あらすじ
★*--1巻は発売即重版! 『高遠動物病院へようこそ!』『鎌倉おやつ処の死に神』など人気作著者のシリーズ2巻--*★
響の酒蔵は三百年続く老舗。苦境が続いていたが、夏にはついに大手ホテルとの取引が実った。
美味しい料理で背を押してくれた三葉や杜氏と喜びを分かち合うも、季節は酒の仕込みが始まる蔵の繁忙期に。
三葉は、泊まり込みで働く杜氏や響のため、はりきって季節の食材も使った食事を準備する。
昆布締めの刺身、七輪焼きのバター醤油椎茸、里芋コロッケ…。三葉のまかないに励まされ、旨い酒造りに勤しむ蔵の従業員たち。
その多忙な最中、響に百貨店への出品や取材の打診が舞い込み――?
★*--登場人物--*★
江南響 ――苦境に立つ江南酒造の蔵元。従業員からも慕われる青年で、元ラガーマン。
赤穂三葉 ――江南家に“奉公”にやってきた、ひたむきで不思議な少女。実は…?
江南聡子 ――響の母。夫が亡くなり、長男が失踪してしまった心労から入院していた。
中浦左千雄 ――傾きかけた酒蔵を支える誠実な経理部長。聡子の幼馴染みでもある。
秋田健太郎 ――江南酒造を支える若き杜氏。旨い酒づくりに熱心に取り組んでいる。
塚越楓 ――江南酒造に勤める金髪の従業員。姉御肌で仕事の飲み込みが早い。
高階海斗 ――江南酒造に勤める若手従業員。高卒で入社しやりがいを感じ始めている。
佐宗翔太 ――響の幼馴染み。地元で有名な旅館の息子でもあり、商売センスがある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
秋田さんが鬼になりました!……というほど鬼ではなかったです。
もう少し、鬼になった厳しめの秋田さんが読みたかったです……。
前作に比べて、お酒の説明が多く勉強になりました!
蔵見学に行ってる気分になりました!
百貨店での販売も難しいですよね。
地元百貨店以外は……。
里芋のコロッケ、本当に美味しそうでした!
食べてみたいです!
三葉ちゃんが家に来て欲しいです!
Posted by ブクログ
今回は秋から冬にかけての江南酒造の物語が描かれます。
三葉の美味しそうな料理はもちろんのこと、一緒に働いている蔵人のちょっとした過去話や、前巻からの流れであちこちに営業する話が出てきます。ラストには衝撃の展開も…。
今回は三葉がおまじないを多用するので副作用的なものが出てくるのかとハラハラしました。そしていつも通り仲間と前向きに進んでいく三葉に癒されました。
途中に出てくる酒のうんちくが多めで勉強になります。