森下典子のレビュー一覧
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ネタバレ20240607
映画から入り、原作を読んで、もう一度映画を観ました。どちらもすごく良かったけど、やっぱり原作派かな!と思っていましたが、この本を読んで考え方が変わりました。二つは比べられるけど、同じものではないから違って当然。それぞれに良さがあるのだなと、当たり前のことに気付かされました。
演者裏方関係なく、つくり手の情熱が伝わってくるエッセイでした。俳優陣のエピソードもさることながら、裏方さんのお仕事には「ほぉ〜」と感心しっぱなし。本物の空間を作るんだという意気込みが感じられて、それはちゃんと映像に表れていると思いました。
映画のエンドロールで、森下さんが茶道監修をされていることは知ってい -
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「日日是好日」でもお馴染みの、森下さんの食エッセイ。
森下さん=お茶のイメージだったけど、食エッセイもとてもふんわりほかほかしてて、あったかい気持ちになるのが心地よかった。
食べものに、いとしい、って自然とつけてくださるあたりが、すごく、なんだか、信頼できるというか。
あとは、食材を切る音の表現がすき。
すとととととーっのきゅうり、
だすだすだすだすだす、の茄子。
そしてなんといっても、森下さんの挿絵がお上手なこと…!!
品があって淡くてかわいらしい。でもリアルだから、挿絵を見て、お腹がぐぅっと鳴ってしまうお腹空かせ本とも言える(ラーメンとかどん兵衛とか茄子の生姜醤油とか表紙のメロンパンと -
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古書ノ市で出会った本。
パラパラとページをめくり、絶対好きだ!と思って即決。
どこか懐かしくて温かいイラストがたまらない。
オムライス、サッポロ一番みそラーメン、ブルドックソースにおこげのたい焼き。
懐かしい香りのする食べ物たちと、それにまつわる思い出話にほっこり。
中でもどん兵衛が食べたくなった。
中学生の頃、部活があった日のお昼ご飯はどん兵衛だったなぁ。あのインスタントらしい、油っこいお出汁が大好きだった。久しぶりに食べたいな。
「端っこの恍惚」を読んで、焼き鮭の皮とカマの部分が大好きな私はもう涎!
焼き鮭の皮だけ人から貰うくらい(お行儀悪いけれど)端っこが大好き。
イラストを見てう -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
食べものに対する描写がとても詳しく、美味しそうで、こちらも同じ物を食べたくなる程だった。またイラストも温かく、次はどんな挿絵かな〜とページを捲るのが楽しみだった。
「幸せって何?」と聞かれたら、作者は「あの日の夕方」と答えるそうだ。4人家族の家で、何十回となく繰り返された休日だったけど、その夕方我が家に流れていた匂いと物音と空気を思い出すそうだ。
父は明るいうちから早々と風呂に入った。父が上がると、弟、そして私と、次々に早めの風呂に入った。台所では、母が野菜をスタスタと刻み、卵をカカカカッと溶き、熱い鍋にジャーッ!と流し入れる音がする。
もう2度と戻る事はない、夕方の一コマに幸せを感じると -
Posted by ブクログ
エッセイ『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』を以前読んでとても良かったので、こちらのエッセイも読んでみることにしました。いろいろな食べ物、味にまつわる家族や大切な友人知人との思い出の数々が優しく丁寧で奥の深い語り口調の文章と味わい深いイラストで綴られていて良かったです。味や香りと共に蘇る思い出というのは確かにありますね。今は亡き人の思い出となると胸がきゅっとなり懐かしさや切なさも湧いてきます。人は生きるために色々な食べ物を口にしていきますが、食べ物そのものとともに一緒にその場を生きてきた人の愛情とか思いやりとかそんな暖かい気持ちも一緒に食べて生きていくのだろうな、と感じました。