草間さかえのレビュー一覧
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草間作品も「草間さかえ劇団員」によって演じ分けられるのだが、それはキャラの描き分けが出来てない、と言う事ではなく、草間作品を構築する上では劇団に属する俳優が演じ分けする手法で事足りている、と言う事だ。一口に絵が上手いと言っても漫画の世界では色んな種類がある。止め絵のクオリティーを求めるあまりに脂の抜けきったポスターの羅列のようになってしまう人もいる。草間さかえさんの絵は非常に「癖」があるのに「上手い」のである。デッサン力が合って、余計な線を整理しながらも漫画に必要な線は入れて行く事で、独特な世界観を構築されている。デッサン力は「動植物」の緻密な描き方を見れば一目瞭然だ。
泉太郎の「闇」さえない -
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ネタバレ【ネタバレあります】
今までも何となくそれなりの問題?があった4人だけど、今回はそのうちの2人に大変な出来事が!
最初に茨木がトルコで消息不明になります。
テロで爆発したバスで毎朝通っていたはずなので、巻き込まれた可能性が高い、と。全然連絡が取れなくて、京橋先生はすぐにでも現地に行きたかったけれど、身内でもなんでもない立場ではどうすることもできずにただ待つだけという。
最初は、ああ、ネタがつきちゃったのかな?と思ったけど、その後の二人をめぐる楢崎の価値観とかが、この後に起こるまんじの急病でいろいろ変わって行くわけです。
まんじは、机の角に頭をぶつけたけど平気~とへらへらしているので楢崎 -
購入済み
え、まさか、終わり??
毎回ジェイクにイライラさせられてきた本作(笑)。が、別れて清々ガイと幸せに!とも行かず(当然正当な攻め様ポジはジェイクだし実はガイもショボかった。。(笑))。。ジェイクのノーマルさを主張するため結婚やアドリアンと付き合いつつも(別れてからも)SMつながりのBFと続いていたりと余りに自分のことばかりな素行に再びムカッ腹。彼の葛藤や苦悩を確かに理解出来ないけどそれ差し引いても酷いんじゃないか、と。。でもそんなジェイクの最後の決断と取った行動でそれらの嫌悪感も簡単にひっくり返されましたが。。惚れた腫れただけでなくこのウエスタンな人々独特の時にドライだったり独立心のやたら強い個性、無論本当に男性の目か
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月村センセのラブコメじゃない作品もすてきです。地味な恋愛ものかもしれないけれど、地味でもぐっとくる味わいはさすがだと思いました。
母親のネグレクトによって小学6年で育った町から離れ、東京で学生寮を営む祖母にひきとられ暮らしている芙蓉。その学生寮に、なんと小学生の時片想いしていた西澤が下宿人としてやってきます。
再会ものはいいですね。
芙蓉は野に咲く可憐な小花のような男の子です。おとなしくて、目立たなくて、でもよく見ればすごくかわいいし、一生懸命働いて尽くしてくれる…みたいな。
タイトルがいいです。懐かしい響きのある言葉ですよね。
雑草や野の花に詳しい芙蓉にぴったり~
…そしてイラストが草間さ -
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隊長と部下、戦時下のストイックな規律と上下関係から生まれた純愛。
南方戦線での状況下、たびたび問題を起こしては処罰される部下・早川と、厳しい隊長の竹内。
二人の間にはある秘密があって…。
そして時代は終戦を迎え、復員船で祖国に戻った二人は共に暮らすようになるが――。
男同士の情愛の儚さを、当時の風景を濃密なタッチとともに描いた表題作とその続編。
ほか読み切り5篇を収録した、ファン必携の作品集。
収録作品:「どこにもない国」「パラダイムロスト」「1と2の間」「0と1の間(前編)」「0と1の間(後編)」「0か1の世界」「もののことわり」「遠き島より」 -
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ホテルを舞台にしたお仕事もの。働く大人の男同士の恋愛という何とも言えないドキドキ感を、肌身に感じるまでの心理描写でたっぷり楽しむことができました。
草間さかえセンセのイラストも、物語をさらに味わい深いものにしていて、とてもよかったです。
ハイスペックなのに残念なイケメンの天宮が、美しくて上品で完璧なコンシェルジュと評判の朧谷に心惹かれていく様子を、最上のラグジュアリーを提供しなければならない仕事内容を絡めながら描き出していて、ストーリーに引っ張り込まれました。
腐女子のハートをギュッとつかむテクに長けているかわいセンセです…
高級ホテルというだけで興味津々ではありませんか。そこできびきびと働 -
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梅枝がいい意味で期待を裏切ってくれて、こんな攻めなかなかいないのではないかと。
チャラい雰囲気なのに、言葉が軽そうなのに、有言実行。
気遣いが出来て、好きだということを嘘つかないで。
でも、最後の他の人との疑似デートはいただけないなぁ!でも、そこで土下座で来たり、案外必死な態度が可愛かったり。
福島君も最初の毛を逆立てた状態から徐々にごろごろ言いそうになる自分を戒めたり。
不器用な二人が一生懸命転がる姿が可愛かったです!
前作の加島さん、カレーの芹沢君、いばきょーの茨木さんにまんちーのまんじと先生までも出てきて、椹野ファンにはによによしちゃう感じでした!
ホント先生の話のリンク具合にいつも悶え