望月麻衣のレビュー一覧
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<内容紹介より>
京都の寺町三条商店街の骨董品店『蔵』でアルバイトを始めた、女子高生の真島葵。店主の孫・家頭清貴は、物腰は柔らかいが恐ろしく勘が鋭い、ちょっと”いけず”な京男子。ある日、一見の客が『蔵』を訪れ、清貴は骨董の茶碗の鑑定を頼まれる。それが贋作だとあっさり見抜いた清貴だったが、後日、清貴と葵の前に円生と名乗る若い僧侶が現れる。円生は、稀代の贋作師だった――大ヒットキャラミスの第二弾!
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前作からの続きとして、するすると読み進めることができました。作品の中には5つのエピソードが入っていますが、今回は「贋作」がテーマとなっています。
どのようにして清貴や葵が「真」と「贋」を見抜い -
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今作を読んだタイミングが前作からしばらく間が空いてしまっていたため、初の長編と言われてもぴんとこなかった(笑)。
設定的にはけっこうヘビーなものだろうと思うんだが、作品自体の軽さからか、重苦しさは感じない。これは好みが分かれるところかもしれないなぁと思う。ヘビーな事件はそのヘビーさを作品全体にまとって欲しいと思う人もいれば、あえて軽妙なタッチの方が合う人もいそう。今作は明らかに後者向けだが、個人的にはこの軽快さが作品そのものの軽さに感じられて、読後感はあっさりしたものになった。ライトノベルに分類される(ライトノベルがどんなものかと問われたら、ちょっとよくわからない)んだろうからそんなものなの -
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マサに、秋人くんと店長の感想に右に同じ(笑)
淫行条例の文章暗記までしてエラソーに恋心隠してたくせに、手つないだだけで赤面、有頂天って!店長、ホントによかったね、息子が意外にフツーな男の子で。最後に気持ちよく笑わせてもらった。
このふたりのとぼけた「片思い」状態がおもしろかったけど、とうとうカップル成立か~。まあ、ホームズさんがいろいろやらかしてくれそうな期待はしてます。
今回は、城崎温泉とかサッカーとかシャーロキアンとか、新鮮なネタで、楽しかった。
最後の円生ネタが、中途半端。カエサル法はともかく、エニグマ法や鐘楼方式の暗号を、何も見ないでそらで置換、解読できる人間なんかいないですよ……。 -
Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。
今後レギュラーで登場するだろう新キャラが出てきます。
最初の話は人間のエゴや自己擁護のために、冷酷になれるんだなあという内容の話で、結構人間の嫌な部分がたくさん出てきます。
ホームズが探偵として動きますが、よくあるミステリーのような感じです。
次の話は相続に関して、揉め事の話。
ホームズが探偵と鑑定士を両方こなす話で、円生との間接的な対決もあります。
葵との距離が周りの妨害もあって縮まりそうで縮まらない。
この2人がくっついたらこのシリーズ終わるのかな?
だからあえてくっつけないとか?
ネタバレ
↓
しかし、ラストで2人とも気持ちを伝えてるんだよね。
伝わってないだけ