藤崎翔のレビュー一覧

  • 神様の裏の顔

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    物語の中心にいる坪井先生だが、物語に直接登場する訳ではなく、家族や親交のあった人々の坪井先生とのエピソードという形で人となりが描かれている。「神様」と評されるほどの人物だった坪井先生。非の打ち所がなくて、知らず知らずのうちに周りの人はプレッシャーや劣等感を感じていたのかな。目を背けてきたそれぞれの事件、事故のモヤモヤ部分を「神様」の犯行と考えるけど、実はそれぞれに秘密があり…。物語がテンポよく進んで読みやすいし、登場人物のセルフ突っ込みも面白い。

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    2025年09月13日
  • お梅は呪いたい

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    聞いてた通りの内容とおもしろさ
    可愛いお梅ちゃんにケラケラと笑えて、楽しく読み終えた
    (20250219)

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    2025年09月11日
  • 冥土レンタルサービス

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    ネタバレ

    藤崎翔氏の本は何冊か読んだけれど、彼の文章は読みやすく 彼らしさがあっていい。
    お梅シリーズと、同じニュアンスのこちらのストーリー。それぞれのストーリーが大きな流れで繋がっていて 楽しめた。
    古畑先生を嫌な人だなと思い読んでいたけれど最後にはキチンと回収されていて、とてもスッキリした。
    時代によって、バーコードからQRコードに変わってる所も細かくていい。
    もし私にポイントがあるなら、何になるだろう。
    どこに行くのだろうと思ってみたけど、その時にならないとわからないな。

    ブラッシュアップライフみたいに人生は徳を積む事が大事だなと思った。

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    2025年09月07日
  • お梅は次こそ呪いたい

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    能力をアップデートして、いざ!
    と言ったものの意気込むのは本人ばかりで、読んでいる私たちはほぼ顛末が見えている。

    なのに、これだけ楽しいのは一重にメタ的に時々登場される作者さんの努力の賜物なんでしょう。
    あ、あとお梅さんのご苦労もね!(呪わないでね)

    このシリーズ、続編あれば必ず読みます!
    好き!

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    2025年09月07日
  • 冥土レンタルサービス

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    ネタバレ

    比較的限られた範囲の舞台のなか、作り込まれた設定で筆者お得意の伏線が散りばめられた連作短編集。魂がQRコードだったり三段バーコードだったりするところから時間軸がバラバラなことがみて取れて、それぞれの登場人物がどのように関わっていくのかが段々と明らかになっていく楽しみがあります。バーコードより前はどうやってたんだろうとか、自分が死んだら何ポイントくらいになるのかなと思わずにはいられない、楽しく気軽に読める小説です

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    2025年08月31日
  • 冥土レンタルサービス

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    ネタバレ

    人は死ぬとバーコードだけの「お魂様」になって冥土に向かい、生きている間に積んだ徳のポイントに応じてさまざまな生物に形を変えて現世に戻れる、という話
    確かにお葬式とか法事とかお盆のときに、蝶々が飛んできたりして「もしかしたらあの人の生まれ変わりかも」なんていう話は聞いたことがある。
    96歳で大往生した人、16歳であっけなく死んだ人、産まれたばかりの我が子の前でうっかりミスで死んだ人… さまざまな「お魂様」が自分のポイントに一喜一憂しながら現世に戻る短編集。最後の話が良くてホロっと泣いた。私なら何になるかな
    やっぱり鳥とか蝶々とか飛べるのがいいな。
    登山家がヤモリになって東京タワーを登ったり降りた

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    2025年08月31日
  • お梅は次こそ呪いたい

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    せっかくぱわーあっぷしたのに…
    それでも現代では呪えないお梅人形。前作より、さらに笑わせてくれます。
    え、みいらまで?!お梅がかすみます。

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    2025年08月29日
  • 神様の裏の顔

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    神様のように万人に対して善良だった教師が亡くなり、通夜でその人に実は裏の顔があったのでは?と話し合う事になる物語
    
    以下、公式のあらすじ
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    神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した―と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。聖職者か、それとも稀代の犯罪者か―驚愕のラストを誰かと共有したくなる、読後感強烈ミステリ!!第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
    ----------------------
    
    主な登場人物
    坪井晴美:誠造の長女で、小

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    2025年08月29日
  • 冥土レンタルサービス

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    藤崎さんの小説は安定して面白い。
    死後に現世に戻る、前世での徳によってポイントが決まる…とこの辺りまでは世にも奇妙な物語とかであるようなシステム。
    そこにさらに動物ごとのポイントややり直し、事故によるマイナスポイントなどの基本システムが重なることで独自性が生まれる。
    係員のバックグラウンドや登場人物たちの関係性が徐々に明らかになっていったりするのも面白かった。

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    2025年08月23日
  • 冥土レンタルサービス

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    ネタバレ

    全部丸っと繋がる。
    あ、あの人またいる!
    あれ?この人?あれじゃん!
    みたいな、面白さ。

    面白あり。
    感動あり。

    とにかく読みやすい。
    分かりやすくて。
    学術新書とかの次に読んだらピッタリ☆

    因みに。。。
    最後、私は何になるかな。
    ヤモリ悪くないな…って思った。
    できれば、100ポイントくらいは摘んでおきたい。

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    2025年08月16日
  • お梅は呪いたい

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    面白くもあり、感動もできる作品でした。
    個人的には「老人ほをむで呪いたい」の話が1番良かったです。
    言ってることは恐ろしいですが、お梅(人形)の反応が面白かったです。
    舞台化はするようですが、ぜひドラマかアニメなどで観てみたい作品でした。
    そして部分的に作者の気持ちが書いてある場所に笑ってしまいました。
    続編もあるようなのでそちらも読んでみたいと思います。

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    2025年08月15日
  • 神様の裏の顔

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    亡くなった坪井誠造の周りで不審な出来事が
    起こった事で色んなことが浮き彫りになっていく。

    最後まで読んでいて思ったが、
    自分の知らないところで変な噂や考察が
    されることはちょっと怖いと思った…。
    憶測のまま話が進むのもいたたまれない…
    けど完全に騙されましたっ!!!

    それぞれ独立した疑惑がひとつになった時、
    とてもスッキリした気持ちになった。
    伏線回収もとても気持ちよかった!!

    なんと言っても多くの登場人物たち(7人)の
    それぞれの視点から物語が進んでいくので
    とても読みやすかったです!

    そして衝撃のラストにはびっくり!!!
    最後まで目が離せず一気読みでした!面白かった!

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    2025年08月13日
  • こんにちは刑事ちゃん

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    毎作面白い設定の作品を読ませてくれる藤崎翔さんの作品!敏腕刑事が殉職して後輩刑事の夫婦の間に生まれた赤ちゃんに転生して事件解決に奔走するというこれまた面白い設定でした…そして伏線回収が秀逸で面白かった!!

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    2025年08月05日
  • お梅は次こそ呪いたい

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    ネタバレ

    呪いの人形お梅が「呪いたいけど呪えない」というストーリーを中心としたコメディ。各章の展開は似ているが、ミステリーの要素もあり、同じ名前の2人がいたり、死体を介護していたり、姉が幼く描写されていたり、そこに裏切りがあり楽しめた。最後の「えぴろおぐ」で全てがつながるのもおもしろい!きっと続編もあるかなー

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    2025年08月03日
  • 神様の裏の顔

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    新聞で紹介されてたので読んでみました

    この作家さん、6年間、お笑い芸人として活動していたそうで、

    それも気になって。。。



    神様のような教師・坪井誠造が逝去した。

    彼は生前、中学の校長をし、

    定年後は地域のために貢献し、皆に慕われ、

    参列者たちの誰もが涙し、悲しみに暮れていたのだが、

    そこで意外な疑惑が浮かび上がる。



    実は、彼は、

    凶悪な犯罪者だったのではないか・・・?



    物語は二転三転し、

    えーーーー!!?

    という結末に・・・



    興味のある方は、ぜひ(*^^*)

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    2025年07月26日
  • お梅は次こそ呪いたい

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    シリーズ第2弾のお梅は、首と胴体を離しそれぞれ自由に動け空中に浮遊できるようになりパワーアップ、したのだけどやっぱりどうしても人間を幸福にしてしまう。今回はどの話にも事件などが絡みちょっと不穏な内容が多いけどお梅自体が不穏なのでそこは問題なし。むしろこんなに好条件なのにどうやっても呪い切れず幸福へと導くお梅はもはや本物の幸運の人形なんじゃないかとすら思えてくる。カラスや猫から必死で逃げながら悪態をつき人間を罵倒するお梅がかわいく思えてならない。ゑぴろをぐで人間たちの繋がりやその後が描かれてるのも楽しい。

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    2025年07月23日
  • お梅は呪いたい

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    500年前に戦国時代を滅亡させた呪いの人形、お梅。封印(?)が解かれ現代人を呪おうとあちこちの家に拾われて奮闘する姿がかなり面白くとても好み。人間とお梅の視点が入れ替わり双方の全く違う思いが楽しくて、呪い殺したく瘴気を出すのに人間はなぜか幸せに…これにはお梅が歯軋りする姿が目に浮かぶ(人形なので歯はないが)。犬猫と格闘したり首を拾いに走ったり想像するだけで笑えるしシュールなのにかわいらしい。各話、躓いてる人間が立ち直っていく姿にほっとするけど「老人ほをむで呪いたい」では涙が出た。癖のある登場人物が各話でリンクしてたり最後はきれいに伏線回収されてて上手いなぁと感じる。続編でお梅の活躍が楽しみ。

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    2025年07月18日
  • お隣さんが殺し屋さん

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    ◾️サマリー
    ・本当の殺し屋さんを見抜けるか
    ・元お笑い芸人の作家さんだけに笑える
    ・最後の30ページからがどんでん返し

    ◾️所感
    本作の作家さんである藤崎さんは、元お笑い芸人なんだとか。
    随所に笑いの要素を散りばめつつ、最後の最後に真実が分かるというのが、この方のセオリーのようだ。
    お隣さんが、殺し屋だなんてドラマでもない限りなかなかあり得ない設定である。
    しかし、小説だから成り立つ面白さを活用され、とんとん拍子でページを読み進められる。
    箸休めの一冊として最適と思う。
    本作を読む際は、先入観を持たないことである。
    私は先入観を持ったがゆえに、最後の最後に騙された。

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    2025年07月14日
  • お梅は呪いたい

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    人を呪いたいのに何故か幸せにしてしまう呪いの人形お梅。登場人物が全て繋がっていてお梅と登場人物の視点で話が進んでいくので、とても読みやすくサクッと読めた。面白かったです(*´∀`*)

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    2025年06月30日
  • 神様の裏の顔

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     神様のような清廉潔白な教師・坪内誠造のお通夜で突如浮上した「彼は生前は大犯罪者だったのではないか」という疑惑を参列者の面々で推理するミステリーで、「犯罪者か否か」という謎は勿論すれ違いコントや暴露大会のような少しブラックな笑いがあるのも面白く、結末は「こう来たか!」と思える予想だにしないものだった。

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    2025年06月29日