谷崎泉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ上巻を読んだかぎりでは、個人的に橋田は幼馴染の高平を選ぶんだと思ってたよ・・・。なんだ、そっちかぁーっていうのが第一印象。弟クンもすごくいい子だし、一緒にいるうちにほだされたのはわかるんだけど、橋田と高平の関係って、それくらいで切れるようなやわな関係じゃないよなと思ってたんだけど。たとえ、一緒に生きていこうみたいなハッピーエンディングじゃなくても、心も体も込みで、他に誰も変わりのいない唯一無二の存在じゃないのかよ。。弟クンっていう素敵な嫁を得た橋田はまだわかるけど、大人になった途端、急に橋田への執着が無くなってしまった高平の心情がまるでわからん。当て馬はてっきり弟クンの方だと思ってたのに。。。
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Posted by ブクログ
ネタバレこの小説はBLって言っちゃいけない気がする。刑事もの小説的なテイストで甘み成分はとても低いです。この作家さんのシリアス系はほんっと読みごたえあるなぁ。。でも冒頭の数ページ、三人の男が登場するんだけど、すべて彼、男などの代名詞。まだストーリーの背景もわかっていない立場から言えば、誰が誰やねん!ってツッコミいれたくなるぐらいわかりづらい。ここで固有名詞出しちゃうと軽くネタバレしちゃうからしょうがないのかもしれないけど。下巻まで読み終わって、・・・で、あれは誰と誰と誰なんだっけ?って読み直した人が大勢いるはずだ!!事件にも気持ちにも一区切りつきましたってことで、入れておきたいシーンだったのかもしれな
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Posted by ブクログ
ネタバレいやぁ、かなり読み応えあった。自分の意志とは裏腹にヤクザ・警察・チャイニーズマフィアにつけ狙われてしまう故買屋セキ。次から次へとトラブルに巻き込まれ、窮地に追い込まれていく様を加速度的なスリルで・・・もう最後まで一気読みですよ。これはBLの枠を超えて、普通に小説としておもしろいよ。でも、これは男同士の刹那的な愛だから、BLじゃないとダメだけど。唯一自分を本当の名前で呼ぶ男、唯一自分を狂わせる男、蓮との関係の痛いほどの切なさ。このお話はいわゆるHappy Endingとは言えないのかもしれない。今まで心が許さなかった自分たちの関係を、『全部捨てろよ。俺と一緒に行こう。お前が本当に欲しいものは俺だ
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Posted by ブクログ
ネタバレヤクザモノスキーな私でも大満足のストーリー。読んだことある中では一番重量感のある骨太な感じかもしれない。シリーズ三部作の1巻。出会い編って感じかな。きちんとリアリティがあって、生きる世界が違う、自分の運命から逃げられないとわかっていながらも、凪に惹かれていく威士のひたむきな想いも、まるで太陽と月、陰と陽みたいな表裏一体の連との絆もうまく書かれていると思う。ただ、この1巻のストーリー単体で考えると、これってBLの必要あったのかな?って気もする。凪はそのまま女の子にまるっと入れ替えても、全く遜色なく話は進むよな・・・。殺伐とした運命に翻弄されながら、断崖絶壁ぎりぎりのラインに佇んでいるような緊張感
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Posted by ブクログ
ネタバレホスト×料理人。
偶然立ち寄った定職やさんの常連になり、一人で切り盛りする料理人に惚れちゃうお話です。
ちょっと女々しい攻めと、むしろ男前な受けでどっちがどっちでもいけそうな感じでどう収まるのか結構わくわくしながら読みました。
とにかく出てくる料理が美味しそうだし、心理描写も引き込まれるものがあって主役から脇役までキャラが立っていて面白かったです!!
イラストとSSカード付きのフェアに踊らされて購入したのですが、これは当たりでした!SSカードも微笑ましく可愛らしくて良かったです^^
惜しむらくは筆者もあとがきでおっしゃっているとおり、身体的接触が少な過ぎる点でしょうか…(笑)受け攻め