武藤陽生のレビュー一覧
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メインプロットはシンプルな追撃戦で、そこに現代の諜報機関の複雑な暗躍が絡む。
ただし、スパイものとして読むにはありきたりで、あくまでもアクション系として、特に数少ない登場キャラの造形とスピーディな展開がメインとなる。
作者は映画が好きなようで、映画やドラマの例えが多いが、やたらと比喩や暗喩が多いうえに、センテンスが長く読みにくい部分もある。
これは訳者の影響かも知れないが、やたら下品な例えとかもあって、ここらが知性派であるキャラ同士の闘いには違和感を感じる(言語だったらいいのかもしれない)
物語は完結しているが、続編も出来そうなので楽しみではある。 -
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・デジタル・ディスラプター、ディスラプションの体系化はわかりやすく納得感がある。既存企業の課題については、イノベーションのジレンマにイメージされるようなよくある指摘内容に思った。
・対抗策もわかりやすく体系化されている。顧客への価値提供の場面で、自社の置かれている状況をどう捉え、どう対抗するか考えるための良い足がかりになりそう。
・社内機能についてのアジリティ部分は、どのように機能を捉えるかという点で独自の切り口があり興味深い。アウェアネス(社内・顧客の情報をデジタルで集める方法)、意思決定(社内各所で集めた情報を可視化or意思決定の自動化ルール策定)、実行力(データから迅速に社内リソース・ -
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デリーの貧困世帯に生まれ金持ち相手に裏口入学の斡旋事業を行う主人公が過去一のバカ息子相手の替え玉受験で全国一位の成績を叩き出してしまう。セレブのマネージャーの座を勝ち取ったもののやがて誘拐事件や陰謀に巻き込まれていく。欲望、嘘、暴力が渦巻く社会でも負けずに逞しく生きる姿を描いた作品。
主人公の比喩表現に富んだ皮肉っぽい語り口がとにかく読みづらいがこれは和訳のせいだと思う。めげずに読んでいくと時折スッとそれがなくなる瞬間があってその時こそ主人公が虚勢のない本音を語っているシーンでグッとくる。ラストは怒涛の展開。急に幕が降りてきた感は否めないがそれすらも人生の途中でふと、立ち止まった瞬間の表現と -
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原題は”How to kidnap the rich”(直訳すると「金持ちを誘拐する方法」)。当初の原題は邦題と同じ”Garam Masala”だったらしい。でもなにゆえ「ガラム・マサラ」なのかが最後まで読んでも分からずじまいで、今は「読者の想像に任せるスタイルなのかな?」と推測する地点にいる。
しかしエンタメ性は一級品だった。
お下品な卑語(見開きに1-2個のペースで書かねば著者は気が済まなかったのか!?)への苦笑も含め、読書中は結構な時間笑みをこぼしていたと思う。おかげでパートナーに不審がられた。
こんなに面白ければ、どこかで実写化されるのも時間の問題だろう。
デリーの旧市街地で「教育 -
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インドの受験戦争が描かれているのかと思ったら階級社会メインだった。
英題は『how to kidnap the rich』
金と狂乱の青春犯罪小説。恋と友情あり。風刺と皮肉もたっぷり。
ミステリではないかな。
映像化したら面白そう。
とにかく言葉が汚いけれど、それがスパイスとなり疾走するノリの良いストーリー。
登場人物には好感が持てるし、若者への視線があたたかい。
金と権力は結びついているが、どれだけ大金を手にしても階級の壁は越えられないし、退屈も孤独も解消されない。
「本物の正直は人を退屈させる。けど、真実と偽りのあいだの細い一直線上にある正直は?世界はその上に築かれている。」p.3 -
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不条理、破天荒、品のなさ! パワーとドライブ感で溢れるインドを舞台にした犯罪小説 #ガラム・マサラ
■あらすじ
インドの貧困街に住む青年ラメッシュ、彼は教育コンサルと称しつつ、替え玉受験を請け負っていた。ある日お金持ちの建設会社の社長から、バカ息子ルディの替え玉受験を依頼される。
ラメッシュは代理した試験に合格することができたが、なんと全国トップの成績をとってしまった!以降ルディは全国の注目の的となり、取材や仕事の依頼が殺到。ビジネスチャンスを得たラメッシュは、ルディのマネージャーとなるのだが…
■きっと読みたくなるレビュー
表紙とタイトルから、一体どんなミステリーなんだ?!と興味津々。
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ネタバレエイドリアン・マッキンティのショーン・ダフィシリーズ第一弾。アイルランド紛争化の北アイルランドを舞台としたシリーズ。
手首を切り落とされた死体が見つかる。その手首は別人のもので、体の中からはオペラの譜面が発見される。紛争処理に人員を取られ、普通の捜査もままならない中、もう一体の死体が発見され。。。
アイルランド紛争真っ只中での警察小説。特筆すべきは、あらすじや帯から感じていたより警察小説の色が強いこと。爆発物を警戒して、車に乗り込むときは必ず車体の下を覗き込むなど、紛争やテロ活動が身近に描かれるものの、根幹は警察小説。ショーンによる地道な捜査が描かれる。
惜しむらくは、疾走感がそこまで感 -
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ショーン・ダフィシリーズ第5巻
4→3→1→2→5というめちゃくちゃな読み方をしたせいで時系列がめちゃくちゃだ
しかも直前のはずの4巻はうっすら忘れけけている
当たり前だこのヤロウ!
もう二度とシリーズものをこんな読み方しないと誓う
このレビューをご覧になった方にはぜひともこの愚かで哀れな男の行いを教訓として活かして頂きたい
さて本編だ
毎回触れているかもしれないがこのシリーズの土台となっているのは1980年代の北アイルランドにおける悲しみと憎しみの連鎖に他ならない
つまり警官であるダフィが出かける前に必ず実行する車の下に爆弾が仕掛けられていなか確認するルーチンに象徴される時代背景というこ -
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第二次大戦中の北大西洋での駆逐艦とUボートとの戦いは、いろいろな物語が生み出されている。
映画「眼下の敵」では米駆逐艦艦長をロバート・ミッチャム、Uボート艦長をクルト・ユンゲルスが演じて、日曜洋画劇場などでおなじみのタイトルであった。
この本も半世紀以上前の作品であるが、2020年6月トム・ハンクス主演の映画公開に伴い再び日の目を見た。映画は日本ではコロナの影響もあり?Netflixでの上映になってしまったのが残念。
物語は、三人称ではあるがほぼクラウス艦長の視点と思考の一点で時系列に進む。それはまるで艦長の公開日誌をもとにしたドキュメンタリーのように映像化される。
輸送船の護衛という任務