川島隆太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本書で提示されている意見には、私も概ね同感です。スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツが、自身の子どもたちのスマホ使用に制限を設けていたというのは有名な話。私もアプリ開発者として、関連する行動経済学を学ぶ中で、スマホやアプリが心理学に基づく巧妙な「罠」に満ちていることを痛感しています。大手のアプリには、ユーザーを惹きつけ、長時間利用させるために、専門の心理学者や行動科学者の知見を取り入れた仕組みが織り込まれています。
一般のユーザーが、こうしたプロによって設計された中毒性の高いシステムに自力で抵抗するのは極めて困難です。この現実を認識することが、デジタル依存から脱却するための第一歩だと考えま -
Posted by ブクログ
言葉が出てこない、物忘れが多い、本を読む速さが遅くなった・・・日々衰えを感じて認知症かと不安になってしまう。
でも同年代の友人に話をすると皆一様に「私もそうなのよ。歳のせいだからしかたない。」と言われる。
それでも何とかしたいとこの本を購入してみた。
120まで57秒がどこまで短縮できるか頑張ってみる!!
追記
2か月早口言葉をほとんど毎日15個ずつやっているが、日によって調子がいい日と悪い日がある。今日は調子が良かったので120まで50.4秒だった。言葉が出ない、もの忘れ、読書のスピードは相変わらず・・・(泣)
もう少ししたらスパルタ編にする予定。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【読者は脳の全身運動である】
◎とても読みやすい
・本を読むだけで脳全体が活性化する
・音読で脳機能が向上する
同じ1つの情報でも脳の観点からいえば、目から入ってくる情報、自分の口や喉を動かすときに使う情報、音として再び耳に入ってくる情報があり、二重三重に脳を使う。
・本の読み聞かせは1回10分、週3日だけで効果あり
◎AI時代だからこそ、あえて読書を
【感想】
ボーッとしているときよりも脳活動が下がる。
らしいです、怖すぎる。でも身に覚えがありすぎる。長時間のネットサーフィンで何も得てない虚しさ、なーんにも覚えていない。
また長時間スマホに向き合っていられるのは、脳が疲れないから、疲れる -
Posted by ブクログ
著者は「脳トレ」のゲームソフト開発で有名脳科学者の川島隆太氏。
活動している人間の脳に装置をつけて、脳の活動量を計測することができる。本書では黙読や音読、読み聞かせ、学習を目的としたコンテンツ動画視聴中の脳の活動状況を説明している。
通常の黙読では背外側前頭前野(思考脳:記憶、学習、理解、推理、判断力、感情抑制)の血流が増加し活性化。
次に、音読。音読は黙読と比べると、かなり広範囲にわたって脳の血流量が増加する。目から入ってくる情報、口や喉から入ってくる情報、音として入ってくる情報等、扱っている情報が多いため、脳の中でもたくさんの箇所が活性化している。
親子の読み聞かせはどうか