【感想・ネタバレ】老舗酒蔵のまかないさん 三 門出の春酒と桜舞い散るお花見弁当のレビュー

あらすじ

★*――感動の完結巻!――★*

響たちは新しい酒の銘柄づくりに着手し始めた。その最中に失踪していた兄・環から連絡が。驚く蔵の皆。響はその思いも受け止め、三葉を連れてある行動を起こす。
一方、江南酒蔵の状況は改善し、「蔵へ幸運をもたらした」三葉は、ついに故郷から”役目”終了の連絡を受け取る。それは蔵の皆との別れを示すもの。三葉はいっそう強い思いを込めてまかないを作る。
春の天ぷら盛り合わせ、手まり寿司、菜花の和え物、唐揚げや玉子焼きで彩り豊かなお花見弁当…。
そのお弁当を広げた宴席で、三葉は静かに席を立ち――?

★*――登場人物紹介――★*

江南響 ――苦境に立つ江南酒造の蔵元。従業員からも慕われる青年で、元ラガーマン。

赤穂三葉 ――江南家に“奉公”にやってきた、ひたむきで不思議な少女。実は…?

江南聡子 ――響の母。夫が亡くなり、長男が失踪してしまった心労から入院していた。

中浦左千雄 ――傾きかけた酒蔵を支える誠実な経理部長。聡子の幼馴染みでもある。

秋田健太郎 ――江南酒造を支える若き杜氏。美味い酒づくりに熱心に取り組んでいる。

塚越楓 ――江南酒造に勤める金髪の従業員。姉御肌で仕事の飲み込みが早い。

高階海斗 ――江南酒造に勤める若手従業員。高卒で入社しやりがいを感じ始めている。

佐宗翔太 ――響の幼馴染み。地元で有名な旅館の息子でもあり、商売センスがある。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

シリーズ完結巻です。
江南酒造が抱えていたすべての問題が解決し、三葉がどうなっていくのかを中心に内容が構成されています。

前作までの明るい雰囲気は残しつつ、ラストはきれいな形でまとめてあります。完全なハッピーエンドとはいきませんが、少し切ない要素があるのが物語に余韻を持たせていて良かったです。

もしもおまけで後日談が出るならぜひ読んでみたいシリーズでした。

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2023年07月23日

Posted by ブクログ

落ちこぼれの座敷わらしが、再建中の老舗酒蔵を救う。シリーズ第三弾。酒の販売は伸び、順調に再建していく江南酒蔵だが、失踪していた社長がみつかり、どうなる? 予想はしていたが、別れのシーンにホロリ。ラストは期待通りに締めてくれました。

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2024年07月10日

Posted by ブクログ

可愛かった。
もう二波乱くらい起きてほしかったけれど、もっと読みたいな位で終わるのが良いかもしれない。

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2024年01月02日

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