森下典子のレビュー一覧

  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    茶道のお作法などは全く知らなくても、とても楽しく通読でしました。挿絵も可愛いです。
    せっかく四季のある場所で生まれ育ったので、もっと季節を感じてみようかと思いました。今年は大寒からぐっと冷え込み、昔の人はこうして季節と暮らしていたのだなと、もっと草花にも目を向けてみたくなりました。

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    2026年01月22日
  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    お茶の作法というだけで遠慮してしまうが 日日是好日を読むと情報量だけ増える 知った気になる あたまでっかちでよくないし、もうほとんど忘れてる 好日日記は24節期とまさに季節を感じてするお点前、お点前や道具を覚える事じゃないとか、50年続けても正解がないとか、深い深過ぎるな書道の段をとるのとは違うのか?

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    2026年01月10日
  • 茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ

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    こんなにエッセイでどんな小説よりも感動するってないような気がする。映画スタッフの職人としての振る舞いや、出演者のプロの演技と人間性。それらを作者の雑念のない文章が輝かせているのかもしれない。

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    2026年01月10日
  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    日々是好日の続編。
    今回もエッセイではあるが、ある一年を24節季に分けた章立てとなっている。
    普段意識しないが24節季という区切りで見ると、季節がまざまざと意識させられる。

    前作から日が経っているので、著者自身も主に仕事に悩む日々ではあるが、自分がライターという鎧を脱げる場所がお茶の稽古なんだなとよくわかった。

    とても読んでいて清々しい気持ちになる本でした。

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    2026年01月04日
  • 茶の湯の冒険 「日日是好日」から広がるしあわせ

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    大好きな本
    「日日是好日」〜お茶がくれた15のしあわせ〜
    が映画化され、tvで放送され録画保存している。

    その映画「日日是好日」の映画化の話がきて
    映画完成までの制作過程が
    森下典子さんの目線で書かれたエッセイ。 
    思いがけずお茶の作法の指導も任され
    責任重大でプレッシャーと緊張の日々。
    監督、制作スタッフ、裏方さんの
    プロフェッショナルな仕事ぶり。
    映画を観ていたので、制作過程はとても興味深く読んだ。
    読後、映画を見直すとさらに楽しめた✨

    そして改めて、樹木希林さんは
    格好良くて素敵な女優さんだなぁ~ と感じた。

    すっかり樹木希林さんにはまってしまい
    ちょうど開催されていた
    “樹木希林展” にも足を運んだ。

    「日日是好日」を読んだ日の感動もよみがえり
    心が洗われ
    そして、樹木希林さんをもっと知りたいと思った
    そんな1冊

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    2025年12月29日
  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    私たちの日常は、一瞬の美しさに満ちているー

    この本を読む前の私は、一年は春夏秋冬がただ順番に巡るもので、暑い寒いといった外の気温の変化でしか季節を感じることがありませんでした。そこまで季節に興味がなく、自然の中にある細やかな変化に気づくことも少なかった。だからこそ、この本を読む前の自分にはもう戻れないと思います。

    本書も「日日是好日」に引き続き、好きなフレーズが多すぎて付箋だらけになりました。
    私はつい自分を必要以上に「駄目だ・出来ていない」と追い込む癖がありますが、この本を通して、変えようと焦るのではなく、今の自分を抱えながら一歩ずつ進むことの大切さに気づきました。
    柳は花にはなれないし、花は柳にはなれない。花はあくまで赤く咲けばいいし、柳はあくまで緑に茂ればいいのよね。
    「柳は緑、花は紅」ーp80春の章 春分・一より
    ここが一番好きな一節になりました。

    日常や経験の中で身につけたものは、形のあるものではなく、自分の中に積み重なる学びであり、それが私の支えになっているのだと思います。
    この本を読んで、完璧であろうと焦る必要はなく、迷いや不安を抱えながらでも、日々の中にある一瞬の美しさや学びに目を向けることで、人生は少しずつ輝きを増していくのだと感じました。
    とても素敵なものを読ませていただきました。
    私の人生本の一冊になりました。ありがとうございました。

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    2025年12月20日
  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    地球の地軸が23..4度傾いて、自転しながら、太陽のまわりを公転している限り、季節はめぐる。
    特に日本人として二十四節気が感じられるのは、幸せだ。
    だからこそ季節の中でゆったりと生きていけばいいと思った。

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    2025年12月17日
  • いとしいたべもの

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    こんなに美味しそうに、幸せに食について言葉を尽くしている本は初めてです。
    いろんな比喩を使ってたべものを表しているのに”過剰”な表現にはなっていないのがすごいと思った。
    くすっと笑える思い出もすこし苦辛い感情も全部食べ物に乗せて咀嚼していきたいな。

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    2025年12月10日
  • 好日日記―季節のように生きる―(新潮文庫)

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    森下典子『好日日記 季節のように生きる』新潮文庫。

    『日日是好日』の続編。

    その昔、森下典子さんは『週刊朝日』のコラム『デキゴトロジー』の執筆者の1人として活躍し、後に『典奴どすえ』というタイトルで京都での舞妓さん潜入取材記録を執筆した方である。『デキゴトロジー』は新潮文庫からシリーズで刊行され、全て読んでいる。勿論『典奴どすえ』も読んでいるが、テレビドラマにもなり、それも観た記憶がある。もう30年以上も昔の話だ。

    あれから幾年月が過ぎ、森下典子さんが『日日是好日』という素晴らしいエッセイを書いていたことには心底驚いた。『デキゴトロジー』の頃は素人同然の文筆家が、これ程の成長を遂げるとは誰が予想したろう。

    ページを捲ることが、まるで次々と四季を捲るような錯覚に陥る不思議な体験であった。何時の間にか静かな森の中で風や野鳥の声を聴いているかのような落ち着いた気持ちになっていくのだ。

    日本人が忘れ掛けていた四季折々を茶道に息づく二十四節気に従って、茶道に於ける筆者自身の成長と移りゆく四季の風景や風物、自然の息遣い、匂いなどを描いた素晴らしいエッセイである。茶道の道具や菓子を描いたカラーイラストも良いアクセントになっている。

    季節に応じた茶の楽しみ方、季節によって変わる菓子や道具、様々な自然を見事に表現する言葉の豊富さは日本人ならではであろう。

    二十四節気は1月の『立春』から始まる。

    読み進めると『春分』の章で紹介される『柳緑花紅』という言葉に目が止まった。『やなぎはみどり、はなはくれない』と読み、柳は緑のままで、紅にはならないし、花が緑になることもないという何でもない意味なのだが、変われないものを、変えようとしなくていいという深い意味を秘めているのだ。

    昔、サーフィンの神様と呼ばれるジェリー・ロペスが語った『Flow is it.』という言葉がある。流れに身をまかせろ、成すがままにという意味である。サーフィンを経験したことのある人なら解ると思うのだが、大きな波を背にした時に身体の力を抜いて成すがままに身をまかせることは極めて難しい。

    ジェリー・ロペスがバンザイ・パイプラインで波のチューブをくぐり抜ける映像を観ると肩の力の抜けた極めて自然体で波と一体化していることに驚かされる。

    我々が辿り着くべき人生の境地とはきっと『柳緑花紅』や『Flow is it.』ということなのだろう。長い人生、あがらえば、あがらうだけ傷を大きくし、得るものなど一つもないのだ。

    還暦を過ぎて兎に角一年が過ぎるのを速く感じる。異常気象のためか四季を感じる間もなく、今年も過ぎようとしているようだ。冬が終わったかと思ったら短い春を楽しむ間もなく暑い夏が来た。この暑さが延々続くのかと思っていたら秋を通り越して、いきなりの冬。今年は春に筍やタラの芽、コシアブラを味わったものの、秋のきのこは全く口に出来なかった。それでも桃と梨、柿やりんごはイヤになるほど楽しんだので良しとしよう。

    本体価格1,000円
    ★★★★★

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    2025年12月05日
  • いとしいたべもの

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    思いがけず…と言ったら失礼になるのかもしれないけれど、期待していた以上にすてきな食べ物エッセイだった!色付きの挿絵があるなんて知らなかったから、わあーって声出た。親しみのある食べ物たちの思い出が散らばった、メニュー表みたいな本。おいしいことの描写がとても豊富で、作者の表現力にちょっと感動した。開くだけでときめく。

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    2025年11月01日
  • いとしいたべもの

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    この表紙、素敵すぎると思いませんか!!
    もぅ〜おいしそうなメロンパン!!
    イラストは誰が?と思っていたら、作者さま!!
    天は二物を与えるとは、まさにこのこと

    文章も素敵で
    文字デザインも小説で、使用されているものよりも、たおやかで

    「オムライスはごはんの王様」って文があって、わたしもおなじ価値観なので
    一気に作者さまのファンになりました

    食べ物系の書籍が好きな方にはおすすめ!!

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    2025年08月11日
  • 前世への冒険~ルネサンスの天才彫刻家を追って~

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    タイトルを見て怪しい本…と思ったが、著者を見ると森下典子氏。やはり怪しくはなかった。むしろ終始「こんなこと調べて怪しい人と思われたくない」という思いが綴られているのがおもしろい。
    ※ちなみに、本書は単行本では「デジデリオラビリンス」、文庫版も以前は「デジデリオ」というタイトルだったそうだ。

    ある女性に「あなたの前世はルネサンスの彫刻家」と言われた著者は、事実を確認するためイタリアに向かう。仕事で依頼されたわけでもなく、あくまで「個人的に気になるから調べるわ」というぐらいのスタンスなのだが、紹介状を偽造してまで歴史的美術品や機密文書を見せてもらうなど、わりとガチなルポであった。

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    2025年07月13日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    著者が長年の茶道を通して見つめ感じたことを、読者にも追体験させてくれる贅沢な作品。四季の移ろい、雨の匂い、お茶の風味、茶室からの景色、湿度や風などまるで自分の身に起きたことかのように感じさせる力がある。読み終えると、晴れやかで静かで満たされた気持ちになれる。『あるがままに』とはとても豊かなことなのだなあと感じた。

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    2026年07月26日
  • 猫といっしょにいるだけで(新潮文庫)

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    森下先生やお母さんのミミや太郎への愛情が伝わってきて、心が温まりました。
    私は猫を飼ったことがないので、猫と一緒に過ごす世界をお分けしてもらえて幸せです。
    「しあわせはいただくものではなく、そこにあることに気づくこと」が大切なんだと実感できました

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    2025年04月13日
  • いとしいたべもの

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    ネタバレ

    たべものにくっついている思い出。
    たべものにまつわる思い出が、匂いが、人の心を癒すことがある。高級食材ではなく、市井にありふれた、親しみのある食べ物が、大切な思い出へと変わる。

    個人的な思い出として、
    父の得意料理だったアサリの酒蒸し、母の作ったかぼちゃとミートソースのグラタン。唐揚げ。
    子供時代を思い出すと、お料理と、家族団欒がそこにはあった。ほうれん草のおひたし。ふかし芋。

    その食べ物を食べると、幸せだった頃を思い出して泣けてくる。

    よいエッセイだった。

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    2025年04月10日
  • こいしいたべもの

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    優しい文章と優しい絵で森下さんの記憶を辿るように綴られた食エッセイ
    どのエピソードも懐かしくて、こいしくて。まさにこいしいたべもの。
    世代は違うのにペヤングの青春分かるなぁとか、岩手の祖父母のお話は映画のワンシーンのような蛍の景色に自然と涙が

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    2025年03月27日
  • こいしいたべもの

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    ネタバレ

    いろいろと煮詰まって本から遠のきそうになり、本屋さんでリフレッシュしていたときに手に取った本。ホットケーキの表紙が可愛らしく、文字も大きくて読みやすそうだと思い購入した。
    森下さんの温かくて静かな文章に、心の落ち着きを取り戻すことができました。
    新年度、ざわめく心を鎮めてくれたのも、やはり本でした。

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    2025年03月23日
  • 猫といっしょにいるだけで(新潮文庫)

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    犬派だったけど、猫ってこんなところもあるんだ!と勉強になった!
    森下先生の本は私にどうやら合うらしい。
    とても読みやすく、心温まる本。

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    2025年03月04日
  • 前世への冒険~ルネサンスの天才彫刻家を追って~

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    著者はフリーのルポライター。女性だが、占いのような非科学的なものは全く信じない性格。ところが、あるとき行きがかりで占い師の取材をすることになり、そこで「あなたの前世は中世ルネサンスの彫刻家デジデリオ」と告げられる。聞いたこともない名前だったが、その話があまりにも微細に渡っていたので調べてみると、確かに史実と一致した。しかし、日本語の文献だけでは載っていない部分もあり、にわか仕込みにしては手が込みすぎている…気になり出して調査を続けるうち、ついに著者は仕事を投げ出してイタリアへ飛ぶ。
    「前世」というスピリチュアルな内容だが、いわゆる「スピ本」ではなく、普通の視点で書かれている。それだけに神秘性がいっそう際立ち、ミステリアスな印象を与える。「そんなことがあるものだろうか」と思っているうちに、ぐいぐい引き込まれてしまう。なまじ前世というものを信じている人より、著者同様信じていない人の方が楽しめるかもしれない。

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    2025年02月10日
  • いとしいたべもの

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    友人にプレゼントしてもらい、再読しました。
    改めて感じたのは、森下さんのおいしいの表現が多彩で、情景が目に浮かぶおいしさだなぁということです。おいしさについて細かく丁寧に、そして分かりやすく描写されているので、心に届きやすい。これはおいしいだけでなく、好きとか楽しいとかを表現する時にも同じことなのかなと思いました。
    おいしいと今までの思い出が一つのお話になっていて、どのお話も心があたたまり、そしてそのたべものを食べたくなりました!

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    2025年02月06日