望月麻衣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前巻からのエピソードの後編。
円生の展覧会の行方と、佐田さんと智花さんの結婚に敦子さんが反対する理由、清貴の過去の因縁など色々と明かされてスッキリしたような気持ち半分、新たなモヤモヤ半分というところ。
清貴の因縁で登場し出した人物はまた、次回以降でも清貴と円生に絡んでくるのかな?
このシリーズにしては甘い雰囲気の清貴と葵のいちゃいちゃシーンが出てくるけれど、ステイやらまっしぐらやらで何だか可笑しくて、甘ったるくなくて読みやすかったかも。
でも清貴の、女性の了承があって男は及ぶことができる、それが生き物として自然ではないか云々の行は良かったな。大切な前提条件であり、そこをふまえてもらえると自分が相手から大事にされている実感も得られると思うし。
清貴の、こういうところがスマートさと安定感に繋がるのかな。今や見た目が綺麗なだけでは、なかなか魅力を感じにくいので。
葵の成長と進歩、まわりの人たちの変化にシリーズもぼちぼち終わりが見えてきている気がする。
みんな幸せでほっこりできるような展開になってくれると嬉しいけれど、相変わらずこの巻も漢字のルビが怪しいところが目についた。
佐藤浩史は「こうじ」(120頁)なのか「ひろし」(251頁)なのか?こうじだと思ってたら、ひろしだったのか?
禁忌のルビに「きんぴ」ってふってあるけれど(253頁)、「きんき」ではないの?とか。
途中何度か、そんな感じでもやっとするので、それが無ければいいのに、と思う。 -
Posted by ブクログ
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猫にもいろいろ居るように。
アリス目当てで珍しく猫短編集など読んでみたけれど(『猫は見ていた』に収録のエア・キャットを他で読んで気に入ったのもある)、猫好きにもいろいろ居ますなぁ。
にしても短編というのはどうにも、良いところも悪いところもはっきり出ちゃうよね。いまいちかなぁと思っていた作家さんのはやはりいまいちだし、反対に思わぬ出会いもあったりで、まぁほんとに肌が合うかどうかなんだけど…
そうねぇ。結局のところキャラクタ、或いは物語そのものにさえ、生命性を感じてしまうタイプなのよね。極端に云うなら作家の仕事は、生まれてきた物語を伸びやかに世に放ってあげるブリーダー的なものなんじゃないかと思っていて、きっとその育て方? に好き嫌いが出てくるのだ。キミはこういう物語なんだよー、みたいのが嫌いで、だから登場人物Aくんはこんなふうに感じてこんなこと口に出しちゃおうねー、みたいなキャラクタが苦手になりがち(そんなこと云ってるから満足に書けないんだと云う思いもあり〼)。
その点、猫をキーワードに上手にテーマを定めた短編は楽しく読めましたね。なるほど猫っぽい物語、ということなのかもしれない。
なんでも猫派犬派、って分ける風潮をそこそこ面白がって居たけれど、遂に物語にまでその魔手が!
総合2.5ってとこかしら。にゃんにゃん。なら2.2か?