谷崎泉のレビュー一覧
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ネタバレ猫は正義。
残念ながら 表紙の女性はなんとなくイメージが違うのだけど
元職は料理雑誌の編集者という 私には未知の世界の人なので 合ってるのかな?
1/3ほど進んだあたりで出てくる野良猫ちゃんが
今までバラバラに出入りしていたサブキャラをぎゅーっとまとめていくのが面白い。
猫は正義。 知らんけど。 そう言ってみたくなった。
うだうだになってるけれど どこか背筋がピンと伸びている感じがする二胡ちゃん。
物語はこれから…ですよね? 何も解決していないことばかり。
にゃんことともに みんな幸せになーれ!
今は差別用語になってしまうのかな?「おとこまえ」な二胡ちゃんの書く記事を読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
色んな問題を抱えている。
他人を全く巻き込まない、自分一人だけで完結する問題ですら、なかなか解決しない。
だから、他人も関わってくる問題がマルッと解決する見込みはめちゃくちゃ少ない。
そして、問題のほとんどは、他人も、関わっている。
つまり、みんな、解決しない何かを抱えて生きている。
本作は、解決しないことは、どうにか折り合いをつけましょう!って話ではなくて。
どうしたって解決しないこと、折り合いがつかないことはある。
今すぐ、なら、それはなおさら。
停滞していても、いずれそのうち動いていけるんじゃない?笑えたり、人の優しさや気遣いが沁みる瞬間に気付けるいつかが来るんじゃない?みたいな、 -
Posted by ブクログ
読書録「鎌倉おやつ処の死に神」3
著者 谷崎泉
出版 富士見L文庫
p174より引用
“ こういう時、我が家の立地は非常に不利
だ。閑静な高台の住宅地なんて、つまり、不
便の極みなのである。ちょっと買い物に…な
んて気軽なお出かけではすまないのだ。一番
近いスーパーマーケットまではバスで十五分。
それも一時間に数本しかないバスだから、ど
うしたって時間がかかる。”
目次より抜粋引用
“おやつ処みなと
死に神と思いやり
十六夜の神様”
愛想の無い兄と出来た妹が切り盛りする店
を舞台とした、日常系ファンタジー長編小説。
古都鎌倉の観光スポットから少し離れた場
所にある甘味処「おやつ -
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純情なカイくんの話
カイくんが大将大好きって話です。カイくん視点だとカイくんが可愛すぎて受けかと思っていたんですが、結局そこは明かされずに終わりました。
ホストのときは頭が切れるらしいですけど、あまりそこは書かれず、むしろお馬鹿なんじゃないだろうか…て思う展開が出てきて少し萎えました。
前半は好みだったんですがね。 -
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老舗の酒造会社にやってきたちょっと不思議な女性、三葉が主役の物語です。前半は三葉がつくる料理に会社の人たちが感激する話、後半は会社が抱える問題に三葉が一緒に取り組む話で構成されています。
三葉を天然っぽくして序盤に彼女の正体を明かすも同然の書き方をするのは正直首を傾げたくなりましたが、その後会社の人たちと交流することで三葉が成長していく過程が描かれ、読んでいて気分がよかったのであまり気になりませんでした。
前半に出てくる料理の描写が良いですね。すごくおいしそうで読んでて腹が減ってきそうです。
今後どんな展開になるのか楽しみです。続編が出てほしいな。 -
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イラスト買いです
小路先生なので買いました。
スピンオフ作品もあるみたいですけど、ちょっと自分の好みじゃなかったから、他は買わないかな。悪くはなかったけど -
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消化不良...
なかなか読ませる文章で、ありがち?な展開ながら退屈させない内容です。
タイトル通り作家と同居する話なんですが、同居生活のドタバタではなく、
同居決定するまでの話です。ある意味タイトル通り?
物語のプロローグだけ見せられた感じで、読了後消化不良感を感じました。
続編出ないかな...