武藤陽生のレビュー一覧

  • 暴露―スノーデンが私に託したファイル―

    一般市民に対する集団監視とは?

    一般市民に対する盗聴、盗撮の拡大による実害は、最近ネット上で散見する『集団ストーカー』というものにも関係しているのでは?と思っています。この本でのスノーデンファイル序文には次の文章が記載されています。 『・・・社会から爪弾きにされた若者が 軽微な違反を犯し、世界最大の監獄制度の中で耐え難い結果に苛まれようと、私たちは社会全体として見て見ぬふりを決め込んでいます・・・』 そして2014年、NBCニュースで のスノーデンのインタビューでは『・・・he called it ,could get inside your thought process・・・』と言っています。

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    2017年03月29日
  • スーパーベターになろう!──ゲームの科学で作る「強く勇敢な自分」

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    自分にとても辛いことがあって乗り越えようとするとき、それをゲームのように考える。信頼できる人とパーティを組んで、パワーアップキノコやポーションのようなアイテムを集めて、ラスボス目指して日々のクエストをこなす。一歩引いて考えることでそのことを客観視して俯瞰できるのではないか?自分がゲーム好きなのでとても納得して読めた。人生はゲーム。あとテトリスとかをやってたら麻酔並みに激痛を散らすことができるというところが興味深かった。

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    2016年02月20日
  • 暴露―スノーデンが私に託したファイル―

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    知らないうちに監視されてた。何も自由はない。真のジャーナリズムに裏打ちされた全現代人必読書ではないだろうか。

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    2016年02月04日
  • 暴露―スノーデンが私に託したファイル―

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    政府による通信の無差別監視。実際に行われていたという話には暗澹とした気持ちになります。しかもアメリカがやるとなれば世界的な影響があります。インターネットのインフラも、人気のあるサービスもアメリカに集中しているわけですし。

    スノーデンは日本のNSAにデルの社員として派遣されていた時に、機密情報のリークへの気持ちを強くして行ったようですが、日本で何を見たのかがきになります。「それまでより高次元の監視上の機密」「無人機によって殺される運命にある人々の監視映像を見たこともあります」等記述はありましたが。

    この本では当然触れられていませんが、日本政府がこの件をどう捉えているのか、今後どういうスタンス

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    2015年01月07日
  • 暴露―スノーデンが私に託したファイル―

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    GoogleもfacebookもiphoneもOfficeも使う気なくすな、これ読むと。
    エドワード・スノーデン氏をアメリカの機密情報を暴露した極悪人と評価するか、NSAの極度のプライバシー侵害を公にしたヒーローと評価するかによって、この本の評価も別れるだろうが。

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    2015年01月05日
  • 暴露―スノーデンが私に託したファイル―

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    世紀の情報漏洩。「スノーデンファイル」よりも一層具体的で解りやすかった。いまだにgoogleやfacebookを使っているけれど、考えないといけない。米英が国家権力を乱用して政治的障害を不法かつ強引に取り除こうとする様が恐ろしかった。報道機関の多くが腰が引けていて、本来の姿を失っているのも残念。現代社会はあからさまじゃないけれど、大アメリカ帝国と、同様に英語圏である英国連邦のアングロサクソン白人国家4カ国が世界を牛耳っているんだな、と糞面白くない結論に至りました。とっても差別的な世界で怒り心頭。

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    2014年10月08日
  • 暴露―スノーデンが私に託したファイル―

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    国家安全保障局(NSA)と中央情報局(CIA)というアメリカ二大情報機関に籍を置いたエドワード・スノーデンの暴露本。
    WEB履歴もメールも電話もメッセンジャーも全てログを取られ傍受されている。そんな時代は普通に来ている。
    国家レベルの秘密情報を扱う機関は国産の機器やサービスを使うことがいかに重要か。
    スノーデンの暴露によって白日の下にさらされた時代を変える実話。
    最高峰の「事実は小説よりも奇なり」を味わえる一冊。ヤバイ!

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    2014年10月06日
  • 暴露―スノーデンが私に託したファイル―

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    米国のインターネット盗聴を暴露したスノーデン。その情報を得て発表した記者グリーンウォルドによる、事の顛末とその影響を描いたノンフィクション。ロシアに逃れたスノーデンは、米国政府の引き渡し要請や国防観点からの非難があり、いまだ進行中の案件である。情報を渡していた米IT業界の各社についても、秘密情報の保持という点で信用を落としており、これまでのように無条件に信頼を得れらる存在ではなくなっているようだ。

    世界の通信情報を収集するという「PRISM」の存在についてはスノーデン以前から噂にはなっていたものの、自分としては現実のものとも思えずトンデモの類かと思っていた。本書を読み、本当にここまでやってい

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    2014年12月31日
  • 暴露―スノーデンが私に託したファイル―

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    驚きの事実だ。CIAやFBIが何が入っているかわからないからLenovo製PCを使うなと通達を出したが、それ以上のことをしている。シスコから定期的にルーターの新製品を納めさせ、チップを加えてまた新品にして返してくる。メールアドレスがわかればどんな情報も取得することが出来る。一度でもネットに繋げばマルウエァを埋め込み、たとえPCの電源を切っていても起動させることが出来る。唯一秘密が保たれるは、一度もネットに接続されていないPCだ。こんな事が自由主義、オバマ政権で実施されている。

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    2014年06月29日
  • レイン・ドッグズ

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    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)とにかくリズムがあって読みやすいね。オチはこういうのもアリ。

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]翻訳も上手いぽいな。

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    2025年06月26日
  • ガラム・マサラ!

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    ネトフリで映像化されたのではないか?という既視感。そこかしこに挟まれるボリウッド俳優の映画を観たことある人なら、スンナリ入ってくるストーリーかも。後半のどんでん返し具合が、東野圭吾原作がインド映画になるとこんな風になるんかい!と突っ込みたくなったことを思い出す。

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    2025年05月05日
  • 対デジタル・ディスラプター戦略 既存企業の戦い方

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    ・デジタル・ディスラプター、ディスラプションの体系化はわかりやすく納得感がある。既存企業の課題については、イノベーションのジレンマにイメージされるようなよくある指摘内容に思った。
    ・対抗策もわかりやすく体系化されている。顧客への価値提供の場面で、自社の置かれている状況をどう捉え、どう対抗するか考えるための良い足がかりになりそう。

    ・社内機能についてのアジリティ部分は、どのように機能を捉えるかという点で独自の切り口があり興味深い。アウェアネス(社内・顧客の情報をデジタルで集める方法)、意思決定(社内各所で集めた情報を可視化or意思決定の自動化ルール策定)、実行力(データから迅速に社内リソース・

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    2025年04月20日
  • エージェント17

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    アクション映画のような小説。話はよくできていて退屈はしないが、割りと安心して読み進められる。やっぱりこの手の話は脇役ガレット魅力的かどうかだと思う。この作品はそれが丸。

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    2025年03月08日
  • エージェント17

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    世界で最も恐れられているエージェント“17”。“15”までの暗殺者は、そのだれもが次の番号のエージェントたちによって殺されてきたが、“16”だけは殺されることなく姿を消していた。“16”の跡を継いだ“17”の次の任務は、とある作家の暗殺。どうやら、その作家の正体は“16”らしい。激しい戦いの末、“17”が“16”から聞かされた世界を揺るがす巨大な陰謀とは。

    CWA賞スティール・ダガー賞受賞も納得。イキのいいアクション満載の冒険小説。

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    2025年02月19日
  • ガラム・マサラ!

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    デリーの貧困世帯に生まれ金持ち相手に裏口入学の斡旋事業を行う主人公が過去一のバカ息子相手の替え玉受験で全国一位の成績を叩き出してしまう。セレブのマネージャーの座を勝ち取ったもののやがて誘拐事件や陰謀に巻き込まれていく。欲望、嘘、暴力が渦巻く社会でも負けずに逞しく生きる姿を描いた作品。

    主人公の比喩表現に富んだ皮肉っぽい語り口がとにかく読みづらいがこれは和訳のせいだと思う。めげずに読んでいくと時折スッとそれがなくなる瞬間があってその時こそ主人公が虚勢のない本音を語っているシーンでグッとくる。ラストは怒涛の展開。急に幕が降りてきた感は否めないがそれすらも人生の途中でふと、立ち止まった瞬間の表現と

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    2024年07月04日
  • ガラム・マサラ!

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    今のインドを舞台にした小説。韓国もびっくりの学歴社会だと思った。いかに成り上がるのが難しいかも感じた。ちょいちょい出てくる例えが分からなかったので、それがわかればもっと面白かったかも。

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    2024年06月03日
  • ガラム・マサラ!

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    原題は”How to kidnap the rich”(直訳すると「金持ちを誘拐する方法」)。当初の原題は邦題と同じ”Garam Masala”だったらしい。でもなにゆえ「ガラム・マサラ」なのかが最後まで読んでも分からずじまいで、今は「読者の想像に任せるスタイルなのかな?」と推測する地点にいる。

    しかしエンタメ性は一級品だった。
    お下品な卑語(見開きに1-2個のペースで書かねば著者は気が済まなかったのか!?)への苦笑も含め、読書中は結構な時間笑みをこぼしていたと思う。おかげでパートナーに不審がられた。
    こんなに面白ければ、どこかで実写化されるのも時間の問題だろう。

    デリーの旧市街地で「教育

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    2024年02月27日
  • ガラム・マサラ!

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    インドの受験戦争が描かれているのかと思ったら階級社会メインだった。
    英題は『how to kidnap the rich』
    金と狂乱の青春犯罪小説。恋と友情あり。風刺と皮肉もたっぷり。
    ミステリではないかな。

    映像化したら面白そう。
    とにかく言葉が汚いけれど、それがスパイスとなり疾走するノリの良いストーリー。
    登場人物には好感が持てるし、若者への視線があたたかい。

    金と権力は結びついているが、どれだけ大金を手にしても階級の壁は越えられないし、退屈も孤独も解消されない。

    「本物の正直は人を退屈させる。けど、真実と偽りのあいだの細い一直線上にある正直は?世界はその上に築かれている。」p.3

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    2024年02月25日
  • ガラム・マサラ!

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    不条理、破天荒、品のなさ! パワーとドライブ感で溢れるインドを舞台にした犯罪小説 #ガラム・マサラ

    ■あらすじ
    インドの貧困街に住む青年ラメッシュ、彼は教育コンサルと称しつつ、替え玉受験を請け負っていた。ある日お金持ちの建設会社の社長から、バカ息子ルディの替え玉受験を依頼される。
    ラメッシュは代理した試験に合格することができたが、なんと全国トップの成績をとってしまった!以降ルディは全国の注目の的となり、取材や仕事の依頼が殺到。ビジネスチャンスを得たラメッシュは、ルディのマネージャーとなるのだが…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    表紙とタイトルから、一体どんなミステリーなんだ?!と興味津々。

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    2024年01月24日
  • コールド・コールド・グラウンド

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    ネタバレ

    エイドリアン・マッキンティのショーン・ダフィシリーズ第一弾。アイルランド紛争化の北アイルランドを舞台としたシリーズ。

    手首を切り落とされた死体が見つかる。その手首は別人のもので、体の中からはオペラの譜面が発見される。紛争処理に人員を取られ、普通の捜査もままならない中、もう一体の死体が発見され。。。

    アイルランド紛争真っ只中での警察小説。特筆すべきは、あらすじや帯から感じていたより警察小説の色が強いこと。爆発物を警戒して、車に乗り込むときは必ず車体の下を覗き込むなど、紛争やテロ活動が身近に描かれるものの、根幹は警察小説。ショーンによる地道な捜査が描かれる。

    惜しむらくは、疾走感がそこまで感

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    2023年11月30日