森下典子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「日日是好日」でもお馴染みの、森下さんの食エッセイ。
森下さん=お茶のイメージだったけど、食エッセイもとてもふんわりほかほかしてて、あったかい気持ちになるのが心地よかった。
食べものに、いとしい、って自然とつけてくださるあたりが、すごく、なんだか、信頼できるというか。
あとは、食材を切る音の表現がすき。
すとととととーっのきゅうり、
だすだすだすだすだす、の茄子。
そしてなんといっても、森下さんの挿絵がお上手なこと…!!
品があって淡くてかわいらしい。でもリアルだから、挿絵を見て、お腹がぐぅっと鳴ってしまうお腹空かせ本とも言える(ラーメンとかどん兵衛とか茄子の生姜醤油とか表紙のメロンパンと -
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
食べものに対する描写がとても詳しく、美味しそうで、こちらも同じ物を食べたくなる程だった。またイラストも温かく、次はどんな挿絵かな〜とページを捲るのが楽しみだった。
「幸せって何?」と聞かれたら、作者は「あの日の夕方」と答えるそうだ。4人家族の家で、何十回となく繰り返された休日だったけど、その夕方我が家に流れていた匂いと物音と空気を思い出すそうだ。
父は明るいうちから早々と風呂に入った。父が上がると、弟、そして私と、次々に早めの風呂に入った。台所では、母が野菜をスタスタと刻み、卵をカカカカッと溶き、熱い鍋にジャーッ!と流し入れる音がする。
もう2度と戻る事はない、夕方の一コマに幸せを感じると -
Posted by ブクログ
エッセイ『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を以前読んでとても良かったので、こちらのエッセイも読んでみることにしました。いろいろな食べ物、味にまつわる家族や大切な友人知人との思い出の数々が優しく丁寧で奥の深い語り口調の文章と味わい深いイラストで綴られていて良かったです。味や香りと共に蘇る思い出というのは確かにありますね。今は亡き人の思い出となると胸がきゅっとなり懐かしさや切なさも湧いてきます。人は生きるために色々な食べ物を口にしていきますが、食べ物そのものとともに一緒にその場を生きてきた人の愛情とか思いやりとかそんな暖かい気持ちも一緒に食べて生きていくのだろうな、と感じました。
-
Posted by ブクログ
犬派だった作者。
そして、生き物を飼うことを嫌がっていた作者の母。
そんな2人の元に、ある日、6匹の猫がやってきた。
庭先での野良猫さんの出産。
最初は戸惑い、不安に思っている2人だが、里親探しをしよう!という決断は早かった。
そして、最終的には、2匹の里親になり、猫のいる生活を謳歌する(謳歌している。が正しいかな)。
猫の愛らしい行動が、とても明確に描かれていて、読んでいる私も、まるでその猫たちが目の前にいるかのような感覚になる。
微笑ましい日常。
大事な家族との日常。
猫はやっぱり、かわいいな。。。。
(以前飼っていたが、今の家はペット禁止で飼えない。。。) -
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
ネタバレ猫と一緒にいるだけで。こんなに幸せになれるのか、なぜ今まで猫を飼わなかったのか。今すぐ猫が飼いたくなる猫の布教本である。
猫というのは、こんなに人間みたいに、生き生きと、感情がある女性のようにふるまうのだろうか(ミミちゃん)。
しかし私たちは人間を物差しにしてはかるけれども、人間が動物である以上、猫だって犬だって、動物として感情を持っているのは当たり前で、人間だけではない、人間だから人間の感情がより分かりやすいんだろうと思う。
猫がいることで人間という動物たちの関係がよくなるのも、いい。ケンケンしていた人間たちが猫に間を取り持ってもらっている。
幸せが、過去にも未来にもない、今今であり -
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
杏のエッセイ『杏のふむふむ』を貸してくれた友人が、『ふむふむ』の中に出てくる本だからと、一緒に貸してくれました。私は占いも前世も信じません。だから、「あなたの前世はルネサンス期に活躍したイタリア人彫刻家ですと言われたフリーライターが、前世の自分を検証する旅に出る」という話を胡散臭すぎると思いつつ読みはじめました。そうしたら、おもろいやんか。フリーライターである著者自身が私と同じスタンスで、取材で会った「前世が見える人」のことを疑いの目でしか見ていない。なのに信じざるを得ず……という状況に。ノンフィクションなのにファンタジー。信じても信じなくてもええやんか、こんな素敵な旅ができたんだから。そう思