森下典子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白い切り口だなと思って読みはじめたら、あっという間に読み終えてしまった。ノンフィクションだけど、傑作長編ミステリーを読んでいるかのようだった。
点と点が繋がっていくワクワク感、清水さんの言葉が現実だったとわかったときのゾクゾク感…面白くて少し不気味な、貴重な読書体験ができた。
また、ルネサンス期のヨーロッパの雰囲気や、社会の様子が、ありありと伝わってきて、世界史好きにとっては普通に興味深かった。当時のヨーロッパはペストをはじめとして、結核や性病など、様々な流行病に悩まされていて、現在のコロナ禍に通ずるところも感じた。そのような状況下だからこそ、「復活」や生を重んじるような変革が起きたのかも -
Posted by ブクログ
女優・杏さんの『杏のふむふむ』で紹介されていたので、興味を持ち、購入し、読む。
大変不思議なノンフィクションである。
筆者がある女性から「あなたはデジデリオという男の生まれ変わりだ」と告げられることで、この物語は始まる。
筆者は懐疑的になりつつも、「知りたい」という欲求を抑えきれず、長い迷いの果てに「デジデリオ探索の旅」に出るのである。
前世を透視(?)した女性の言葉と、数々重なるできごと。
そして、「前世をめぐる旅」の道中で起こる不思議な偶然。
作者自身は前世、つまり輪廻転生や、前世が見えるという女性の言葉に対して完全に信じているわけではない。
それでも信じざるを得ないような出来 -
Posted by ブクログ
本屋さんで手にとってひきこまれて
その場でほとんど読んでしまい、
その後も心に残っていた本。
形をくりかえせば心が入る。それは、先生もそうとしか教えようがないのだと思う。
私は学生時代、能楽をやっていたけれど、その頃茶道も習っていて、能の舞の姿勢や足運びと、お茶のお運びの姿勢がよく似てることに感動した。
舞や謡などは理屈抜きに繰り返して覚えるしかない。自然に動けるようになってはじめて自分なりの解釈などをすこしづつ入れられるようになる。
そしてあるとき、ふっ、と
腑に落ちる瞬間がある。自然に体が動いてそれまで習ったことがわかる感じ。
もちろん、全てではないけど、
典子が掛軸をみて滝をかん -
Posted by ブクログ
前世を言い当てられるという女性に「あなたはイタリア、ルネサンス期に活躍し夭折した美貌の彫刻家デジデリオの生まれ変わりだ」と伝えられたルポ作家が、その真偽を確認しようと徹底的に調べ上げ、ついには、イタリア、ポルトガルまで飛んで その謎に迫るという内容の本だ。日本人が自分の前世についてこれほど徹底的に追求したノンフィクションがあったのとは迂闊にも知らなかった。読み出すと結局最後まで止まらなくなる。わくわくするような謎解きの面白さだ。私も、他の仕事そ っちのけで一気に読んだ。
京都在住の霊能者である主婦が語った著者・森下氏の前世、つまりデジデリオの人生は、その生まれ、同性愛者としての数奇な人生、残 -
Posted by ブクログ
お茶だけでなく、ね
退屈な季節など、一つもなかった……。
会いたいと思ったら、会わなければいけない。好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。、、、など、お茶の本だけじゃないなこれは、と思うような言葉が散らばっていた。たくさんたくさん本の右上を折った。
日日是好日、わたしは理解できているだろうか。大切にしているだろうか。同じ日など2度とやってこないのだから、毎日をもっともっと噛み締めるべきでは無いだろうか。どんな日にも良い瞬間はある、それはわたし自身がそのこととどう向き合うかだ。
日本という地で生まれたからには四季をたのしんでゆきたい。春夏秋冬や季節の移り行く瞬間を植物や和菓子、天