【感想・ネタバレ】新装版 凍りの掌 シベリア抑留記 分冊版（６）のレビュー

おざわゆき

収容所では｢アクチブ｣という思想運動が行われるようになる。同調しないと帰国できないという噂が流れた。｢友よ、せめて、せめて、魂は共に帰ろう｣――昭和24年11月4日、小澤の乗り込んだ日本船は舞鶴港に入港する。それから60年後、小澤が著者と共に舞鶴を訪れるまでを描いた完結巻。第44回(2015年度)日本漫画家協会賞コミック部門大賞作! 同名単行本より、｢第三章 帰国編｣後編を収録!!

[水道筋たろう · ★★★★★]

歴史に残る名作

おざわ先生のやさしい絵で描かれた地獄は今後忘れられない記憶となるでしょう。ウクライナへの侵略を見た今、読むべき書籍かもしれません。おざわ先生のお父さんの記憶と、先生の取材の力が胸を打ちます。私の父も新京で終戦を迎えました。

[フクちゃん · ★★★★★]

悲惨過ぎる…

シベリア抑留…悲惨…
どこの国だって捕虜になるのは悲惨。別にロシアだけが特別に酷い扱いとも思えないです。
戦争に負けるという事は奴隷になるようなもんだから…。

シベリア抑留が辛いのは、その気候が辛さに拍車をかけている事は明らかですね。

全く同じ扱い、重労働だとしても、こんなに寒くなかったら、ここまで過酷ではないだろうと思いますね。

どこぞの国なんて、流刑地の方が温暖で良い気候だったりするしで・・・。

なかなか日本に帰れないのも辛いですね。

＃泣ける ＃切ない ＃タメになる