開は、映画「十二人の怒れる男」や「12人の優しい日本人」を彷彿させる
または、「キサラギ」のように、登場人物達はそれぞれ違った面を持っていたという事が明らかになっていくところとかも似ている
そして、一周回って同じ場所に戻って来るけど、ただ同じ場所ではないという展開もね

そんな意味で、メタ的に誠造の仕業ではないのだろうなぁと思って読んでいたけれど
部分的には事実だったりするところがあるので、本当に清廉潔白だったかは疑わしいかな

そして、本当の真相が隠されているあたりがミステリとして評価されてるところなんだろうなぁ
ただまぁ、これってフェアなのか?
冒頭の登場人物の紹介からしてアンフェなな気もするのだが……

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

亡くなった坪井誠造の周りで不審な出来事が
起こった事で色んなことが浮き彫りになっていく。

最後まで読んでいて思ったが、
自分の知らないところで変な噂や考察が
されることはちょっと怖いと思った…。
憶測のまま話が進むのもいたたまれない…
けど完全に騙されましたっ!!!

それぞれ独立した疑惑がひとつになった時、
とてもスッキリした気持ちになった。
伏線回収もとても気持ちよかった!!

なんと言っても多くの登場人物たち(7人)の
それぞれの視点から物語が進んでいくので
とても読みやすかったです!

そして衝撃のラストにはびっくり!!!
最後まで目が離せず一気読みでした!面白かった!

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

新聞で紹介されてたので読んでみました

この作家さん、6年間、お笑い芸人として活動していたそうで、

それも気になって。。。



神様のような教師・坪井誠造が逝去した。

彼は生前、中学の校長をし、

定年後は地域のために貢献し、皆に慕われ、

参列者たちの誰もが涙し、悲しみに暮れていたのだが、

そこで意外な疑惑が浮かび上がる。



実は、彼は、

凶悪な犯罪者だったのではないか・・・?



物語は二転三転し、

えーーーー!!?

という結末に・・・



興味のある方は、ぜひ(*^^*)

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2025年07月26日

Posted by ブクログ

 神様のような清廉潔白な教師・坪内誠造のお通夜で突如浮上した「彼は生前は大犯罪者だったのではないか」という疑惑を参列者の面々で推理するミステリーで、「犯罪者か否か」という謎は勿論すれ違いコントや暴露大会のような少しブラックな笑いがあるのも面白く、結末は「こう来たか!」と思える予想だにしないものだった

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2025年06月29日

Posted by ブクログ

誰からも慕われ、神様のような元中学校の校長先生が亡くなった。その葬儀で、お世話になって慕っていた人たちが故人を偲ぶお話ですが…なんか違う方向に向かってる。「通夜ぶるまい」からもう止められない。実は極悪人なのではないかと疑ってしまうことから始まる物語。途中で「このままで終わるはずはない」と予想することはできたが、この結末は想像していなかった。ユーモラスを交えつつ全体的に不惑な雰囲気で、且つ単純にミステリーとしても気になる内容で面白かった。それまでが充分だっただけに、ラストいるかな?

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

面白かった!!!
友人に勧められて読み始めて、
最初は、んーなんの話だろう…なんだ…?って
楽しめてなかったけど、
途中から夢中で読んだし、
続きが気になって眠りにつけない夜もあったくらい!

でもオチは、気づけたのかもだけど、
それ言い出したらなんでもありやーんw
って思っちゃって、
自分の期待してたオチではなかったなって感じでした!

たくさん登場人物は出てくるけど、
映像が浮かびやすい文章で、
すごく読みやすかった!

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2025年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まさにタイトルにある通り『裏の顔』がポイントになったストーリー展開であり、後半は一気読みだった。
非常に読みやすい文体でテンポも良く、それぞれの人物像もリアリティがあると感じた。
結末にいたる展開も小説ならではであり、結末が分かる数ページ前の娘:晴美の行で「ん⁉誤植か?」と思わせつつ、それが伏線であり「なるほど!」としっかり感心させられた。
真犯人の動機にやや統一感がないような気もしないでもないが非常に巧く構成されている秀作であると感じた。
是非、他の作品も読んでみたくなった作家さんであった。

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2025年05月07日

Posted by ブクログ

先生に対する色んな違和感が積み上がっていくところがおもしろかった。しかし、おそろく先生は犯人ではないだろうと。
娘が怪しいなとは思っていたが、まさかそういう人格だとは思っていませんでした。
そういう人格になった経緯は飛躍しすぎてないし、良いかなと思いましたが、少し暴れすぎかなとも思いました。
先生も先生で教え子と関係を持ってるところはおもしろさすら感じました。

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2025年05月02日

Posted by ブクログ

今日から、11連休!!
読むぞ〜
観るぞ〜
まずは、連休前から読んでたヤツ。

神様とまで言われた元教師が亡くなって、そこから色々な事が発覚したような流れ…
お通夜終わって、食べてる時に…
色々、発覚したように見えるけど、そんな状況証拠だけで決め付けんの?
そんなん死んだ時に、警察調べるでしょ!って思ってしまいそうなんがあるような気がする。
こんなんで、死んでから疑われたら、何か可哀想な気もするけど、これは、今まで、色んなミステリーとかで、大どんでん返しとかばっかり読んでた後遺症か?

まぁ、これも大どんでん返しがある訳やけど…

ただ、事件とは関係ないけど、人間味があるのが分かって、故人の人柄が、ちょっと見える。
しかし、愚痴とか、元教え子と…♡
羨ましい!

悪魔とは言われたくないけど、神様とも言われたくは無いな。
人並みに表裏あるやろうし、ええ人ぐらいで充分では?
完璧に近づけるような向上心はあっても良いかも?

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2025年04月28日

Posted by ブクログ

喜怒哀楽が揃うミステリー。一人称の口語体の連続は続かないのではと思っていたが、ストーリーにぴったりだった。舞台にすれば面白いかも。

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2025年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

その人がどんな人なのか、表と裏、全てを知る人は本人しかいないだろう。一つの出来事を周りが悪いことと言えばムードは悪いことになりえる。人の思い込みは何の根拠もないところに成り立っているのだと恐怖すら感じた。SNSやメディアのコメントを鵜呑みにせず、日頃から自分で物事を考え俯瞰して判断できるようにしていきたいと感じた。面白い小説だった。

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2025年04月04日

Posted by ブクログ

皆から慕われていた教師の葬儀。参列者には教え子、同僚、近所の人らが揃った。別れを惜しむ中、各々の人生に起こった不可解な事件に関わりを持っていた故人。菩薩のような人物像であったが、次第に崩れていく…

後半に進むにつれ、展開が読めてしまうが、その上をいく終わり方だった。自分の見えもしないところに真実はあると思わせてくれ、本当のことなど当事者しかわからないと思った。

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2025年03月29日

Posted by ブクログ

おすすめ度 ★★★★☆
どんでん返し度 ★★★★☆

まさに予測不可能などんでん返し
まぁまた何かトリックはあるんやろなーとは思ってたけど、またその裏を書くようなどんでん返しで
視点も色々あって最初登場人物を覚えるのは大変やったけど
ラストに行くまでは、とんとん拍子で読みやすかった
ただラストがちょっとダラダラかな?と思ったけどそれでもよかった面白かった

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2025年03月11日

Posted by ブクログ

語り手が次々変わる形で面白かった。
亡くなった先生は良い人なのか?いやでもやはり…と思わせられるのは全て、作者の掌の上なんだろうなあと思った。

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2025年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

⭐︎3.5
坪井先生が亡くなった。
葬式で娘2人、斉木くん、ゴリラ先生、近所のおばさん、アパートに住む男と女 
7人が体験した殺人?事件の犯人が坪井先生ではないかと話す。
本当は娘2人が春美と友美という二重人格で、妹の友美が殺しや事件に関わっていたらしい。
あっという間に読み終わったので、まぁまぁ面白かったんだと思う。
この賞は道尾秀介さんも審査員にいたらしいので、なるほどと思った。

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

著者のデビュー作とのこと。
張り巡らされた伏線が、スピーディに回収されていく、気持ちの良い作品でした。
会話が多くて、とても読みやすかったです。

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2025年08月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

横溝正史ミステリ大賞らしい
2014年って、11年も前の本なのね

めっちゃいい先生が実は…
というサイコパスな話かと思ったら
話が二転三転して、面白かった

色んな人の目線で語られるから
読みやすい

ラストは、なんとなく想像できたけど
それは最近のドラマにありがちな設定
だったからで…
11年前なら、もっとビックリできたかも?

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2025年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすく読書初心者にもお勧め
私には重文が面倒だった

ちゃんと騙されたが、100%スッキリ…とはならなかった
元生徒に手を出していることや、修学旅行事件についてもっとひっくり返してもらいたかった
娘の二重人格を活かした芸人への復讐か何かが無い終わり方もイマイチ

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2025年05月19日

Posted by ブクログ

神様のようと言われた、清廉潔白な元教師・坪井誠造が亡くなった。通夜に集まった人々は皆坪井を偲んで涙を流した。通夜の席に集まった坪井の娘、教え子、元同僚の体育教師、隣に住む主婦、アパートの店子の6人が思い出を振り返ると、坪井は殺人犯だったのではないかという疑惑が湧き上がる。「神様」には裏の顔があったのか?
結末にびっくり。清廉潔白な人ってすごいけどやっぱりどこかマイナスのところがあってほしいと思っているんだろうか。教え子の斎木が手のひらを返したところからそう思った。こんな風に手のひらを返す人にはなりたくないなぁ。
そして坪井の娘の将来が少し心配になる。このままだと未来は暗そう。友美はずっと誰かのせいにしていそうな気がするし、晴美は折れたままなんだろうか。まぁそもそもこの2人は…なんだけれども。

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2025年04月28日

Posted by ブクログ

設定のユニークさに惹かれてすらすらと読み進められた。けれど実際、自分が長年信頼していた人が実は殺人犯だったかもしれない、しかもいくつもの殺人・傷害事件に関わっていたかも、という事実が発覚したら、めちゃくちゃ怖いし、彼らのように冷静ではいられないだろうなぁ。
坪井先生と関わりの深い登場人物たちばかりの中で、寺島は唯一関わりがさほど深くなく、先生への思いも大きくなかったから他のキャラクターたちと違う立ち位置でおもしろかった。事件を紐解くキーパーソンとなったのも、真実を知りたいとかそういう熱い想いからではなく、晴美に良いところを見せてあわよくば付き合いたいという下心100%で動いていて、どこか憎めないキャラクターだった。自分が恐ろしいことに巻き込まれていることをまだ何も知らない、可哀想なキャラクターではあるが…

人にはみんな知らない顔がある。今作にも出てきた性癖は特にそうだろう。誰だって、恋人だけに見せる顔や、誰にも見せない顔があっても不思議ではないはずなのに、やはり知らない顔を知ると驚きを感じてしまう。教師だって性欲や性癖があってもおかしくないのに、職業柄どこかそういうものと切り離された人として見られてしまいがちだし、それが詳らかになると周りの見る目も変わるのが常だろう。正直、坪井先生や根岸先生の性生活は意外に感じたが、人間だから性欲や色んな性癖があるのは当たり前だよなぁと思った。

始めに想像していたよりも二転三転と話が展開していき、意外な結末にイヤミス(嫌な気持ちになるミステリー)みを感じたが、好きな人には堪らないだろう。私は☆3つ。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

清廉で誰からも尊敬された元教師の男性が亡くなった。彼を慕う人々が葬儀に訪れ、思いを馳せる。が、今思い返すと彼との思い出には不審な点が…もしかして彼は犯罪者だったのでは…?

気を付けて読んでいたが、まさかこんな真相とは…イッキ読みです

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2025年02月16日

Posted by ブクログ

誰からも評判のいい神様みたいな人に、実は裏の顔があって……?な話。少しずつ真相が明らかになっていくくだりは思わず前のめりで読んでた。最後はそんなのあり?とちょっと不満だけど(推理しようがない)、読む分には楽しく読めるんじゃないかと思う。

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

逆転美人がおもしろくて、藤崎翔さん2冊目を購入。
どんどん疑いが深く広く繋がっていき、状況証拠が固まっていく一方で、藤崎さんのことだから、きっとこのまま先生の仕業として終わることはないのだろうと思いながら読み続ける。
最後にすべてが分かった時、予想もしていなかった結末に相当驚いた。
でも、これってちょっとズルいような気もする…。
もちろんすれ違いや奇跡的な連鎖の構成は評価されるべきなんだろうけど、二重人格を取り入れちゃうと騙されざるを得ないような…。
と思いつつ、総じていろんな人物の目線で先生や事件がテンポよく描かれていくので、飽きることなく楽しめた。

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2025年01月24日

ro

購入済み

言葉遣いが

小説なのに文章の書き方がしっくり来なくて途中までしか読めませんでした。

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2022年05月03日

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