森下典子のレビュー一覧
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お茶だけでなく、ね
退屈な季節など、一つもなかった……。
会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。、、、など、お茶の本だけじゃないなこれは、と思うような言葉が散らばっていた。たくさんたくさん本の右上を折った。
日日是好日、わたしは理解できているだろうか。大切にしているだろうか。同じ日など2度とやってこないのだから、毎日をもっともっと噛み締めるべきでは無いだろうか。どんな日にも良い瞬間はある、それはわたし自身がそのこととどう向き合うかだ。
日本という地で生まれたからには四季をたのしんでゆきたい。春夏秋冬や季節の移り行く瞬間を植物や和菓子、天気で味わう、などをしていきたいね。
毎日ひとつ、ひとつだけでなくっても、わ!しあわせ、と思う瞬間を大切にしていこう。 -
Posted by ブクログ
この感想を書いている季節は大暑である。
しかし、四季と言われた日本の季節も二季になっているような気がする。
今日も友人の住む所では40℃と言う。
しかし、そんな中でも二十四節季は心を澄ませてみれば感じられるものなのであろう。
空の色、雨の音、季節の花々、空気の匂い、
宇宙そのものを丸ごと体感するような世界が日々の中には真実としてあるのだ。
茶道を通して感じる小さな移ろいを日々感じる心はその日その日の美しさ、儚さをも感じ取ると言うことなのだろう。
同じ日は一つとしてないのかもしれない。
淡々と移り変わっていく季節とともに生きることは、小さな幸せをみつけることでもある。
そんな日々を教えてくれる一冊である。
茶道の道はあまりに深く、長く果てしないので
私などにはとても手が出せない。
しかし、茶道にみる小さな移ろいを一つ一つ
心に移していくことは、自然を尊重することでもあるのだと感じる。
今日から心がけたいとも思う。
PS
それにしても、日本では武道、剣道、柔道だけでなく華道などどれも精神性が尊ばれ、
その行き先は常に深淵で長く果てしない道なのはなぜでしょう?
神様に通ずる道だからでしょうかね?
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「日日是好日」が映画化されることになり、お茶の監修役を務めたときのことを綴ったエッセイ。
森下さんの素直でピュアな視点が素敵で、読者も立ち会っているような感覚になる臨場感も素晴らしい。最初は「監修役なんて責任の重い仕事、しません!」と突っぱねるのも、森下さんらしくて好き。映画がどうやって作られるのか、知識がないわたしにとっては、森下さんと同じ視点で「こんなふうに作るのか」と学びながら読み進められて、ページを捲る手が止まらなかった。
樹木希林さんが大好きなので、所々に彼女の人柄が垣間見れるのも良かった。女優さんって、本当にすごいんだな‥。
森下さんの過去が、女優さんたちによって蘇り、新しい命が吹き込まれる様子に、視界が歪んだ。 -
Posted by ブクログ
幼少期からの食べ物の思い出が、素敵なイラストと共に綴られたあったかいエッセイ。
昭和の食べ物のオンパレードで、懐かしい気持ちが溢れる。正直なところ、目から鱗的な食レポ表現があるとか、語彙力がずば抜けてすごいとかっていう類ではなく、とても素朴に、そして素直に、食べ物との思い出が綴られていて、それがものすごくあったかい。妙にカッコつけた文章よりも、スルスルと心に響く。
やめられずこっそり食べたカステラ、恋焦がれたメロンパン。著者の思い出が自分のもののように愛しくなる。
現にわたしはこれを読んでサッポロ一番みそラーメンを生まれて初めて買ったし、突然羊羹が食べたくなって取り寄せた。 -
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食べ物にまつわる思い出を聞くと、自分自身の思い出も蘇ります。特に、今は亡くなっていたり、事情があって会えなくなったりしている人のことも思い出すからちょっと切ない。
昨年亡くなった友人は、ダクワーズが好きなのにその名前がなかなか覚えられなくて、財布の中に「ダクワーズ」と書いた付箋を入れていました。ちなみに「ダクワーズ」と共に付箋に書いていたのは「ペネロペ・クルス」です(笑)。
ホットケーキは母と一緒によく作りました。タネの状態のときに私が掬って舐めたら、「虫涌くで」と母から言われたのを覚えています。ほんとに虫が涌くのかしら。もう聞けないけど、お母さん。 -
Posted by ブクログ
日本に生まれ暮らしていることが、誇らしく感じじられるくらい、日本の美しいさがぎっしり詰まった本。
日常の中で二十四節気を感じながら生活することは少なくなってしまったけれど、それが今もしっかり息づいているのが茶道の世界。
お点前はもちろん、掛け軸やお花、お道具の一つ一つに意味がある。終わりがないというのも納得の世界。
お稽古中にしっかり怒られ、恥をかいて…というのもいいなと思った。大人になるとそんな機会もどんどん減ってしまうので。
とにかく森下典子さんの先生が素敵な方で、こんな先生の下ならお稽古も楽しいだろうなと思う。
サブタイトル「季節のように生きる」って、とてもかっこよくて憧れる。