森下典子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とにかく美しい本だった。
読み進めるうちに祖母の庭の情景を思い出して帰りたくなった。蚊取り線香の匂いが漂う夕暮れの庭、雨の日に砂利が濃くなっていく様、雨樋に雨が伝う音、雨に弾む葉。匂い、温度、感情それぞれが懐かしく思えた。
茶菓子はどちらかというと苦手だが、抹茶と味わいたくなった。百貨店の和菓子で季節を感じていたが、少し茶菓子にも手を伸ばしたい。
どきりとした言葉がある。「失敗しても良いから心を入れなさい」。負け戦だと分かっていても心を込めることも時には必要かもしれない。
実は私は冬がとても苦手だ。塞ぎ込んでしまう。今を楽しむこと、冬を楽しむ術を身につけるという観点は新鮮だった。 -
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試し読み
Posted by ブクログ
ルネッサンスの天才彫刻家を追ってと言うサブタイトルに惹かれて、最初、手に取りました。学生の時、ルネッサンス時代の芸術にとても興味が惹かれ、特にラファエロの絵については自由研究でレポートを書いたなぁって懐かしく思いながら。
残念ながら、デジデリオについては初めて目にした彫刻家だったけれど、著者の森下さんが、きっかけはどうであれ、彼女が納得するために彼について調べて行くその内容に、自分も引き込まれるように読んでしまいました。まるで彼が生きていたその自分もいるような感覚で。とても不思議な話だけど、信じたいという内容でした。
久しぶりに読み返した再読記録です。 -
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試し読み
Posted by ブクログ
「前世」って前面に押し出して、しかもスピリチュアル本じゃないって、奇跡のように面白い本!
こうやって、いま自分の興味ある物事は前世の影響なのかー、て考えるのも面白いかも。
前世を色々と教えてくれた女性の話のうち、いくつかまだ解決(判明?)していないことがあるのも、フィクションではなくあくまでノンフィクションな話なんだと言うことが分かって説得力がある。
あなたの前世はこうだと言われ、その話の内容が事実かどうか徹底的に調べていく過程が、だから何だって言うんだって言うこともできるが、気持ちのおもむくままに行動しつくすところに何だかカタルシスを感じる。
今後、未解決な事項が解決することを祈る!