森下典子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレとても良かった。また歳をとったらぜひ読み直したい。
印象に残ったこと①
茶道は何度か見ていて、なぜこんなに型にはまったものをやらなくてはならないのか、まさに二十歳の作者が思っていたことをこれまで感じていた。ただ、この本を読み、少しわかった気がする。「道は一つしかない。今を味わうことだ。過去も未来もなく、ただこの一瞬に没頭できた時、人間は自分がさえぎるもののない自由の中で生きていることに気づくのだ。」呼吸、今ここに集中するというマインドフルネスに近いものだと思った。昔から、いろいろな地で場面で人はこの考えに行き着いていたと思うと面白い。
印象に残ったこと②
「人には、どんなにわかろうとあがい -
Posted by ブクログ
自分の居場所が定まらない、何か不安がある人には薦めたい本。
あとがきにもあるように、お茶の本だけどお茶の本ではない。自分を見つめ直す、認めてあげるきっかけになる内容。
小説中何度も「今」にフォーカスが当たっている。
戻ることもできないし、先を行くこともできない。
今この時間と向き合うこと、自分の軸で捉えることが周囲との繋がりを産む。
どうしても他者の目線が気になったり、ずっと真面目に生きてきて、今更どうしたらいいかわからない私にはとても染み入る言葉が多かった。
お茶に詳しくない私でも、お茶の香りや空気感、自然の瑞々しさが伝わる文章も爽やかで清々しい。
なのになぜか全体を通して涙が出そうだっ -
Posted by ブクログ
大好きな本
「日日是好日」〜お茶がくれた15のしあわせ〜
が映画化され、tvで放送され録画保存している。
その映画「日日是好日」の映画化の話がきて
映画完成までの制作過程が
森下典子さんの目線で書かれたエッセイ。
思いがけずお茶の作法の指導も任され
責任重大でプレッシャーと緊張の日々。
監督、制作スタッフ、裏方さんの
プロフェッショナルな仕事ぶり。
映画を観ていたので、制作過程はとても興味深く読んだ。
読後、映画を見直すとさらに楽しめた✨
そして改めて、樹木希林さんは
格好良くて素敵な女優さんだなぁ~ と感じた。
すっかり樹木希林さんにはまってしまい
ちょうど開催されていた
“樹木希 -
Posted by ブクログ
私たちの日常は、一瞬の美しさに満ちているー
この本を読む前の私は、一年は春夏秋冬がただ順番に巡るもので、暑い寒いといった外の気温の変化でしか季節を感じることがありませんでした。そこまで季節に興味がなく、自然の中にある細やかな変化に気づくことも少なかった。だからこそ、この本を読む前の自分にはもう戻れないと思います。
本書も「日日是好日」に引き続き、好きなフレーズが多すぎて付箋だらけになりました。
私はつい自分を必要以上に「駄目だ・出来ていない」と追い込む癖がありますが、この本を通して、変えようと焦るのではなく、今の自分を抱えながら一歩ずつ進むことの大切さに気づきました。
柳は花にはなれないし -
Posted by ブクログ
森下典子『好日日記 季節のように生きる』新潮文庫。
『日日是好日』の続編。
その昔、森下典子さんは『週刊朝日』のコラム『デキゴトロジー』の執筆者の1人として活躍し、後に『典奴どすえ』というタイトルで京都での舞妓さん潜入取材記録を執筆した方である。『デキゴトロジー』は新潮文庫からシリーズで刊行され、全て読んでいる。勿論『典奴どすえ』も読んでいるが、テレビドラマにもなり、それも観た記憶がある。もう30年以上も昔の話だ。
あれから幾年月が過ぎ、森下典子さんが『日日是好日』という素晴らしいエッセイを書いていたことには心底驚いた。『デキゴトロジー』の頃は素人同然の文筆家が、これ程の成長を遂げるとは -
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
タイトルを見て怪しい本…と思ったが、著者を見ると森下典子氏。やはり怪しくはなかった。むしろ終始「こんなこと調べて怪しい人と思われたくない」という思いが綴られているのがおもしろい。
※ちなみに、本書は単行本では「デジデリオラビリンス」、文庫版も以前は「デジデリオ」というタイトルだったそうだ。
ある女性に「あなたの前世はルネサンスの彫刻家」と言われた著者は、事実を確認するためイタリアに向かう。仕事で依頼されたわけでもなく、あくまで「個人的に気になるから調べるわ」というぐらいのスタンスなのだが、紹介状を偽造してまで歴史的美術品や機密文書を見せてもらうなど、わりとガチなルポであった。