おざわゆきのレビュー一覧
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新しい創作意欲が
妻に先立たれた昔の知人(結構好きだったのでしょう)からは同棲を申し込まれるまり子さん。新居を探すのよりは手っ取り早いでしょうし、別に全然、問題はなさそうですが、ネットカフェの店長は割と厳しめのアドバイスをします。この辺は現実主義、ではあります。
ただ、恋しているのがエッセイにも出てきていたようで、文章も良くなったり……ただ文芸誌の都合もあったりで、まり子さん、新作の小説の執筆を決意するところが良いです。
資料探しに入った公共図書館の司書さんも彼女のファンだったようで、嬉し涙を流していました。
1巻で拾った黒猫もけっこう良いです。以前もこの辺は読んでいますが、レビューしていませんでした。 -
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NEWヒロイン
最近、話題になっていた作品です。
高齢者だって、いろんなことにチャレンジできる。
新しい仕事、始めたり。
とにかく、上がる、作品です。
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戦後とは
私は平成生まれなので戦争を知らず、戦争を語ってくれる人も近くにいませんでした。大祖父母も戦後の生まれで、両親が亡くなり親戚を回された記憶があるとしか聞いていません。敗戦後の貴重な体験を残してくれて感謝します。今の平和な日本を造ってくれたことにも。
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歴史に残る名作
おざわ先生のやさしい絵で描かれた地獄は今後忘れられない記憶となるでしょう。ウクライナへの侵略を見た今、読むべき書籍かもしれません。おざわ先生のお父さんの記憶と、先生の取材の力が胸を打ちます。私の父も新京で終戦を迎えました。
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Posted by ブクログ
亡くなった祖父も、抑留体験者。遺骨収集団を結成してシベリアに何度も行ったり、何百万もかけて慰霊塔建てたり、日中友好協会に入って活動したり。手記も残しているけれど、抑留体験はそれ程までに人の一生を左右する。「赤旗」は、まぁ、付き合いでとってたのかな。ちゃんと読んでいたのを見たことがない。でも、抑留体験と戦後補償の話は聞かされた。ノルマの話、凍傷の治し方、凍った地面は50センチ掘れるか掘れないかだったこと、テールスープが最高に美味しかった、厚生省の動きは鈍すぎる、などなど。挙げればきりがないほど、小さい頃から聞かされて育った。
この本の作者の方は、お父様が抑留体験者だったけれど、その経験に向き合う -
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まだ50代なのに
次々にやってくる老いの気配に怯えて過ごしています。頭の中は「花と×」のマンガでときめいていたあの時と、変わらないのに、現実を取り巻く環境はウキウキとはまるで正反対の錆びれたことばかり。でも最近電子書籍のマンガでポツポツと私の成長のない女子心を解放してくれる作品が出てきて…。この作品もその1つ。端々に「結局は若いもんには老いのリアルはわかんね〜だろうな」と思うところはありつつも、ゴミ屋敷にならず、頭もはっきりしてれば、まだまだウキっとできるかも、という夢を見せてくれる作品でした。