【感想・ネタバレ】月影骨董鑑定帖 三のレビュー

あらすじ

冬深まる東京・谷中。蒼一郎の姉たっての願いで贋作疑惑のある仏像の鑑定に赴いた晴たちだったが、またも殺人現場に遭遇してしまう! しかも、仏像は晴の秘められた過去と深く関係するもので……!?

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ライトな推理小説?かな

作者が言うように、宝井理人さんの表紙とストーリーが極matchな感じです。

どこか浮世離れしてるのに興味惹かれるキャラたちが好感が持てました。淡白なんだけど、響いてない訳でもなく実は物凄く葛藤してる感じとかも。晴は昭和40年代の古きよき谷中の風情とmatchしてるイメージで、蒼一郎のゆとり?っぽい抜け感がまたいい感じです。

でも一般的な視点で考えると…
推理小説を求めたとするなら、タッチの軽さに物足りなさを感じるかも知れないし、
恋愛小説を求めているならばそれも、爽やかさによって裏切られてしまうかも。
と、ちょっと思ってしまいました。

とは言え私自身は、変わり種の題材が主人公の過去の鍵となって進む物語が読みやすい文章に後押しされてる印象で、グイグイ引き込まれてしまい…気がつけば3巻一気読みだったわ~。

続きがとっても楽しみです。

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2016年06月01日

Posted by ブクログ

シリーズ3作目。今回の対象は仏像で、晴の過去に纏わる贋作が絡んだ事件の話。晴の過去に起きたいろいろな事が明らかになっていきます。今回は、蒼一郎の姉や晴の大学時代の元カノやら登場人物も増えてきて、鑑定や事件というより、人間模様が主になった感じ。真澄さんに加え、刑事の矢田さんまでロマンスに(笑)元カノさんは、晴の暗い過去に一枚噛んでいるようで、まだまだ何かありそう。とはいえ、大きな括りとして一段落ついたような感じなので、次の新たな章の始まりを期待します。

しかし晴の無自覚は罪作りですね~。他人を思いやり優しくするのは晴にとって通常なことで、他意はないから、勘違いを生んでも本人は無自覚。晴さん、暗い過去がなくても、なかなかに曲者です(笑)

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2016年01月28日

Posted by ブクログ

正月前、賄賂ではなかろうか疑いの小包が届いた。

ので(?)今回はほとんどあのお方は出てきません。
また巻き込まれ…というよりも、今回に限っては
首を突っ込んだから?
いやでもこれは確かに気になる状態です。

刑事さんの変わり身の早さというか
性格の引き出しに笑えました。
確実に気が付かれてないです
高嶺の花以上に高嶺すぎますw

お金絡むと、人間怖いものです。
餅三昧も怖いですけど…。

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2022年04月06日

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