森下典子のレビュー一覧

  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    前作の日々是好日は、本も映画も楽しんだ。茶道を嗜むライターの女性のエッセイだ。その続編があるということを文庫化を機に最近知り、早速求めた。本作は、物書きを生業とする著者が、何十年にもわたってお茶の習い事をするなかで観察してきた日本の24節気の美しさを書き留めたもの。四季のある日本で暮らす喜びや素晴らしさを改めて感じる。

    その初々しくみずみずしい観察眼と言語化にしばし忘れるのだが、著者の茶道歴は数十年。結構年配の方のはずである。しかし、四季の移ろいのなかに発見する輝きや切なさには、説教臭さや達観ががなく若々しい。

    著者は言う。日本人は毎年、訪れる季節ごとの感覚を忘れ、そして1年後にまたその感

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    2026年01月31日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    お茶を習い始めて25年になる著者の体験記。

    茶道云々の話ではない。
    気がつけば人生にお茶が寄り添っていると。

    季節、自然を味わうようになっていく心の動きに感動する。

    「日日是好日」の意味を知り視界が開ける。

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    2026年01月30日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    お茶をテーマにしたエッセイではあるけれど、お茶に限らず、1つのことを継続して続けること、人から物事を習うことの素晴らしさを感じられる一冊だった。
    幼い頃から続けていることがあることもとても素敵なことだけど、大人になってから新しく学ぶこともまた、素敵なことだと思う。大人になったからこそ気付く視点や感じることがあり、これまでのことを自省し、心改め、成長することができる。
    そして、自分よりも人生の先輩から何かを習うことにもまた、深い意味があるように思う。人生を重ねてきたうえでの理解や心遣い、言葉の重みがあり、先生の姿から学び、感じることも多くあることに気付かされた。何よりも、人から新しいことを習うと

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    2026年01月25日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    お茶と四季を楽しめる一冊です。
    全体的にゆっくりとした時間が流れるので、夜に読むと眠くなってしまいますので(退屈ではなく、眠気を誘う心地良さ)、昼に読むことをオススメします。
    自分はお茶の世界は全然知りませんが、読んでる最中は、コーヒーではなくお茶が飲みたくなりました。

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    2026年01月22日
  • こいしいたべもの

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    ネタバレ

    まず、そのタイトルに惹きつけられる。漢字の「愛しい」ではなく、ひらがなの「いとしいたべもの」。前作『こいしいたべもの』から続く、繊細で柔らかな物語の予感に、ページをめくる前からワクワクが止まらなかった。
    ​読み進めて確信したのは、これは単なる食レポではないということだ。一つのお菓子を起点に、五感をフル活用して記憶の扉を開けていく「体験」の記録なのだ。
    ​特に森下さんの感性に深く共鳴したのが、桜餅の話だった。
    桜の香りに誘われて辿り着いたのは、五十歳にして気づいた「小学校のランドセルの革の匂い」だったという。あの頃の不安と期待が混じり合ったソワソワする感覚こそが、著者にとっての「春の正体」だった

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    2026年01月26日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    2026年1月19日
    茶事とフルコースの類似性
    不器用なのに努める
    さぼりたいのに惹かれている
    やってみたら清々しい
    自然への気づき

    茶道を通じて様々理解した

    タケダ先生の準備があまりに大変
    大変さを見せずさりげなくおもてなしすることが上品

    掛け軸、風炉、茶碗、棗、茶匙
    季節に合わせたお道具の数々
    上客のおメガネにかなうものを揃えてそれは大変
    ずいぶん散財してしまう
    それを侘び寂びで披露するおくゆかしさ

    茶道をほんの少し齧った身としては思い当たることも多く、楽しい読書になった

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    2026年01月20日
  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    仕事の他に習い事など趣味があることは大事なことだと痛感。 茶道に関して知識を持ち合わせていなかったので初めて知ったことが殆どでした。
    一番心に残ったのは「人間が本当に「持っている」と言えるものは目に見えない「身についた何か」なのかもしれない」というところ。 「知識」や「教養」がその人の財産という見方には賛成できます。

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    2026年01月04日
  • いとしいたべもの

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    昔、書店で表紙に惹かれて手に取ったことがあった作品。その時はエッセイに興味がなく、小説ばかり読んでいたのでスルーしていました。
    最近エッセイが好きで色々読み出していたところ、古本屋でたまたま見つけて読み始めてみたところ⋯食に対する感じ方が豊かで驚きました。一つの食べ物でこんなにも言葉を尽くせるのかと感動。添えられているイラストもほっこりします。

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    2025年12月27日
  • いとしいたべもの

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    この方の表現はなんてきれいなんだろうといつも思います。小説でも、エッセイでも目の前にその情景が見えるようです。穏やかな気持ちになるには欠かせない本です。

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    2025年12月05日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    結構なお点前な本でございました。
    ただただ基本を繰り返す。
    頭で考えなくとも体が自然に動くまで。
    すると所作や佇まいまでも洗練される。
    そこまでに至る、苦悩や葛藤、一喜一憂。
    そして、その先の光明。

    日常に四季折々、五感を感じ持つ事も大切。
    それこそが豊かな人生なのかと。

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    2025年11月24日
  • こいしいたべもの

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    いとしいたべものの続編。
    芋きんが焼き芋の蜜芋感がたまらん!と思う反面工務店見習いの彼は切なかった。
    鳩サブレをたまたまお土産でもらって、なるほど卵の風味が豊かな素朴で懐かしい味だなと実感。
    主に昭和の懐かしいたべものがいっぱい。戦争があり高度経済を経て成熟していく世の中が感じられた。

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    2025年11月20日
  • いとしいたべもの

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    確かに「いとしい」がいっぱいだった。
    森下さんが子供の頃は裕福ではないかもしれないが豊かだと感じた。特に松茸!贅沢にホイル焼きを開けた時の香りに空気に味がついたようというところに悶えた(笑)メロンパンは表紙なのにガッカリ度が大きいことにウケた。
    挿絵のたべものがどれもステキ。

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    2025年11月11日
  • 茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ

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    ネタバレ

    映画が製作されている裏側

    監督とのやりとりや
    お茶の先生のやりとりなど

    仕上がるまでの日々が描かれている。
    記載された内容に現代版のお茶室について、描かれた映画は初めになるという箇所から、時間ある時に映画も観ようとと思った一冊でした。

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    2025年11月09日
  • 茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ

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    映画『日日是好日』の舞台裏の模様が
    記されたエッセイ。

    歴史と文化のある茶道をテーマにした
    映画を撮るということは、並大抵のことでは
    実現できないことだと実感した。
    茶道の経験がないメンバーが映画を作るということに
    森下さんも相当のプレッシャーと責任が
    あったにちがいない。

    樹木希林さんはやはりすばらしい女優であると
    改めて感じた。

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    2025年11月03日
  • こいしいたべもの

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    前作同様挿絵が素敵で
    とても読みやすい。
    色々な想い出と共に
    『こいしいたべもの』
    の記憶がよみがえる…
    そして今回も美味しそぉっ‼︎‼︎

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    2025年10月29日
  • 猫といっしょにいるだけで(新潮文庫)

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    猫は人間と同じ感覚でなんでもわかっていることに驚いた。猫好きでない人が猫好きになるまでのほっこりする物語。

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    2025年08月16日
  • いとしいたべもの

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    読書人生の中で初めて手にした、たべもの系のエッセイ。挿絵があまりにも愛しすぎる。森下さんと食卓を囲んだことはないはずなのに、とても共感することが沢山あった。食べ物にたいして使う表現が面白くて、すごいなぁとも思った。

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    2025年07月11日
  • こいしいたべもの

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    前作「いとしいたべもの」に続いて読んでみた。

    一層美味しそうに感じるのは、「ケンミン焼きビーフン」とか「ペヤングソース焼きそば」など、身近な食べ物にまつわる話で、共感出来るから。ちょっと年齢が自分より上だし、東京の話なのでイマイチ分からないこともあるけど、食べ物の話はそんなことは関係ない。

    読んでると、自分の食べ物の昔話を思い出してくる。

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    2025年05月23日
  • 前世への冒険~ルネサンスの天才彫刻家を追って~

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    ネタバレ

     ルネッサンスの天才彫刻家を追ってと言うサブタイトルに惹かれて、最初、手に取りました。学生の時、ルネッサンス時代の芸術にとても興味が惹かれ、特にラファエロの絵については自由研究でレポートを書いたなぁって懐かしく思いながら。

     残念ながら、デジデリオについては初めて目にした彫刻家だったけれど、著者の森下さんが、きっかけはどうであれ、彼女が納得するために彼について調べて行くその内容に、自分も引き込まれるように読んでしまいました。まるで彼が生きていたその自分もいるような感覚で。とても不思議な話だけど、信じたいという内容でした。
     久しぶりに読み返した再読記録です。

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    2025年05月15日
  • いとしいたべもの

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    食べ物に関するエッセイは大好きです。ただ残念なのは、空腹を満たす訳ではなく、逆におなかが空いてしまうことか。

    エッセイの内容もさることながら、挿絵が写真ではなく著者本人の挿絵なので、尚更文中の食べている時や回想している時の臨場感が出ていて本当に食べたい!味の表現も多彩。出てくる食べ物も身近なものばかりで共感させられたり、面白かった。

    次も読みます。

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    2025年05月12日