森下典子のレビュー一覧

  • いとしいたべもの

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    言葉の表現がとても豊かで、文章を読んでおいしそうでとどまらずまさに自分がその料理の前に座りスプーンを、お箸をとおしているような体験をしました。
    背伸びをしない庶民的で、温かいお話でとても面白かったです。

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    2026年10月05日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    わたしは禅の教え『今を生きる』ことを大事にしていたつもりでしたが、過去や未来に囚われるのが人間ってものでしょう。とどこかで思っていました。
    でも、この本の『いろんなことがあるけれど、気長に生きていきなさい。じっくり自分を作っていきなさい。人生は、長い目で、今この時を生きることだよ』
    という文でとても感じることがあった。
    この本はずっと大事にしていきたい。

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    2026年10月03日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    昔、少しだけお茶を習っていたことがある。毎回お手前の順番を覚えるのに必死で、やっと覚えたと思っても、すぐにまた別のお手前に……その繰り返しだった。

    お稽古に通うのは好きだったが、少しずつ知識が増えるうちに、茶の湯の世界はどこまでも奥深く、自分はそのほんの一端を齧っているに過ぎないのだと気づかされたことを、この作品を読んで思い出した。

    何十年もお稽古をしている著者でさえ、お茶の世界ではほんの子どもに過ぎないと書いているのだから、すべてを体得しようとしたら、一体どれだけの時間がかかるのだろう。

    それでも、続けていれば少しずつ見えてくるもの、聞こえてくるものがある。同じことを毎年繰り返しながら、季節の移ろいを敏感に感じられるようになっていく。

    なんと贅沢な時間だろうか。

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    2026年10月02日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    自分が習ってきたお茶のことを淡々と語っている。
    しかも、けっこう挫折して辞めようともしている。
    しかし、その度にお茶の魅力を発見し、踏みとどまり、20年以上続けてきた著者。
    著者がお茶の魅力を語るなかに共通していたことに、『自然を感じる』ということがある。
    今、私たちは意図的にやらないと、ただぼんやりと雨の音を聞いたりすることがない。
    お茶は、様々な作法を通して、自然を感じ、繋がる体験なのかもしれない。
    私は山に行って歩いていると、割とぼんやりとしている。
    「あの石は踏んだら危なそう」「この声、何の鳥だろう?」「山頂のススキはどんな感じかな?」
    色々と、そのばその場で思うまま考えている。
    そして山歩きが終わると、なんだかスッキリしている。
    町中であれこれ考えているのとは、まるで違う。
    思うに、町中で考えていることは、過去や未来のことばかりで、どうにもならないことだ。
    しかし自然の中にいると、ただその場で思うことを考える。
    だから、安心できるのだと思う。
    自然と繋がる感覚。
    今の人間には、もっとそれが必要なのだ。

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    2026年09月29日
  • 茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ

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    日日是好日が映画化。
    初の現在の一般のお茶のお稽古の映画というプレッシャー、撮影の裏方の苦労、茶道指南者として撮影に参加することになってしまった困惑。
    役者さんの空間認知能力のすごさ。
    樹木希林さんのこと。素晴らしい方だな。

    また映画見返そう。

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    2026年09月27日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    お茶を通して、季節のうつりかわり、少しの気候の変化にも気づけることを知れました。

    また、「過去や未来ではなく、今に集中」・「無になる」
    というのも、いいなと思いました。

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    2026年09月27日
  • いとしいたべもの

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    表紙のメロンパンがとても美味しそうですが、本の中にもところどころに美味しそうな絵が!視覚でも楽しめました。
    私もハマッ子なので、崎陽軒のシウマイ弁当の章はたくさん頷きながら読みました。そうそう、においがとても独特で、新幹線で誰かが食べてたらすぐに分かるのよね~。最近はタコ焼きの箱のシールに、新幹線の中で食べるのはご遠慮くださいみたいなことが書いてあるのを不意に思い出し、シウマイ弁当は大丈夫かしら?と心配になりました。

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    2026年09月11日
  • 前世への冒険~ルネサンスの天才彫刻家を追って~

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    面白すぎるの一言。
    前世を見ることが出来る方に言われた不思議な話にスピっているわけでない作者がそんなことあるのかなと疑いつつも、引き寄せられていく。パズルのピースがはまっていくような感覚で読み進んだ。ルネッサンス期の芸術家の名前や作品名も色々登場し、スマホ片手にどんな作品だろうと眺めながら読むのもまた楽しい。

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    2026年09月10日
  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    前作の“日日是好日”がとても好印象だったので。

    普通に(無意識に)暮らしていると季節を暑い寒いしか感じてないなー私、と思った。街中やスーパー等で作られた季節しか気が付けないのは勿体無い気がした。

    最近訪れた松江のお菓子『菜種の里』や、最近読み進めていた星野道夫さんの展示会が登場していて、ふんわりと嬉しく思った。

    イギリスの1ヶ月も咲き続ける桜の話と、
    高齢の親を看取った稽古仲間への武田先生の年季の入った大人な挨拶と、
    高校時代の同級生の「もっと遠くからものを見る視線を持ちたい」というメールと、
    生まれ持った自分自身と闘いながら生きている、という悩みについての話と、
    「できるなら稽古しなくてよろしい。できないから稽古するんですっ」という武田先生の叱責と。


    著者の森下典子さんが描いた挿絵が素敵でした。



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    2026年09月08日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    隣の席の先生に教えてもらって読んだ本。
    その先生は本をたくさん読む人で、「一番おすすめの本は何ですか」と聞いたら、この本を紹介してくれた。「森下典子さんの文章は本当にいい。」と。

    読んでみたけれど、お茶の話を通して、生き方に着いていろいろな気づきをもたらされ、心が満たされたような気がした。
    この本は人にも勧めたいし、また何年後かに読み直すために大事に取っておきたいと思った。

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    2026年09月05日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    自分自身と向き合える本だと思います。
    お茶について私は全く知識がなかったので、読み進めるたびに驚きや発見がありました。
    諸行無常を体現しているのが「お茶」なのかなあと個人的には思いました。
    よい本に出会えて良かったです!

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    2026年08月31日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    中学生の時に茶道の授業があったり、部活動の大会で先輩が読んでいたこともあって、最初は懐かしーくらいの気持ちで読んでいた。

    茶道の世界が主な舞台だし、それに関連付けたエピソードが軸ではあるけれど、これから私が踏み込もうとしている世界や、もっと大きく見ると人生についてのエッセイだと思った。
    五感と心が忙しなく、しかし疲れることなく動いた時間だった。
    今を生きている人全員に当てはまって、それぞれにあった解釈ができるのではないだろうか。

    個人的、色んな人に読んで欲しい&定期的に読み返すであろう作品No.1になった気がする。
    あと、また茶道を始めたい(笑)

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    2026年08月26日
  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    「日日是好日」が良かったので続きを。
    元々茶道に興味があり、「好日日記」も興味深く読みました。
    季節の移ろい、自然と連動した心の動き…
    日本人が古くから大切にしてきたものがぎゅっと詰まっている、そんな一冊です。
    森下典子さん、絵もお上手で、挿絵も楽しみのひとつでした。
    私事ですがこの本がきっかけでやっぱり茶道を始めたいと思い、お教室に通うことにしました。
    もちろんこの本とおなじ表千家です。

    お茶の道に進ませてくれたこの本との出会いと、著者である森下典子さんに感謝を。

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    2026年08月24日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    とてもいい本。
    この時間、今この瞬間を大切にできるヒントが身近にそこらじゅうにたくさん転がっているのだと。
    情報が溢れている今だからこそ、大切な時間をどう過ごすか。
    「お茶」を通じて教えてくれる。
    小さな心の変化や気づき、続けるから見えてくる世界。どんな日も意味がある。ただ見落としてるだけ。
    細かな季節や時間の流れを大切にしていきたいと。
    そう思わずにいられない素敵な本でした。

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    2026年08月22日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    長男妊娠&出産のときに叔母に勧められて読んだ本です
    茶道を習っていなくても普遍的な気持ちが分かります
    宝物の本です

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    2026年08月18日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    正直、茶道に興味はありませんでしたが、
    実際に自分もその場で茶道の稽古場にいるような気がしました。
    茶道を通して色んな五感が研ぎ澄まされる感覚、
    本を通じて癒される不思議な小説。
    道具の種類とかも実際の写真があるので、
    とても読みやすかったです。
    疲れている時、ゆっくりと読みたい本なので、
    滅多に本は保管しませんが、保管してます。

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    2026年08月15日
  • 前世への冒険~ルネサンスの天才彫刻家を追って~

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    ネットで紹介されていて気になって手に取った本。
    著者の森下さんが、前世が見える女性から森下さんの前世だと告げられたイタリアの彫刻家について調べるためにフィレンツェとポルトを旅した冒険記。
    森下さんというと、「日日是好日」で長く茶道をされている方というイメージだったので、イタリアのこともお好きで暮らしたいとまで思われていたのかとまず驚く。
    そして、とにかく森下さんの行動力がすごい。
    スピリチュアルを全て否定はしないけど、前世には懐疑的な私だけれど、引き込まれて一気読みしてしまった。
    日本の片隅の六畳間の和室で読みながら、ルネサンス期のフィレンツェとポルトに旅をした気分。
    前世の真偽はさておき、森下さんの引き寄せ力が凄まじい。
    よくぞ500年前の異国の人物についてここまで調べ上げられたと驚く。
    ルネサンスというと華やかなイメージだったけど、その時代の背景や「メメントモリ」の言葉の意味を知り、勉強になった。
    この体験は、森下さんにとって一生の宝物になったのでは、と思う。
    しかし、5度目の生で、デジの他にも鑑真和上の弟子だったこともある森下さんがすごすぎ。
    そういえば、私も若い頃ってわりと頻繁にデジャヴを感じていた気がするけど、最近全くないな。

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    2026年08月15日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ー会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。花が咲いたら、祝おう。恋をしたら、溺れよう。嬉しかったら、分かち合おう。幸せな時は、その幸せを抱きしめて、百パーセントかみしめる。それがたぶん、人間にできる、あらんかぎりのことなのだ。だから、だいじな人に会えたら、共に食べ、共に生き、だんらんをかみしめる。一期一会とは、そういうことなんだ…


    この一節を読んで、この本を読んで良かったとすごく思った。既に星5となる要素ばかりだったけど、この一節が決定的だった。

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    2026年08月14日
  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    季節を大切に、目の前の季節をしっかり感じて
    これから生活していきたい。そう思わされた一冊。
    来年の手帳は六曜や二十四節気が書かれた手帳を
    購入して、季節をしっかり感じたい。

    -お金や洋服などがなくなって自分の身一つになったとき、「持っているもの」はなにか-
    と問われると今の自分にはないような気がするから、身一つになったときこれを持っていますと胸を張って言えるものを持ちたい。

    あと、いくつになっても、指摘して指導してもらえるってありがたいことだから、いつまでも謙虚に、人の話や指摘を受け入れられる人間でありたい。

    とにかく素敵で、もっと自分を大切に、丁寧に
    暮らしていきたいと思わされる一冊。

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    2026年08月14日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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     誰かに感想を伝えたいとは思えませんでした。茶道に対する固定観念、先入観が打ち壊されたのは間違いないのです。ですが、この奥深さを知ってしまったことで、言葉に変換して茶道の魅力を衰滅させてしまうことを恐れてしまったのです。
     この本が新潮文庫から出ているのはもしかするとここで語られる茶道の魅力というのが即ち道を究めることすべてに当てはまる魅力だったからなのかもしれません。茶道を知っていくと、こんなことがあったというのが書かれているのを見て僕も茶道を初めたい!と思うのと同時に、小説を読む魅力も茶道が持っている魅力と近いのかもしれないと思いました。興味のない人から見れば、なんで小説?と思われがちな我々ですが、小説を読む魅力を一言にまとめると本来の魅力がさらさらとこぼれ落ちて結局相手に上手く伝わらないのです。そういう経験のある方は是非読んでみてください。

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    2026年08月13日