桜井美奈のレビュー一覧

  • 私が先生を殺した

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    とても読みやすく、一気読みでした。
    色んな生徒の視点で一つのことが描かれていくのですが、その人の立場、考え方で全然違うものになるよなー、だから小説は面白い!

    読後はスッキリすることはなく、なんか、モヤっと…それでも、私の中に何かしら残してくれたので⭐︎4
    学校の先生は、大変だと、改めて感じます。
    いい先生、とはなんだ。
    そして、学生の頃にしか感じられないであろう、あの狭い世界での独特の空気感。友達関係、進路。
    自分たちが今世の中の中心だと疑いもせず、恥ずかしがりもせず当たり前のように思っていた学生時代…
    ズルい大人たち…

    苦しいなぁ


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    2024年12月05日
  • 私が先生を殺した

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    全校生徒が集まっていた避難訓練中に、人気教師奥澤が飛び降り自殺をした。教室の黒板には「私が先生を殺した」と書かれていた。
    誰が先生を殺したのか…
    奥澤に関係する生徒四人とと奥澤本人の話
    真面目でいることがつらくなる話
    指定校推薦の内側こんなだったのか…と疑ってしまう
    フィクションだよね?

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    2024年11月23日
  • 私が先生を殺した

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    私が奥澤先生の立場だったら、真実を知った時どういう行動を取っただろうか。
    真相の半分は気づけたけど、もう半分は予想外だった。
    終わり方はあっさり目で少し残念だったけど、読みやすくて面白かった。

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    2024年11月22日
  • 私が先生を殺した

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    ある高校で人気の先生がトラブルに巻き込まれていく物語。生徒視点のエピソードもあり、どういう結末に向かっていくのか?タイトルの意味とは?誰かを守るためとはいえ、その行動は正しいと言えるのだろうか?と考えながら読み進めていった。複雑さもなく読みやすい文章だった。最後は「そういうことか~」といった結末。。
    多くの本から感じることだが「人の評価というものは視る人によって変わる」と改めて認識した。

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    2024年11月21日
  • 私、死体と結婚します

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    ネタバレ

    叙述ではないので時系列がきれいで、文章も読みやすいのでサクサク読めて気持ちいいです。
    なんかいろいろ、最初に感じた違和感って大事だなと思いました。あと、わりと登場人物がやさしいです。確かに事件は起きていますが、その前に読んだくわがきあゆさんの2作と比べると全体的にとても善良な世界です。
    この作者のほかの本も読んでみたくなりました。

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    2024年10月20日
  • 居酒屋すずめ 迷い鳥たちの学校

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    ベタな展開ではあるけど、ベタらしく安心の読みやすさ、そして読後感も◎。

    初読みからすぐの2作目でしたが、また読みたいと思える作家さんです。

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    2024年08月29日
  • 私、死体と結婚します

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    婚姻届を提出する予定だった日の朝、帰宅すると婚約者が死んでいたー。

    不穏な場面から始まるストーリー、読み進めていく中でのふとした違和感。
    最終章で伏線回収され、スッキリしましたが何ともやり切れない。
    でも、エピローグで少しホッとしました。

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    2024年06月07日
  • 相続人はいっしょに暮らしてください

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    遺産相続したいなあ。そういう当てはないけど。
    いろんなこと想像しながら読み進められた。

    秘密を抱えた遺言執行人のおばさん。男依存症のおばさん。人としてどうかしてる父親をもち、自分の意思を諦めた高校生。親との確執に縛られたおじさん。それと愛想のない猫。
    個性豊かな四人と一匹の同居生活がさまざまな困難を経て人を優しくしていく。
    これ、ドラマか映画にしたら面白そう!おばさんとおじさんのやりとりがコミカルで笑えそう。

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    2024年01月18日
  • 私が先生を殺した

    購入済み

    登場人物の視点ごとに物語が進み、最後に一つの真実に繋がるといった感じで、読みやすくおもしろかったです。
    この作者さんの他の作品も読んでみたくなりました。

    #ダーク

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    2023年12月19日
  • マンガハウス!

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    あなたには『夢』があるでしょうか?

    かなり漠然とした質問から始まった本日のレビュー。さて、いかがでしょう。私たちは、さまざまな希望を胸に生きています。大きくなったら○○になりたい!そんな『夢』を誰もが幼い頃に抱いたことがあると思います。しかし、現実は容易くありません。自分があることに秀でていると思っていても、上には上がいる、さらにその上がいる、大人への階段を上がっていくということはそんな現実を受け入れていくことであるとも言えます。

    とは言え、『夢』というものは諦めたらそれまでのことです。どんなに手を伸ばしても届かない『夢』であっても、諦めないで最後まで追い求め続けた人が勝つ、一方でそんな側

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    2023年11月22日
  • 幻想列車 上野駅18番線

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    あなたには、『忘れたい』ことがありますか?

    毎日を生きるということは失敗と成功の繰り返しであるとも言えます。朝、決まった時間に起きて、身支度をして、決まった時間に家を出て、決まった時間の電車に乗る…ある意味パターン化された日常ではあるのかもしれませんが、それは俯瞰して見れば予定していた通りに一日を過ごせたということも意味します。それは、本来喜ぶべきことですが、そんなことにいちいち喜ぶ人もいないと思います。一方で、寝坊した、家を出るのが遅れた、いつもの電車に乗り遅れた…ということは間違いなく大失態…として認識されると思います。そして、前者は記憶から消え去るのに対して後者は冷や冷やした記憶とし

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    2023年11月20日
  • 幻想列車 上野駅18番線

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    もし本当に記憶を1つ消してくれるって言ったら
    きっと皆の中にも忘れたい記憶はあると思う。
    その記憶と向き合って乗り越えていくのか
    忘れてしまって楽になるのかは人それぞれだと思う

    記憶って人を凄く幸せにもしてくれる物だけど
    時には記憶に縛られて苦しむこともあると思う
    それぞれ自分なりの答えを見つけられるといいね。

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    2023年06月12日
  • 塀の中の美容室

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    「井の中の蛙、大海を知らず」に続きがあるなんて知りませんでした。
    「井の中の蛙、大海を知らず。されど空の青さを知る。」とても素敵な言葉だと思いました。
    お話全体ももちろん面白かったですが、、 この言葉を知れただけでもこの本を読んでよかったと思います。

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    2023年04月17日
  • 相続人はいっしょに暮らしてください

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    つい最近、『殺した夫が帰ってきました』を読んだばかり。全然違う。こちらは温かい。色々事情のある人々が集まってきているが、最後には“家族”を考えさせてくれる。婚姻届けを出せば、家族にはなれる。血は繋がっていなくとも、遠い親戚でも一緒に住めば家族と呼んでいいのではないか。遺産相続、働かずに舞い込むお金はどう扱えばいいのか、しっかり考えた上で受け取らなくては。

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    2023年03月18日
  • 相続人はいっしょに暮らしてください

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    猫が好きで猫があまりにも可愛かった。
    正直それだけで手に取った本でした。

    まさかあの、殺した夫が。。。の作者の方とは
    気づきませんでした。
    その作品は読ませて頂き、とっても
    面白くて印象に残っています。
    その作者さんだと読む前に知って
    急に興奮!笑

    そしたらもう〜!面白い!

    全てのキャラクターが憎ったらしいのに
    愛くるしい。

    続編が読みたいです!

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    2022年11月12日
  • さようならまでの3分間

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    ブク友様のレビューを見て手に取った1冊。
    最後の"仲直りの時間"が泣けた。

    自分の死後、自分が死んだことを受け入れられない、または強い未練があると"ゲート"をくぐることができない。
    自分の死を受け入れられず、交通整理人にされてしまった主人公のF。
    同じようにゲートをくぐれない人達に"戻りたい3分間はないですか"と4人の人を担当する。

    3分間だけ実体に戻れる。
    でも事実が変わるようなことはできない。

    登場する4人それぞれ全然違うテイストでとても良かった。
    もっと読みたかったなあ…良い意味で物足りない。
    もっと読みたい。

    もし、私

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    2022年11月02日
  • 居酒屋すずめ 迷い鳥たちの学校

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    全体的に優しく、心ほっこりするストーリー。
    フリースクール開設からそこに集まった生徒個々の物語から。
    それぞれ困難に向かいつつも新たな道を切り開く。
    前向きにさせてくれる気持ちになりました。
    最後の章は少し分かり辛いものもあったけど。
    いい作品でした。

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    2022年10月10日
  • きじかくしの庭

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    高校時代の三年間、あなたはそこにどんな時代を過ごしたでしょうか?

    十代の青春、さまざまなことが見えてきたことで、それまでにはなかった思いに悩み、苦しみ、それでいて、まだまだ未来にさまざまな可能性を見ることができる高校時代。そんな時代を過ぎ去ったあなたはそこに何を見たのでしょうか?

    そんな場所には、同じ時代を共に駆け抜けた人たちがいたはずです。今も連絡を取り合う仲間たち。その一方で今の自分にとってかけがえのない一言をくれた、かけがえのない転機をくれた、そんな先生もいたと思います。私たちが長い人生を生きる中では、そんな高校時代は一瞬で、そんな先生との出会いも一瞬のことでした。

    では一方で、視

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    2022年09月28日
  • さようならまでの3分間

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    あなたは、『自分が戻りたい、やり直したい過去へ、三分間だけ戻れる』という条件を提示されたとしたら、どんな瞬間を選ぶでしょうか?

    人の世を生きていくというのは思った以上に大変です。綿密に計画を練ったとしてもそれが思った通りに進む保証はありません。受験、就職、そして結婚といった人生の大きな節目だけでなく、私たちは日々の生活において、後悔の連続の中に、それでも前を向いて一日一日を生きていると思います。そんな中で私たちは、後悔を取り返すために次の一手を模索します。これは人として当然のことだと思います。試合に負けたとしたら、次こそは勝つぞ!、ケンカをしたとしたら、なんとかして仲直りをするぞ!、そんな

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    2022年09月26日
  • 幻想列車 上野駅18番線

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    本当に過去を忘れてもいいのか?
    色々と考えさせられる。
    感動と哀しみ…。人生それぞれ。
    短編連作全て面白かった!

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    2022年07月30日