川島隆太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書と学力の関係など、時間や年齢その他、様々な角度から相関関係だけでなく、因果関係も明らかにしようとした研究を紹介した本。
読書しない小中学生の偏差値は低い、逆に2時間以上、読書している人の偏差値が下がるのは、それ以上に睡眠を削ったりしている影響があるとのこと。
良く寝て、良く本を読み、良く勉強する子は、成績がいい、という、超当たり前の結論。
読書習慣をつける為に、親が読み聞かせをすることが良い、というのも当たり前で、やはりスマホに子守をさせてはいけないんですね。
MRIや脳神経の話は興味ない人は飛ばして読んでも結論が書いてあるので大丈夫です。
やはり読み聞かせしてきて良かったなと色々思い当たる事も多かったです。
今度は、読書と仕事の出来・不出来など(評価方法が難しいだろうけど)を調べてくれないかなぁ、と思いました。 -
ネタバレ 購入済み
SNSはほどほどに
一部ご紹介します。
・2時間以上勉強しても、スマホの使用時間が4時間/日以上なら、せっかくやった学習効果が消えてなくなる。
LINEなら、その傾向はさらに顕著だ。つまりLINEを使えば必ず成績は下がるということだ。
だからこそ、子供の場合、スマホやゲーム、パソコンは1日1時間以内に制限することが望ましい。
・社会不安の高さと、LINEでの集中力低下は相関する。
使うべき注意力や集中力が、LINEのほうに向かってしまい、勉強に身が入らなくなる。
・授乳の際に、母親が子供ではなく、スマホを見ているということは、
赤ちゃんにとって、母親とのコミュニケーションを取ることができなくなることを意味する。
・子供の自主性を重んじること、できたという経験をさせること。
できた場合は褒めるなど、肯定的に評価する。それが、子供のやる気につながる。自立を促す。
・笑顔や、褒められることは、脳にとっては、金銭や食べ物などの物理的報酬と同じ効果がある。
・肥満は認知機能を阻害する。
・バランスの取れた食事。好き嫌いを止めると賢くなる。
・食事は、よく噛んで飲み込むこと。主食はご飯で決まりだ。
・脳にとって、睡眠明けは、飢餓状態に等しい。だからこそ、朝食が大事。
・寝る子は育つ。一夜漬けは逆効果。睡眠による記憶の定着が期待できないからだ。
・外で体を動かす習慣をつける。
・子供が話を聞いてほしいときは、しっかり話を聞いてあげよう。
食卓での団らんで、コミュニケーションを密に。
先ずは、みんなでご飯を美味しく食べることから、家族のコミュニケーションの回復を始めよう。
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Posted by ブクログ
脳トレの川島教授が監修した「読書」の本ということで、興味津々で購入。
子供向けにも、同じような本を書いていたはず。
以前読んだ記憶がある。
内容は、以前読んだものの内容+理由や補足といったところがたくさん。復習と、より深い勉強ができた。
気がする。
読み聞かせをする大人側の脳の働きは、新しい発見。
お姉ちゃんお兄ちゃんが、より小さい子に読み聞かせするのも、たぶん、同じように良いことなんだろうな。
見ててかわいいし。
これ系の本を読んでいつも思うのが、
「信じたいけど本当かな」。
同じ人間を二人にして実験することができない以上、「本を読んだらアタマ良くなりますよ」は、統計からしか語れないから。
(統計だって立派な根拠だけど)
もともと読み聞かせしたり本が身近にある家は、遺伝的に頭いいのかもしれない。
なんてイジワルを考えちゃう。
でも、「じゃあ意味ねぇから本なんてイラネ」とゼロにしてしまうのは、余りにもったいない。
可能性がある以上、読書はした方がいいよね。
楽しく。 -
Posted by ブクログ
スマホを何のために使うか?
その目的と理由を「しっかり」考えて、スマホを使うのが、
より良い人生を実現する上で大切なことだと思いました。
少し、大げさな表現ですが。。。。
なぜなら、私は今、スマホを大した目的もなく、
使っていて、視点を変えれば、「使わせられている」からです。
この著作では、スマホの使用時間と学力高低には、明確な相関関係が認められていると指摘しています。
つまり、スマホを使用すれば、すればするほど(使用する時間が長ければ、長いほど)、
学力を測る指標の一つである数学や国語の成績が下がるということです。
もちろん、この結果知っても、「そんなの当たり前だろ」です。
興味深いのが、スマホの使用時間がある一定数を超えると、
仮に2時間、家で勉強しても、
その効果が点数に反映されず、「勉強した時間の効果が消えている」、
可能性をこの著作(仙台市で行われた教育調査)で指摘しています。
これは、スマホの使用時間の増加が青少年少女の脳に多大なる負荷を掛けていて、
記憶をつかさどる海馬が何がしかの形で「反応」していることかもしれません。
もちろん、ここでいう「反応」は悪い方の「反応」で、
スマホを使ったことで、学んだことが身についていない現象が生まれているということです。
例えば、現代は、当たり前のように中高生が大量のメッセージをライン上でしていますが(アメリカの統計では1日に平均110回SNSを通してテキストメッセージを送っている)、
その行為が脳にどれぐらい負担をかけていて、その影響が学習にどう及ぼしているのは、
はっきりとわかっていません。良い影響なら良いのですが、たぶんそうではないでしょう。
分かっていることは、SNSを操作している時は、脳は大して働いていないということです。
その一方で、脳の一部の機能に多大なる負荷を掛けている可能性がある。
言い換えると、全然、仕事をしないで、朝から晩まで、ぼっっと会社にいて、
「あああ、疲れた」と言って、帰宅する、どうしょうもないサラリーマンに似ている状況かもしれません。
こういう人材は、真っ先にクビを整理対象になります。
話しを戻し、個人的に思うのは、SNSのテキストベースのやりとり、写真や動画の絶え間ないやりとりは、
脳に多大なる負担をかけるというか、ダメージを与えているんじゃないかと思います。
川島博士も、それらの行為が、脳の健全な発育を阻害している可能性があるかもしれないと、
危惧しています。仮に因果関係があることがわかっても、社会的に封鎖されるか、
そういう研究の不備を、あらゆるスマホ関連企業が指摘し、つぶされるでしょう。
タバコと全く同じです(タバコは、有害が社会的に認知されるまで80年以上を要しました)。
現に、SNSではないですが、それよりも遥かに「はまる」と言われるオンラインゲームは、
その中毒者とそうでない健常者の脳を比較してみた場合、中毒者の脳が変形していることが、
明らかにされています(これも、ほとんど話題になっていませんが)。
特に判断をつかさどる前頭前野が正常に育っていないとされています。
スマホは本当に便利な道具です。
あらゆる娯楽を私たちに、提供してくれています(多くは実質無料です)。
それは、とても面白い経験であり、役立つものです。
より良い便利な生活をする上で、スマホは、なくてはならないのになっています。
しかし、ある見方では、あまりに、「はある」ものであり、スマホに依存し、
私たちの貴重な時間を奪うだけではなく、カラダやメンタルまで、多大なる影響を与える恐れがあるものです。
この本を読んで、スマホの使用時間を毎日1時間未満(仕事や勉強で使う以外)にし、
学習時間(勉強・資格取得など)を2時間以上とることが、青少年・少女の学力を維持、発展するための必要条件で、また、成人にも非常にあてはまる人生の最適化戦略になると思いました。 -
Posted by ブクログ
本書では,東北大学の教授である著者が,仙台市の小中学生7万人を5年間追跡調査した結果をもとに,スマホを利用することによる学力への影響や,健常児の言語知能や脳発達への悪影響について論じています。
スマホ使用時間,使用するアプリの種類や数,睡眠時間や家庭学習時間との関係…様々な角度から,スマホ使用のデメリットが整理されています。
私自身,毎日かなりの時間スマホをいじっています。
ですので,この本で語られていることは正直あまり知りたくないことである反面,もうすぐ1歳になる息子のことを思うと,事実を認識して付き合い方を考え直さねばならないのだろうな,と思わされました。
「それでも、あなたはスマホ等を使いますか? それでもあなたは、自分のお子さんにスマホ等を持たせますか?」(p.73)
この問いかけにスッと答えられるように,情報を得て,きちんと考えねばと思わされる一冊です。
(でも「情報を得る」のにまたスマホを使いそう…)
本館2階学習室(新書)/ 080 Sh 0924
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