川島隆太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入。スマホやタブレット端末を使用する時間が増えている私ですが、この本を読むことで少しでも新しいきっかけを掴みたい。そんな思いで購入。
【概要】
・「脳トレ」ゲームの監修をした脳研究の第一人者が、脳科学の視点から読書が脳に与える影響とは何かを紐解く
・スマホやタブレット端末の多用から脳を守れ
【感想】
・読書が脳に与える影響を分かりやすく解説した一冊でした。
・読書したい気持ちは常にあるけど、気付いたら余暇の時間はスマホで動画やSNSをチェックする毎日ですが、なんとか変えたい。本書によれば読書は「脳の全身運動」とのこと。筋トレのように目に見える結果がすぐには出てこずとも、確実に進化していると信じて、これからも楽しく脳の筋トレ(読書)をしていきたいと思います。
・本書では、読書の効用をより際立たせるため、スマホ多用が脳に与える悪影響についても多く触れていると感じました。著者も本文で触れている通り、ICTはいまの私たちの暮らしには必要不可欠です。スマホは便利で生活を豊かにしてくれる魔法の機械でもあります。スマホ=脳に悪しではなく、スマホの多用が与える影響をわたしたち自身が理解した上で、スマホに使われるのではなく、よき使い手になれればと思います。その意味でも、本書はスマホと向きあう際の気づきを与えてくれる一冊です。
【刺さったポイント(感想含む)】
■継続的な読書は脳の基礎力を上げる
・読書は脳の全身運動とのこと。読書により脳の「背外側前頭前野(思考の脳)」と「背内側前頭前野(こころの脳)」が鍛えられる。
・どうやら、小説や新聞記事など活字中心の読み物のほうが、漫画や雑誌などイラスト中心のものよりも脳の活動がより活発になるそう。イラスト中心だと文字⇄イラストの行き来が頻繁に行われ注意が様々な方向に移る「スイッチング」により脳の活動が活発化しないのだとか。
■紙vs電子どちらかと言えば、、?
・本書では紙ベースでの読書を、より推奨しています。紙でも電子でも読書による脳の活動それ自体に大きな差はないが、”読書”という行為に特化すると、マルチパーパスに設計されている電子では途中に通知やメッセージにより気が散るなど、読書することに悪影響が出るため等の見解が研究者の間ではあるようです。他にも読み返しやメモのしやすさの観点で紙が優位と本書では記載ありましたが、その点、個人的にはあまり差はないと思っています。
■本の読み聞かせにより、親の子育てストレス削減に繋がる
・やや一足飛びな感じがしますが、どうやら効果はあるようです。
・読み聞かせにより脳の活動が最も強く働く箇所はどこだと思いますか。それは、言語系ではなく、辺縁系(感情や情動に関わる脳、こころの脳)との研究結果があるようです。辺縁系の活動が活発することで、親子での脳活動が同期し愛着関係が強化される。それにより、家庭が子どもにとっての緊急避難基地(ストレス減少・解消の場)となることで、結果的に泣いたり騒いだりなどの子どもの問題行動が減る一要因になるそうです。子どもが喜び、親にも良い影響があるのであれば、読み聞かせは積極的にしていきたいです。
■スマホ多用の恐怖
・本書において、読書の効用を相対的に上げるトピックのひとつです。以下に気になった項目を一挙に記載します。
①スマホ使用時は脳活動が下がる(脳が疲れないから)
・スマホ使用時には思考の脳(背外側前頭前野)の活動が抑制される。一点を見つめてボーッとしているよりも活動が低下するとのことです。いつまでもショート動画やSNSを見続けることができ、気づけば想定よりも時間経っていた経験は誰しもあると思いましたがそのカラクリはここにあるようです。
②スマホなどの多用は学力に悪影響を及ぼす
・必要以上に多く使用する場合に悪影響があるのは想像の通りと思いますが、ここではスマホ自体が学力に悪影響を及ぼすと言われています。著者グループが行った研究では、スマホ使用多いがその分学習時間が多い場合、たとえ学習目的でスマホなどを使用していた場合でも、短時間の学習&スマホなど使用時間が短い生徒の方が学力が高いという結果もこれまでの研究のひとつでは出ている。
・スマホから子どもを守るため、スマホ多用のリスクを知ることと使い方のルール作りが求められる。
■読書の意義を自分のなかに見出す(わたしの感想を大いに含みます)
・趣味・仕事・娯楽など目的は様々ですが、読書を通して、作者とそして自分の内面と会話する。読書により思考を深め、心を豊かにすることができる。
・インターネットは早くて大量の情報に触れられる。一方で読書は遅くて、1冊の情報量はネットと比べて少ない。だけれども、読書(脳の全体運動)により、考える基礎能力を付け、他に応用ができると思います。触れて終わりの情報ではなく、触れて感じて頭に残り、実となることに真の価値があると考えます。 -
Posted by ブクログ
見出しの通り読書の有用性が沢山書かれてはいるけれど、半分くらいはスマホ・タブレットがいかに脳に悪影響を与えるかということだった。
私も読書大好きだし、勉強するにも紙派ではあるけれど、かなり過激で偏った意見なんじゃないかなと感じる部分が正直あったので個人的には⭐︎3にさせてもらった。
最後に映画には想像の余地がないというようなことが書かれていたけれど、個人的には原作を読んで映画もみればそのような表現の仕方があるのかというような新たな発見もあったり、自分には想像できなかった表現を見れたりして、その作品についてより深く考えたり感想をもつことができるきっかけになるのではと思う。
もちろん映像やスマホ・タブレットの使いすぎは良くないとは思うけれど、読書と併用して上手く活用したらより想像力がついてくるのではないかという視点ももう少しあってもいいのかななんて思ったりしました。 -
Posted by ブクログ
本書には、下記のようなスマホの弊害が書かれている。
●子どもはスマホを使用すると脳が発達しない
●スマホ・オンライン活動が認知症のリスクを高める
●対面コミュニケーションとは違い、オンラインコミュニケーションでは、脳活動が同期しない(脳活動のリズムが揃わない)
これらのことは、現代を生きる私たちにとって極めて重要なことであるが、これ以上踏み込まない。ここでは、本書の監修者である川島隆太氏が、本書の約2か月後に出した、『スマホ依存が脳を傷つける デジタルドラッグの罠』(宝島社、2023年)と比較をしてみたい。
この2冊は、ほぼ同じ内容である。好事家でない限り、2冊とも読む必要はないだろう。
内容は同じでも、違う点はある。『スマホ依存が脳を傷つける』は端的に書かれ、要点だけをうまくまとめている。さすが、本を書きなれているだけあると思わせる筆致である。
一方で本書、『スマホはどこまで脳を壊すか』は、実験の背景や過程は詳しく書かれているが、冗長と思える箇所も少なくない。分量も多い。脱オンライン体験では、著者と彼女とのデートを書いている。題材選びも、まだ若い(甘い)と感じた。
著者の榊氏は1989年生まれだ。著者より若い読者であれば、本書でもいいのかもしれない。著者より年上なら、川島氏の方がお勧めだ。年齢にかかわらず、要点だけをつかみたいのであれば、川島氏の『スマホ依存が脳を傷つける』の方がわかりやすく、断然お勧めである。 -
Posted by ブクログ
スマホ脳を読んですぐあとにこちらも読んだ。なぜ良く無いのか、なぜこんなに取り憑かれたように使ってしまうのかはスマホ脳で読んだので、申し訳ないけれど、どうしたら辞められるのかを中心にして読んだ。
まずはどれくらい使ってるのか知る。
スマホ以外でもできることはスマホ以外でする。
LINEなどは時間を決めてまとめて返信する。
それだけで辞めれたら苦労しないと正直思うけれど、要は脳をだますしかない。私には必要がないものだと自分の意思で決める。
私まだ3日目だけど、子供と約束した手前スマホのスクリーンタイムを1時間にして、それ以外は玄関に置くことにした。出かける時もカバンの小さいポケットに入れて出さない。
3日で3冊本が読めて、朝も10分くらい余裕ができた。
嬉しい〜!でもこれいつまで続くかなー。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなかなか言葉が出てこないのは、脳の情報処理能力の低下が原因。
早口ことばを声に出して早く読むと脳が活発に働く。
早口ことばを1分間、毎日できる限り早く読む。
本を見ながら1回言う、次に本を閉じて暗唱、5~7個くらいまで増やす。物忘れ改善になる。
うまく言えなくても認知症予防や記憶力、滑舌向上に効果がある。
カウンティングテスト=1から120まで数字を数える。何秒で言えるか。理系の大学生は25秒以下、60~70代は40~50秒。上達度を見るテストになる。
早寝早起き、規則正しい食事、毎日の運動、とセットにすると脳機能に効果が高まる。
ルーティンばかりの生活は脳にマイナス、好奇心を持ち刺激を与える。
指を動かすのはいいが、編み物のような慣れたものはあまり活性化されない。 -
Posted by ブクログ
文末の言葉「専門家は森を見て木を見ない、そして統計学は万能ではない」が印象に残った。情報過多で信じるべきは過去と今の自分を知ることだ、と言うこと。老化(身体的な機能が崩れだす)は誰にでもやって来る、早いか遅いか、世の平均とか基準を気にする事なく自分の体調を理解し自分なりの習慣から脳トレ、運動、食事を楽しむことが最良だと感じた。
・平均寿命:男性81歳、女性87歳(男性世界5位、女性世界1位)
・健康寿命:男性73歳、女性75歳(定義「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」男性は平均寿命から8.73年引く、女性は12.06年とある)日本での最大健康リスク要因は高血圧、喫煙、高血糖、高LDLコルステロール、肥満の順