川島隆太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書の決意になった本である。
脳トレで有名な川島隆太先生の著作。
スマホがいかに脳に悪く、読書がそれを回復するかが書かれている。
アルツハイマーまで回復することが分かった。これは実にすごいことである。
タイトルにはなっていないが、本来は
『本を音読するだけで脳は若返る』というのが正解のようだ。
著者は黙読より音読を進めている。
実際にそれを裏付ける事象がある。
私の叔母は御年92歳にもかかわらず、頭脳明晰、未だ知的探究心やまず、英語のみならず、ドイツ語も時々、現れる。
あちこち歩き回って買い物に行き、自分より年下の年配者に「あんたみたいな若い人は優先席を譲るべきだ!」と叱られるぐらいである。
実は彼女が長年やっていることがある。
目の不自由な方のための「音訳」である。
この道、20年か30年の歴史のボランティア活動によって、様々な本をわざわざ声で読み、それを録音して続けてきた。
つまり『音読』をし続けたのである。
できれば著者が、彼女をこの書籍の実証者として紹介し、インタビューすることで、また何か新しいことが分かるのではないかと勝手に考えている。
ただ、実際にやってみると「音読」というのは思っているより辛い。体力が奪われる。普通に喋っている言葉とは明らかに違う力を使うのだ。
なので「読むだけで」とは言えない。
黙読に慣れている人は、スピードがあまりに遅いのが、苦痛になるであろう。
声を出すに値するほどの密度のある書籍を探しつつ、この書籍の学びとしたい。
惜しむらくは、実験データの人間が、学生など若い人が多く、また読み聞かせの親であることである。
忙しい社会人であるビジネスマンに対して、読書の協力は難しいのかもしれないが、副業として金銭が発生する読書であれば、結構、協力する人は多いのではないかと思われる。
そんなアルバイトがあれば、もちろん私も参加する。
虚偽の報告をされたり、読んでいないのに読んだことにするような人を省くという眼力は必要とはなるが、
例えば、一般的サラリーマンとして仕事をしている、30代男性、40代男性、50代男性をそれぞれ集める。
彼らは最低限以外のスマホは禁止する。
そして彼らをそれぞれ分ける。
① 1ヶ月で1冊本を読む
② 1週間で1冊本を読む
③ 1日1冊本を読む
④ 1日 3冊本を読む。
⑤ 全く本を読まない。
期間は3ヶ月とする。
データとして、それぞれ100人ぐらいは欲しいのだが、月に1万円ということで募集すれば、すぐに集まると思われる。
1日三冊読める人が少なければ、アルバイト料金を弾めば良い。お金がもらえるとなれば根性でも読む人が増えるだろう。
もしかすると20人でもそれなりの データになるだろう。
安く済ませるために それぞれ20人だとすると、300万ぐらいでこの貴重なデータが集めることができる。
もちろん、個人的にはそれぞれ100人とし、1500万円をかけてデータを収集してほしいし、MRI にかけるためのお金なども入れて5000万円ぐらいかかったとしても、それに見合うデータではないかと思う。
このぐらいであれば、任天堂DSの脳トレゲームで集めたお金で研究として使うことはできるだろうと勝手に予想する。
これによって、
現代人が本当にスマホによって毒されているのか?
ただスマホを止めただけでも効果は高いのか?
本を読むと言っても、どのくらいのペースで読むのが一番効果が高いのか?
毎日5冊10冊読む人と、毎日1冊読む人との 脳の活性化は変わるのか?変わらないのか?
ということをやってほしい。
もちろん、それがうまくいけば、女性バージョンも調べて欲しい。
このぐらいの大規模な実験をしていただけなければ、タイトルに書かれたことを結論付けるには弱いと思われる。
この本を手に取る人そのものが、すでに学校教育は終わっているし、アルツハイマー を意識するには、まだまだ早い人が多いのではないかと予想する。
それゆえに読者層のぴったりとしたニーズに対する、正確な実験を行うことで、この結論が帰納法的実験データの多くから普遍的な結論として導かれたという説得力を持つものとなる。
その辺りが星を一つ減らした原因である。 -
Posted by ブクログ
2026.01.09記入
タイトル通りの内容であった。
こうした感想をスマホでつけていること自体が矛盾があることではある。
スマホ依存になっていることを妻から指摘されても気がつかず、自分は大丈夫だと思っていた。
まさしく酔っ払いが「自分は酔っていない」というような感じである。
以前から不思議に思っていた矛盾がここで解決した。
なぜか、スマホで調べたものや、スマホに残したものは記憶に残っていない。
一方、きちんとノートに書いたものは、割と覚えている。
ダウン症や統合失調症なども、遺伝などではなく、スマホが原因であることが明らかになってきている。
タイトルの通り、脳にとっては麻薬や覚醒剤と同じである。しかもそれを悪いと思っておらず、もはや推奨しているところがさらに恐ろしい。
自分自身がスマホ依存を避けるために、読書を志したわけだが、しっかりと本に向き はなければ感想も書けないし、本に向き合うことで過去に読んだ記憶が呼び起こされてくる。
スマホ依存脱却の決意と、読書への決意を志した本でもある。
確かにスマホ画面越しをやめて、紙媒体の本を読むようになってから、知力が戻ってきたような感覚がある。
私自身もスマホ依存に犯されていたため、とてもありがたい本だった。
とても読みやすくてデータもあり、良い本なのではあるが「プロの将棋の棋士がスマホ越しに将棋を行った場合、脳を使っていないのかどうか?」 という検証がなされていない。
データのほとんどが「脳を使わなくて済むもの」や「義務教育的な学習」に関してのデータが集まっている。
しかし、将棋など脳を使うはずの棋士が、脳を使っていないとは考えられないし、オンラインの間、いくら画面越しであるとは言っても、全く脳を使っていないとは考えられない。
他にもパソコン越しであれ、脳を使う必要のある仕事があるはずだが、そうしたデータは研究されていない。
「学者あるある」かもしれないが、自分の提言する法則が正しいということを証明するために、それに即したようなデータや人を集めて、自分の論理を展開していたのではないか?という疑いもなきにしもあらず。
その辺りが、星が一つ下がった理由である。 -
Posted by ブクログ
スマホって脳を壊すんだよということと、オンライン習慣を、脳を鍛える習慣に変えていく方法が書かれている本。
教科書とかで、タバコを吸うと肺が黒くなる写真を見たときみたいな、スマホを使い続けていると脳の発達が見られなくなるデータを見て、ドキッとした。
前頭前野みたいな高次の脳機能の領域は高学年から20歳までに発達がゆっくり進むらしくて、10代の過ごし方が大事らしい。。子供にスマホを持たせるときは、ここら辺伝えておきたいかもと思った。
子供だけじゃなく自分も、オンライン週間で脳を使ってないと脳が蝕まれていくようなので、アナログな行動(文字を書く、地図アプリじゃなくて地図見る、辞書で引くとか)をやっていきたい。あと運動!>< -
Posted by ブクログ
本書で提示されている意見には、私も概ね同感です。スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツが、自身の子どもたちのスマホ使用に制限を設けていたというのは有名な話。私もアプリ開発者として、関連する行動経済学を学ぶ中で、スマホやアプリが心理学に基づく巧妙な「罠」に満ちていることを痛感しています。大手のアプリには、ユーザーを惹きつけ、長時間利用させるために、専門の心理学者や行動科学者の知見を取り入れた仕組みが織り込まれています。
一般のユーザーが、こうしたプロによって設計された中毒性の高いシステムに自力で抵抗するのは極めて困難です。この現実を認識することが、デジタル依存から脱却するための第一歩だと考えます。
本書で紹介されているように、例えば脱スマホルールを決めるといった具体的な対策を講じ、意識的にデジタルデトックスを実践していくことが、スマホ依存から脱却するために不可欠であると感じました。 -
Posted by ブクログ
言葉が出てこない、物忘れが多い、本を読む速さが遅くなった・・・日々衰えを感じて認知症かと不安になってしまう。
でも同年代の友人に話をすると皆一様に「私もそうなのよ。歳のせいだからしかたない。」と言われる。
それでも何とかしたいとこの本を購入してみた。
120まで57秒がどこまで短縮できるか頑張ってみる!!
追記
2か月早口言葉をほとんど毎日15個ずつやっているが、日によって調子がいい日と悪い日がある。今日は調子が良かったので120まで50.4秒だった。言葉が出ない、もの忘れ、読書のスピードは相変わらず・・・(泣)
もう少ししたらスパルタ編にする予定。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【読者は脳の全身運動である】
◎とても読みやすい
・本を読むだけで脳全体が活性化する
・音読で脳機能が向上する
同じ1つの情報でも脳の観点からいえば、目から入ってくる情報、自分の口や喉を動かすときに使う情報、音として再び耳に入ってくる情報があり、二重三重に脳を使う。
・本の読み聞かせは1回10分、週3日だけで効果あり
◎AI時代だからこそ、あえて読書を
【感想】
ボーッとしているときよりも脳活動が下がる。
らしいです、怖すぎる。でも身に覚えがありすぎる。長時間のネットサーフィンで何も得てない虚しさ、なーんにも覚えていない。
また長時間スマホに向き合っていられるのは、脳が疲れないから、疲れるのは目だけというのも納得。読者は脳を使っているのか、やはり疲れる。
子どもの読み聞かせについては、大いに実感。
第2子に多読、読み聞かせを毎日行っており、明らかに言語の伸びがいい、よく話す、通じる!発達シートで確認しても明らか。
(特性があった第1子にも読み聞かせはしていた)
著者からのことば、「読書を捨てるということは、人を捨てるということではないか」肝に銘じます。
ちなみに著者が監修した脳トレゲーム、持っていますが確かにトレーニングとして絶妙です。オススメ! -
Posted by ブクログ
著者は「脳トレ」のゲームソフト開発で有名脳科学者の川島隆太氏。
活動している人間の脳に装置をつけて、脳の活動量を計測することができる。本書では黙読や音読、読み聞かせ、学習を目的としたコンテンツ動画視聴中の脳の活動状況を説明している。
通常の黙読では背外側前頭前野(思考脳:記憶、学習、理解、推理、判断力、感情抑制)の血流が増加し活性化。
次に、音読。音読は黙読と比べると、かなり広範囲にわたって脳の血流量が増加する。目から入ってくる情報、口や喉から入ってくる情報、音として入ってくる情報等、扱っている情報が多いため、脳の中でもたくさんの箇所が活性化している。
親子の読み聞かせはどうか。予想としては親も子供も言語や聴覚を扱う部分の血流が増加しそう。
だけど、結果は親は内外側前頭前野(心の脳:他者の気持ちの読み取り、場の空気をよむ、表情の読み取り)が一番強く活動量として反応していた。
一方子どもは、辺縁系(原始的な脳、情動や感情の処理)が一番強く反応していることがわかった。
つまり、読み聞かせは親については子どもとのコミュニケーション。子どもにとっては親の言葉を聞きながら、ドキドキハラハラしながら感情をゆさぶられるもの。こころとこころのふれあいそのもののなのだ。脳波も親と子供と同期しているそう。素敵ですね。
子どもの読み聞かせ量が増えることで、子どもの問題行動が減っていくこともわかっている。全くやらないよりは、少しでもやった方がよい。週3回、1日10分でも効果が出るというのが研究の結論。
最後に、スマホ、テレビゲーム、学習にかかわるコンテンツ動画を見ているときの脳の活動について。
これらの時の脳は、活動しているというよりも、
逆に活動が抑制されていることがわかっている。
背外側前頭前野の「思考脳」の活動が低下。
これはマッサージを受けている時の脳の状態と一緒。ただただリラックスしているだけ。
ちなみに学習中は「思考脳」が活動していないと学習効果が出ていないと判断されるらしいが、
学習にかかわるコンテンツ動画を見ているときでさえ、「思考脳」が全く働いていないことがわかっている。
脳を使っていないのは体を動かさないのと同じ。
子どもが成長期に運動しなければ発達しないように、脳もまたうまく発達できない。
そして、大人も脳をしっかりと動かしていかなけば、脳の老化が加速する一方である。