【感想・ネタバレ】本を読むだけで脳は若返るのレビュー

あらすじ

●脳が活性化する最良の方法は「読書」「音読」だった! ●子どもから高齢者まで、全世代で脳機能が改善・回復! ●今こそスマホを捨て、本を読もう――「脳トレ」監修者が断言! 今や生活必需品となったスマホ・タブレット。しかし、それらを頻繁に使用する子どもは学力が低く、脳の発達に遅れが見られるという調査結果も出ているという。その代わりに「読書」「音読」こそが脳を活性化すると著者は語る。しかも認知症の改善、創造性の向上など、年齢にかかわらず効果あり! 本書では「読書が脳に与える驚きのメリット」を著者の研究からわかりやすく解説。今こそスマホを捨てて、本を読もう!

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Posted by ブクログ

読んでいる途中ですが、個人的にめちゃくちゃ面白く感じました。
まず読みやすく、データがあることでより説得力が増す。私は本を読む時、紙派ですごく納得したし、読んだ時に脳トレになってると思いながら楽しく読み進んでいます。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

タイトルの根拠となる実験が多数紹介されており、信ぴょう性があった。また、テレビやDVDではなくなぜスマホやタブレットが脳に悪影響なのかを知ることができた。特に子どもたちの脳を守るためにも、デジタルを避けて読書を勧めたいなと思った。

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2025年07月13日

Posted by ブクログ

普段そこまで触ってないけど、改めてスマホから距離を置こうと思った。
(スマホ脳を読んだ時と同じような感想をもった)
そして読書を楽しんで続けていこうとも思った。

子供を育てるときのスマホの活用については考えさせられるデータが満載だった。

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2025年04月29日

Posted by ブクログ


川島 隆太(かわしま・りゅうた)
東北大学教授・医学博士。1959年、千葉県生まれ。東北大学医学部卒業後、同大学院医学研究科修了。スウェーデン王国カロリンスカ研究所客員研究員、東北大学加齢医学研究所助手、同専任講師を経て、現在、同大学加齢医学研究所教授、スマート・エイジング学際重点研究センター教授

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2025年04月05日

Posted by ブクログ

非常に面白かった。一気に読みきった。著者は大学教授でもあり、任天堂 DSソフト「脳トレ」監修でも知られた脳科学者。その著者が、読書と脳の関係、読書の方法論、読み聞かせ、スマートフォンやタブレットの学校教育への導入の是非を論じている。

読書は脳の全身運動である。

第1章のこのタイトルが、この本の肝だ。前半は読書が脳に与える影響を、様々な角度から分析を試みている。電子書籍より紙媒体の方が良いこと、音読をすることで更に脳が活性化すること、読書習慣のある子供は学力が高いこと、読み聞かせの効果などを、日頃の研究から得られた膨大なデータと分析で明らかにしている。

後半では、スマートフォンの恐怖ということで、スマホのデメリットを上げている。個人的には、この後半部分が非常に面白かった。子供だけじゃなく大人にも言えるのだが、スマートフォンを操作している時は脳活動が下がっていることを明らかにし、警鐘をならしている。集中力がつかないと言うことになるのだろうか?電子媒体より紙ベースで読み書きした方が、能力と脳力のアップに繋がることを例示している。

スマートフォン普及前から、脳との関係を分析研究してきた著者ならではの視点が随所にあり、とても参考になった。

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2024年11月20日

Posted by ブクログ

読書が脳に良い影響があるという話なのですが、
後半のスマホやタブレットの悪影響の方が驚きました。

スマホ中は脳が活動せず、ボーッとしている時よりも低下しているとは...
子供の学力にも悪影響で、これからはタブレットで教育と言われている中、上手く使わないとマズいと思いました(^◇^;)

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2024年11月10日

Posted by ブクログ

スマホやタブレットがいかに脳の発達に悪影響なのか。読書がいかに脳の成長に素晴らしい影響があるのか。根拠のあるデータに基づいて説明がされているので、説得力がある。今後の子ども達の未来にとっても重大な内容なので、教育に携わる人には読んでもらい、教育現場での参考資料にしてほしいと思う。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ

これからを生きる我が子と、少し認知が落ち始めている父親と、両方に伝えたい内容盛りだくさん。

読書の力ってすごいなー!!

読書習慣が脳の発達や成績に与える影響を
統計も付けて説明してくれているので、とても説得力がある。

読み聞かせで「こころの脳」が育つ。寝る前の絵本は続けたいと思ったな〜。
あとはスマホ、子どもといるときは放っておこう!!

説得力があって、「実践してみよう!」と思わせてくれる1冊でした。

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2024年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【読者は脳の全身運動である】

◎とても読みやすい
・本を読むだけで脳全体が活性化する
・音読で脳機能が向上する
同じ1つの情報でも脳の観点からいえば、目から入ってくる情報、自分の口や喉を動かすときに使う情報、音として再び耳に入ってくる情報があり、二重三重に脳を使う。
・本の読み聞かせは1回10分、週3日だけで効果あり
◎AI時代だからこそ、あえて読書を

【感想】
ボーッとしているときよりも脳活動が下がる。
らしいです、怖すぎる。でも身に覚えがありすぎる。長時間のネットサーフィンで何も得てない虚しさ、なーんにも覚えていない。
また長時間スマホに向き合っていられるのは、脳が疲れないから、疲れるのは目だけというのも納得。読者は脳を使っているのか、やはり疲れる。

子どもの読み聞かせについては、大いに実感。
第2子に多読、読み聞かせを毎日行っており、明らかに言語の伸びがいい、よく話す、通じる!発達シートで確認しても明らか。
(特性があった第1子にも読み聞かせはしていた)

著者からのことば、「読書を捨てるということは、人を捨てるということではないか」肝に銘じます。

ちなみに著者が監修した脳トレゲーム、持っていますが確かにトレーニングとして絶妙です。オススメ!

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2025年04月28日

Posted by ブクログ

著者は「脳トレ」のゲームソフト開発で有名脳科学者の川島隆太氏。

活動している人間の脳に装置をつけて、脳の活動量を計測することができる。本書では黙読や音読、読み聞かせ、学習を目的としたコンテンツ動画視聴中の脳の活動状況を説明している。

通常の黙読では背外側前頭前野(思考脳:記憶、学習、理解、推理、判断力、感情抑制)の血流が増加し活性化。

次に、音読。音読は黙読と比べると、かなり広範囲にわたって脳の血流量が増加する。目から入ってくる情報、口や喉から入ってくる情報、音として入ってくる情報等、扱っている情報が多いため、脳の中でもたくさんの箇所が活性化している。

親子の読み聞かせはどうか。予想としては親も子供も言語や聴覚を扱う部分の血流が増加しそう。
だけど、結果は親は内外側前頭前野(心の脳:他者の気持ちの読み取り、場の空気をよむ、表情の読み取り)が一番強く活動量として反応していた。
一方子どもは、辺縁系(原始的な脳、情動や感情の処理)が一番強く反応していることがわかった。
つまり、読み聞かせは親については子どもとのコミュニケーション。子どもにとっては親の言葉を聞きながら、ドキドキハラハラしながら感情をゆさぶられるもの。こころとこころのふれあいそのもののなのだ。脳波も親と子供と同期しているそう。素敵ですね。

子どもの読み聞かせ量が増えることで、子どもの問題行動が減っていくこともわかっている。全くやらないよりは、少しでもやった方がよい。週3回、1日10分でも効果が出るというのが研究の結論。


最後に、スマホ、テレビゲーム、学習にかかわるコンテンツ動画を見ているときの脳の活動について。
これらの時の脳は、活動しているというよりも、
逆に活動が抑制されていることがわかっている。
背外側前頭前野の「思考脳」の活動が低下。
これはマッサージを受けている時の脳の状態と一緒。ただただリラックスしているだけ。
ちなみに学習中は「思考脳」が活動していないと学習効果が出ていないと判断されるらしいが、
学習にかかわるコンテンツ動画を見ているときでさえ、「思考脳」が全く働いていないことがわかっている。

脳を使っていないのは体を動かさないのと同じ。
子どもが成長期に運動しなければ発達しないように、脳もまたうまく発達できない。
そして、大人も脳をしっかりと動かしていかなけば、脳の老化が加速する一方である。

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2025年03月17日

Posted by ブクログ

そうなんだろうなと思う内容から、ちょっと本当かなと思う内容まで。実験でそういう結果が出るいるようだから本当なんだろうな。本を読むだけで脳は活性化する(黙読よりも音読のほうが有効)、デジタルよりも紙の方が良い(読み返しできるとか)読み聞かせは親にとっても子にとってもGood、スマホをあまり使わない子の方が成績が良い、AIを使いこなす言語力を身につけるために読書は有効。

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2025年01月13日

Posted by ブクログ

読書は脳の全身運動
 前原政之さんから。
 かのNintendo DSの脳トレを作った張本人。東北大学の脳科学研究の最新の知見を踏まえて、読書が脳を活性化させると報告してゐる。

 驚くべきはその効果について。
 読書するしないの違ひだけで、子供の成績に有意に差が出た。さらに音読するだけで、記憶力は増加、認知症も改善、勉強の前に2分音読するだけで集中力も高まる。それらが具体的なデータとして提出されてゐる。いいことづくめだ。

 しかも、マンガを読んでも特にいい効果はなく(ただし発達障害の子供にたいしては、社会性においてプラスの効果があるとのこと)、スマホ・ゲームにいたっては脳をほぼ使はないリラックス状態にさせるため、活性化も何もなく、むしろ大脳が成長しないといふ恐しさだ。
 親子の読み聞かせも、絵本を通じて共感性を育むが、映像だとさうはいかない。演劇の方がいいといふ。

 もはや勉強しようと考えている人はおしなべて読書・音読すべし。でなければ、目の前の獲物をみすみすドブに棄ててると同じで、目が節穴のハニワでしかない。

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2024年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本を読むこと と 脳の発達 について
エビデンスを示しながら書かれていて納得感があった。
逆に、スマホやタブレットが脳に与える影響についても因果関係があり、さらに調査を進めると、スマホやタブレットを使用しすぎることで脳の発達を阻害するということがわかった。
なんとなくそうなんだろうな
という感覚はおそらく誰もが持っているが
エビデンスを示してくれているので読みやすかった。
子供のスマホやタブレット使用についてもかかれており、GIGAスクール構想で小学生からタブレットを使って勉強をしているようだが、その影響が気になるところである。
また、「本を読む」行為も、タブレットか紙か選択肢があるが、タブレットで読んだ内容は記憶に残りにくいという結果も出ていた。

自分は本は紙を選んでしまうが、これは記憶を定着させるために、知らぬ間に脳が選んでるのかもしれない。

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2024年01月01日

Posted by ブクログ


私たちが新しい発想をするとき、脳の中では知識の記憶と言語の力が使われるということです。
頭の中では、言葉を転がすことによって世の中にない新しい発想を生み出していたのです。

子供たちが読書を習慣化すると、子供たちと脳、特に左半球の白質の発達を促すことができるということです。また、その結果として、少なくとも認知力の一部である学力を押し上げることにつながるということです。

勉強をする前に2分間だけ音読をしてみてください。脳の準備運動になり、その後の学習で脳が全力で働けるような状態になります。集中力が増し、学習スピードが上がるので、学習の効果が自然に上がっていきます。

読み聞かせは単なる読書ではなく、親については、心のコミュニケーションを求めていて、子どもについては、親の言葉を聞きながら、ドキドキしたりハラハラしたりしながら情動や、感情を揺さぶられるという読書なのです。読み聞かせという読書は心と心の触れ合いの場を作る活動だと言えるでしょう。

スマートフォンの使用時間を減らし、読書の時間を確保することが、私たちの脳、とりわけ子どもの脳を守ると考えています。

スマホ、タブレットを毎日のように長時間使っている子どもたちは、脳の発達が抑制され、学習しても学力を高めることができない。

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2023年12月26日

Posted by ブクログ

読書について

読書習慣と生活リズムの話。
読書とアクティブ ブレイン クラブ。
読み聞かせは心と心の触れ合いの場

この三つは勉強になった。

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2024年03月14日

Posted by ブクログ

主に後半は子供に与える読書の効果やスマホが与える脳への悪影響について詳しく解説されています。
大人についても認知症が改善した研究や
文庫本一冊読むだけでビジネスパーソンの創造性が高まること、音読の効能など著書が実際に研究したデータをもとにわかりやすく書かれています。
大人の効能としてもう少し違った角度からの
考察を期待していました。

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2024年02月08日

Posted by ブクログ

読書は思索の幅を広げるとあった。反対にスマホやタブレットでは想像力は育たないそうだ。うちの子どもはタブレットでユーチューブばかり見ているが、大丈夫だろうかと心配になった。スマホやタブレットは上手に取り入れて、脳の休憩としてみたい。音読や読み聞かせは心の発達にとてもよく効くらしい。早速今日から始めたいと思った。

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2024年02月01日

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