森下典子のレビュー一覧
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頭で考えず自分の手に従う
“今”を五感すべてで感じとり 分からない時は
お茶に聴く
無の自分と正面から向き合う
お湯と水の音の違いや季節による雨音の違い
風や雨や水の匂い
自分の周りにある自然と向き合い感じる力
普段見過ごしていた 当たり前にあるものに
対峙する心の余裕なようなものを
お茶は教えてくれること…
この世界観を ぜひ映画にしてみたい…
何気なく手に取った『日日是好日』のエッセイに
一目惚れしたプロデューサー
映画にしたいという熱い想いが
水の輪のごとく広がり
映画の依頼から
公開されるまでの裏話が語られている
原作も映画も大好きな作品 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作「いとしいたべもの」は読んだときそんなにピンときませんでした。読んですぐ手放してしまいました。けれど今作はスラスラと楽しく読みました。なぜだかわからないです。
好きな作品は3つ。
「小さなものにこそ、心を籠める」
茶道を習う著者。四季折々の珍しいお菓子を取り寄せてくださる先生。いつも驚かされるが、逆に先生を驚かせたいと思って著者が京都から張り切って買ってきたものは落雁。暑い夏の盛りのことで、もう少し涼しげなお菓子はなかったのかしら、あなた、なんの勉強をしてるの?と先生に言われてしまう。そうそう、茶道ってそういう世界だよなぁ。私は高校生のときに茶道部だったのでこの手厳しさというか、妥協し -
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ネタバレ20240607
映画から入り、原作を読んで、もう一度映画を観ました。どちらもすごく良かったけど、やっぱり原作派かな!と思っていましたが、この本を読んで考え方が変わりました。二つは比べられるけど、同じものではないから違って当然。それぞれに良さがあるのだなと、当たり前のことに気付かされました。
演者裏方関係なく、つくり手の情熱が伝わってくるエッセイでした。俳優陣のエピソードもさることながら、裏方さんのお仕事には「ほぉ〜」と感心しっぱなし。本物の空間を作るんだという意気込みが感じられて、それはちゃんと映像に表れていると思いました。
映画のエンドロールで、森下さんが茶道監修をされていることは知ってい -
Posted by ブクログ
『日日是好日』の映画が作られていくお話。
併せて映画を流しながら読んだので、シーンと描写が重なって味わうことが出来た。
「形式主義じゃないですか」
「あなたたちは、何でも頭で考えるからそんな風に思うのね」
多部未華子と樹木希林の会話。
形を先に身体に馴染ませることについて、まだ20代の美智子の言葉が可愛らしい。
それに対して、するりと流れるように応える武田先生に、私の視線が留まる。
そうかも。そうだったかも。
自分自身に向けて、ふと肩の荷が下りるような、素敵なシーンだった。
作者の森下さんも、このシーンを間近で見ていて涙する描写がある。
この映画はよい映画になる、は、きっとこういうこ