橘明美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
土瓶さん積読消化シリーズの余波で、翻訳物に挑戦でおじゃる。
果たして私はちゃんと読めたのだろうか?
おそらく 再読すると⭐︎は確実に増えると思う。
確認するところはないのかしら、と原題を見てみる。
表紙右上にある
Travail soigné
直訳すると「入念な仕事」らしい。
日本語タイトルは少しネタバレ気味では、と最初は思っていた。まあまあネタバレ気味だけれども。
ところが読み終えてみると、むしろ原題の方がよほど不穏で、核心を示している気がしてきた。
あと二回くらい読み返したら、叫びそうになると思う。
土瓶さんレビューのご指導の導入部分ですが
私は、読み始めた時 流れがどうにも落ち着かず
だから翻訳物って嫌なのよと
思ってしまったのですが、
そういう事で良いのでしょうしら? -
Posted by ブクログ
てんてこ舞いの積読消化シリーズ13冊目。
てんてこって……何?(笑)
★3の中。
つまらなくはないんだけど今までのが強すぎるから、それと比べるともの足りなさも感じる。
カミーユ警部シリーズ3部作のラスト。
時系列的には
「悲しみのイレーヌ」
「その女アレックス」
「傷だらけのカミーユ」
ですが、「悲しみのイレーヌ」の後に「傷だらけのカミーユ」を読んだほうがわかりやすいのではないだろうか。
よく覚えてはいないんだが「その女アレックス」はカミーユ警部シリーズの中では異色のような気がする。
主人公はカミーユ警部ではなくアレックスであったような。
順番間違いの読者も多いだろうが、今作は必ず「悲しみのイレーヌ」の後に読んで頂きたい。
でないと理解が追いつかないと思う。
終盤まではまだるっこしい。終盤の展開はさすがです。
ふと思ったんだけど、この作品もそうだけどフランスの作家のものってなんだか文章がまわりくどいのよ。直線的じゃないというか。思い込みべったりの主観だけど。
アメリカなんかは幼いエンタメ度が強い。
イギリスは硬くて退屈っぽい。
ドイツはそんなに特徴がないかな。
北欧なんかは暗いイメージ。
ロシアは……読んだことないわ(笑)
文章にもお国柄というものがあるのかな。おもしろい。
だとしたら日本なんかはどう思われてんだろう?
主語が無くて読みづらいとか? -
Posted by ブクログ
ネタバレ本書がピエール・ルメートルの最後のミステリーという売り文句で世に放たれていたのは知っていた。
だが、その後ルメートルの新作らしき本も見かけることがあり、どういうことだ?と思っていた。
なるほど「ミステリー」は最後ということらしい。
他に取り組んでいるという″歴史小説″の方を読んだことないので何とも言えないのだが、別にこれも「誰か分からない犯人が事件を起こして警察なり探偵なりが手掛かりを追い犯人を突き止める」といういわゆる王道なミステリーというわけではなく、ノワールとかサスペンスといった着想や展開の妙で魅せる類の作品。
わざわざ最後とか言う必要あるのかな。
着想はユニーク。
老齢を迎えた主人公というのは近年ちらほら見かけるような気がするけど、認知症の兆候ので始めた凄腕の殺し屋(女性)というのは、エッジ効かせてきたなと。
展開も面白い。
仕事の出来栄えをめぐる悶着や明後日の方向に突き進み完遂してしまう姿。
はちゃめちゃなんだけど、何故かドタバタ感はそうでもない。
ただ、本人も認めるようにとにかく登場人物達(犬含む)に容赦がない。
そこまで紡いできた物語に未練もなく、すぱっと引導を渡す。
現実世界ですら容赦ないのに、ましてや犯罪小説の中にしてなぜ手加減する必要がある?というのが本人の論のようだが、なんて言うかそこは意味とか、去ってなお残される物語性っていうのが欲しいところ。
決して容赦ない現実をトレースしたいだけで読んでいるわけではないので。
初めて書いた作品をわずかに手直ししてピリオドとしたそうだが、これでいいのかな。
ある意味″歴史小説″の方ではどんなテイストになっているのか読んでみたくなった。