【感想・ネタバレ】神様の裏の顔のレビュー

あらすじ

神様のような清廉な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみで包まれ、誰もが涙した――と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

まさにタイトルにある通り『裏の顔』がポイントになったストーリー展開であり、後半は一気読みだった。
非常に読みやすい文体でテンポも良く、それぞれの人物像もリアリティがあると感じた。
結末にいたる展開も小説ならではであり、結末が分かる数ページ前の娘:晴美の行で「ん⁉誤植か?」と思わせつつ、それが伏線であり「なるほど!」としっかり感心させられた。
真犯人の動機にやや統一感がないような気もしないでもないが非常に巧く構成されている秀作であると感じた。
是非、他の作品も読んでみたくなった作家さんであった。

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2025年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

その人がどんな人なのか、表と裏、全てを知る人は本人しかいないだろう。一つの出来事を周りが悪いことと言えばムードは悪いことになりえる。人の思い込みは何の根拠もないところに成り立っているのだと恐怖すら感じた。SNSやメディアのコメントを鵜呑みにせず、日頃から自分で物事を考え俯瞰して判断できるようにしていきたいと感じた。面白い小説だった。

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2025年04月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

⭐︎3.5
坪井先生が亡くなった。
葬式で娘2人、斉木くん、ゴリラ先生、近所のおばさん、アパートに住む男と女 
7人が体験した殺人?事件の犯人が坪井先生ではないかと話す。
本当は娘2人が春美と友美という二重人格で、妹の友美が殺しや事件に関わっていたらしい。
あっという間に読み終わったので、まぁまぁ面白かったんだと思う。
この賞は道尾秀介さんも審査員にいたらしいので、なるほどと思った。

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

横溝正史ミステリ大賞らしい
2014年って、11年も前の本なのね

めっちゃいい先生が実は…
というサイコパスな話かと思ったら
話が二転三転して、面白かった

色んな人の目線で語られるから
読みやすい

ラストは、なんとなく想像できたけど
それは最近のドラマにありがちな設定
だったからで…
11年前なら、もっとビックリできたかも?

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2025年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読みやすく読書初心者にもお勧め
私には重文が面倒だった

ちゃんと騙されたが、100%スッキリ…とはならなかった
元生徒に手を出していることや、修学旅行事件についてもっとひっくり返してもらいたかった
娘の二重人格を活かした芸人への復讐か何かが無い終わり方もイマイチ

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2025年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

逆転美人がおもしろくて、藤崎翔さん2冊目を購入。
どんどん疑いが深く広く繋がっていき、状況証拠が固まっていく一方で、藤崎さんのことだから、きっとこのまま先生の仕業として終わることはないのだろうと思いながら読み続ける。
最後にすべてが分かった時、予想もしていなかった結末に相当驚いた。
でも、これってちょっとズルいような気もする…。
もちろんすれ違いや奇跡的な連鎖の構成は評価されるべきなんだろうけど、二重人格を取り入れちゃうと騙されざるを得ないような…。
と思いつつ、総じていろんな人物の目線で先生や事件がテンポよく描かれていくので、飽きることなく楽しめた。

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2025年01月24日

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