藤崎翔のレビュー一覧
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少し飽きてきた感もあるが(前作の感想にも書いた気がする)、新たに「魔法少女」人形が加わったのが新鮮。
この魔法少女、お梅と違って、人を幸福にすることに生きがいを持っている。そんないかにもポジティブなキャラなのに、ときたま自分の持ち主を不幸にする人間に対して不穏な言葉を呟いたり、果ては持ち主を不幸に導いてしまったりする。
こういう悪気のない善人はタチが悪い。基本、善人なので考えを改める必要もないし。
そして、相変わらず、お梅は人を呪って、なぜか呪われた人は幸せになっていく。
お梅が魔法少女に「幸運の人形」呼ばわりされて歯噛みするシーンが好きだ。
なんなら呪いの人形を辞め、幸運の人形に鞍替えした -
Posted by ブクログ
お梅は呪いたいシリーズの2作目
首だけになってしまった武士の呪いの人形・次郎丸に出会い、お梅は宙に浮く力をもらい、首と胴体を離して首だけ浮く事もできるようになった
呪いの力もわああっぷしたお梅は、今度こそはとまた新たな人を呪うべく奮闘するが……
今作の呪いたい対象は5つの家庭や人
・ぷろろをぐ
・間者童を呪いたい
・母子家庭を呪いたい
・二世帯住宅で呪いたい
・恋患いで呪いたい
・しんがあそん某を呪いたい
・ゑぴろをぐ
小学校のお受験のせいで離婚寸前の核家族
障害児のいる母姉弟の母子家庭
夫と娘からは理解されておらず、義父の介護が拠り所の二世帯住宅に住む母
ファミレスの店員への恋に悩む男 -
Posted by ブクログ
ネタバレ基本的な話の構成は、お梅が問題を抱える家に拾われ、呪おうとするも、お梅の行動が裏目に出たり、きっかけになったりで、最終的に団円になる、そしてお梅は次の相手へ、というもので、やってることは前作とそう変わらない。
しかし、明らかに前作よりも面白さが格段に“ぱわああっぷ”しており、個人的には前作の2倍は楽しめた。
多分だけど、今作は話の展開にお梅の能力が生かされていたり、お梅が起こした行動、挙動が話を動かす直接の原動力になってることが大きいと思う。
ただし、
「お梅は舌なめずりしたい気分だった。」
みたいな体にまつわる慣用句の表現をした後で、
「とはいえ、人形であるお梅には(※物理的な理由の記述) -
Posted by ブクログ
ネタバレサクッとスナック感覚でちょこちょこ読めて楽しかったし面白かった!
筆者さんの自我が入ってるとこはメタいな…って笑ってたけど、他にもいろんなところにクスッと笑える一文があって読んでて楽しかった。
どの話も基本的に清々しく終わってくれるし、その後が心配になったところもだいたいエピローグで回収してくれたからかなり気持ちの良い読書体験だったな〜。
・チャッキー(チャイルドプレイ)にいちゃもんをつける
・青梅をお梅と認識する
・戦国時代の時代考証がなってないと文句
あたりのお梅の戦国時代出身人形しぐさが面白かった。
やることがたいてい誰かの幸せに転じてしまってたけど、泥棒にだけはしっかり災い効いて -
Posted by ブクログ
未知なる可能性を感じる小説。
5つの短編とショートショートの全10篇を楽しめる小説です。
個人的には5つの短編は全て好きな感じの話で小説が改めて面白く感じました。
いろいろなジャンルも楽しめ気軽に読めるのも良かったです。
また、考えもしていないストーリーでもあったので小説の未知なる可能性も感じました。小説って改めてすごいと感じました。
個人的には『オリエンド鈍行殺人事件』はもちろんのこと
『ファーブル昆虫記を読んで』もよく考えついたなって感じます。
どれが本当で創造なのか伏線と回収の偉大さも感じます。
ネタバレの配慮も素晴らしいです。★(オリエント急行殺人事件)
どれも面白くっておすす